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【B】推理RPGで【BADエンド】を『ギリ回避する』ルートは突然の警察官登場ある説

一樹は、辛いですか?

一樹は、辛いと思われていますか?

一樹は、困難ですか?

一樹は、困難と思われていますか?

・・・・ガシャーン!!!!! ドン。。。。。


幾度となく繰り返される【ただの暴力】


 「やめて!!!」と、弱々しく力ない声。

そう何度も何度も殴られ、

何度も突き飛ばされるが

それでも言葉だけの、ささやかな抵抗。


 「ゲホッッ ゲホッッ。。。ウッーーー」と、


唸る呻き!!!!


そう、、、これは現実。誠一の妻であり、

一樹の母 朋子ともこが、

お腹をかばい苦しく咳込む姿!台所で起きている惨劇!


それを、茶の間から震えながら、

ただ見ている事しか出来ない 

小学校2年生 一樹(8歳)

父親の余りの狂気に満ちた迫力と暴力を目の当たりにしての恐怖で、

声も出ないし動けない!!

俯きしゃがみ込んでる状態での朋子の懇願!!!


 「お願い。やめて・・・あなた」 


 「お前はそうやって、俺を追い込むのか!!!」


 「お前をこんなに愛してるのに!!!!!!」


「私は、ただ、あなたがした借金60万円の使い道を

 教えてって言ってるだけです」


 朋子は泣きはしていないもの、声は弱々しく、恐怖で震えている。


 「・・・・・・・・ッ」


 「お前ーーー!!ぶっ殺すぞ」


誠一は台所にあった包丁を取り、朋子の首根っこを左手で掴み、

上半身だけ無理やりお越し右手にある包丁の刃先を、

喉に付くか付かないかの距離で構え、

今にでも包丁で喉を切る勢いの時、


 「お父さん、やめて・・・・・・・」 


僅か8歳子供が、短い人生の時間の中で、

出した事のない勇気を振り絞って

恐怖と向き合い泣きながら何とか声にする


 「お父さん、やめて・・・・・・・」


2回目に言った時、誠一は一樹に狂気の目で睨みつけ


 「よく、見ておけ!!一樹」


狂気に叫びながら


「一樹ーーーーッ!!!

 私は朋子を愛している。だから、殺すんだ!」と


口角を上げ笑いながら、叫ぶ誠一!!!!


その時、『ドン:ドン:ドン』と玄関ドアを叩く音。。。


 「警察です。五十里いかりさん。どうかされましたか?」


『ドン:ドン』 さっきより、あきらかに強く叩かれる玄関ドア


 『五十里いかりさん!!!!』


 『五十里いかりさん!!!!』

*

**

***

****

*****

******

「・・・・・・・・・・・ウッ」

最悪の目覚めだ。。。。。本当に最悪!


二日酔いではない!!そもそも、昨夜は吞んでない???多分????

((オジサンという生物は、時々、アルコールのプールに

                   ダイブする生き物なのです))


あの時の現場の臭い、、、

強烈に【酒くさいニオイの空気】の感じ・・・

子どもでは耐え難い臭いニオイ・・・

そんな空気感すら再現されてるような・・・・嗅覚まで刺激する夢


本当に今、思い出しても胸くそ悪い!!!!

嗚咽が止まらない!!!!

しかも、あまりにも詳細でリアルな夢!!!

いや、もうこれは映像だな・・・

何の質の悪いバイオレンス映画かよ!!! 

昔、レンタルビデオ店全盛期に店内入口に置いてある

格安セール品のラックに

もうレンタルされる事が無いだろうと思われる、

見たことも聞いた事も無い

タイトルの映画ビデオが販売されていて、しかも200円位・・・

安いってだけの理由で買って見てストーリー性もなく、

ただ暴力シーンを

つなぎ合わせたクソつまらない映像を

見せられた時の虚無感に似ている。

「時間返せよ!!!!」と思わずにはいられない。

まぁこの場合、

自分で買ってるから自己責任なんだが・・・・・


あの後の結末がどうなったかは、

自身子供であった為、詳細は分からない。

でも、あまりにもの大声と、人が暴れてる音で近所の方が警察に

通報してくれたのだろう。


「もう38歳だぜ・・・30年も前のことを・・・・俺は・・・

 ・・・・・・俺は忘れられないのか??」


この手の【センセーショナルな彼】と絡む夢を見るのは、

今まで生きて来て

1度や2度ではない。ほぼ定期的に見る。

勿論、年齢を重ねその回数は

減少傾向だが、少なくても年に数回は見る。

自分の体調や精神的な状態で、

その回数は不定期と言う事なのだろう。

それほどまでに、幼少期に体験するにはショッキングな出来事なんだ。


「忘れられる??? フッーー(笑)! そんな訳ないか!」


「なんせ、あんな事、1度だけじゃないし。」


「ここから始まったと言っても過言じゃないし。」


「終わらせる?つもりもないし。」


そうなのだ!!!!

これは序章。プロローグにすぎない・・・と思う・・・


彼は、朋子と一樹を【支配】する方法の一つを見つけたに過ぎない・・・と思う

((オジサンという生物は、

         意外とサスペンス・バイオレンス的なのは苦手です))

一樹は、辛いです。

一樹は、辛いと思われてます。

一樹は、困難でした。

一樹は、困難と思われてました。


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