【 J1.1】推理RPGでストリートがやっと進んでも、サブストーリーの影響が出て推理が停滞する説
『かず』は異性と付き合いたいですか?
『かず』にとって異性と付き合う意味はなんですか?
『かず』は親に何を望みますか?
『かず』には親はどう見えますか?
若葉台小学校は夏休みの期間、
月曜日から金曜日まで図書室が9時~4時まで
解放される。校庭も同様だ。
図書室解放と校庭解放の2か所学校施設の
開放になる。
これは、行政が児童に勉学と運動に励む環境を提供するとの
考えからなった。
運営は夏休みに小学校教諭が当番で来て監督をすると言う事に
なってる。
実際の利用状況は・・・
校庭解放がメインで校庭で遊ぶ児童の監督だ。
図書室で、読書や勉強や宿題をする児童は殆どいない。
それと学校施設で空調機が
設置されてるのは、職員室・校長室・保健室・図書室だ。
夏休みにエアコンの効いた教室を無料で利用できる
実は穴場スポットなのだ。
以外に周知されていない。
しかも、小学校教諭は校庭解放の監督がメインになり」
図書室には、最初だけ鍵を開けに来るだけで・・・後は殆ど来ない・・・
当然、午後1時過ぎの図書室には・・・・・・二人しかいない!
「♡♡♡『かずくん』涼しいね♡♡♡』」
「でしょう?人も来ないからかな?」
「♡♡♡『かずくん』と二人きりで、宿題なんて、ドキドキ♡キャハ♡♡♡」
「はい・はい⤵⤵」
「♡♡♡また、スル~~~♡だ♡♡♡」
「いいから!」
一樹は学校の図書室解放を利用するには理由がある。
親に対して、夏休み遊んでばかりで少しは勉強しなさいと
言われ難くなる。
当然だ。学校の図書室に行って勉強するのだ。
遊んでるとはならない。
言えないのだ!しかも、ここはかなり重要で、
本当は遊びに行っていて、
学校の図書室に行ってると嘘をついてると思われない。
何故ならば・・・・
帰りに本を借りて帰れば、証拠になる。
実際に読む必要はない。
読んでもいいのだが・・・そう言ったポーズが必要なのだ。
なんせ母親に信じられていないのだ。
一樹はあの入院事件以来、
コツコツと信じて貰える様に実績を積み上げてる。
まだ、5日しか学校に来ていないが、効果は上々だ。
次には、実際、夏に自分の部屋で勉強や宿題は暑くてやってられない!
一樹の部屋にエアコンは無い!
ここは快適なのである。涼しいから捗るのだ。
茶の間にエアコンはあるが、母親は家のお金の事があるのだろう⁈
電気代の事で
あまりエアコンを運転させない!ほとんど扇風機だ。
仮にエアコンを入れてくれても、そばに母親がいては集中出来ない。
実際ここに来るようになって、
宿題のペースは上がり8月半ばだが、終わってる。
それと・・・
学校だクラスメートと図書室にいる事は不自然でない!それが
女の子でもだ・・・公園やお店、児童館などでは、やはり周りの目が気になる。
しかも、男子女子なら尚更だ。今はまだ噂にはなりたくない。
ここなら、ほとんど誰も来ない、内緒の話をするには最高なのだ!!!
「♡♡♡『かずくん』って、本当に頭がいいよね~こう言う事には♡♡♡」
「そこは、【も】!な」「♡♡♡怒らないの~♡~キャハ♡♡♡」
一樹がおじさん・おばさんの家で倒れたのが、8月初旬で・・・・
病院から退院して帰宅後、暫くは家でおとなしくしていた。
勿論夏休みの
宿題や勉強していたが・・・五十里家ではやはり暑くて集中出来ずにいた。
そんな時、学校からの夏休みの案内プリントの中に、図書室の利用案内を
見つけたのだ。
それを見た一樹が母親朋子に、学校の図書室で宿題をさせてくれない?と
頼んだ。
「エアコン付けてくれる?」と言う母親朋子との言い合いはなくなる。
しかも、五十里家のお財布にはメリットしかない。
エアコンの電気代が掛からない‼
勿論、宿題と勉強をお願いしてさせてもらうのだから・・・
親として、断る理由がない。
ついでに、【本も読みたい】のおまけ付きである。
久しぶりに、機嫌の良い母親朋子の姿を見た気がする。
でも・・・図書室で【偶然】クラスメートに会う確率も当然あるわけで・・・
母親朋子が買い物に出かけて、いない間に、『ミキちゃん』に電話して
最近、学校の図書室で宿題や勉強してるから一緒にどう?って誘った見た
それに、『ヒデ』と『あやのちゃん』の事の相談の続きもってのもある。
一緒に遊ぶではなく、宿題や勉強の方が『ミキちゃん』にとっても、
メリットしかない。『恵美ちゃん』も快く送り出してくれるはずだ!!
しかも・・・ちまたでは、頭のいい五十里君なのだ。問題ない。
「宿題はどれくらい?進んでいるの?」
「♡♡♡ん~国語は終わってる♡♡♡」
「♡♡♡理科は後、少しで、社会は戦国時代の武将を調べて年表にまとめる
だけかな~、でも・・・算数が!!!計算問題のドリルは終わってるけど、
文章問題が全部残ってる!!!・・・キャハ♡♡♡」
「でも・・まぁまぁ出来てるじゃん!」「♡♡♡まぁ~~ね♡♡♡」
「♡♡♡『かずくん』は?」
「終わってる!!!」
「♡♡♡えっ⁈マジ?♡♡♡」
驚きと尊敬の眼差しを向けられる・・・・・
「ほら、退院してから、3日間おとなしく家にいて宿題やってたけど、
俺の部屋エアコンないから暑くてやってらんなくてさ~・・・
夏休みに図書室解放見つけてさ~もう6日目だけど涼しくて、集中出来て、
はかどってね・・・・・終わっちった」
「♡♡♡いい~な~♡♡♡」
「夏休み、後、2週間くらいだからいいペースだと思うよ」
「♡♡♡本当は私もいい感じに、進んでると思ったけど、算数の文章問題に
思いっ切りつまずいて・・全然分からなくて、『ななちゃん』に教わる
つもりだったけど・・・部活のバスケさぁ~夏の最後の大会勝ち進んでいて
忙しくて難しいの♡♡♡」
「でも、勝ち進んでるって凄いよ、ホントに!!」
《そっか~『ミキちゃん』にはお姉ちゃんと言う切り札があるのか!!!》
「羨ましいな~俺一人っ子だからさ~そう言うの憧れるよ、本当に!!」
「♡♡♡面倒くさい事も多いよ♡♡♡」
「♡♡♡ところで~~~~~?♡♡♡」
「何?」
「♡♡♡この大変困難に直面してる幼気な美少女に、算数の文章問題の答えを
見せてくれる♡紳士はいないかしら?『か・ず・く・ん』♡♡♡」
「いない‼と思う!!!」
「♡♡♡ホントに?♡♡♡」
「いない‼」
「♡♡♡・・・に?♡♡♡」
「そもそも、幼気な美少女はそんな事言わない!!」
「♡♡♡・・!美少女♡キャハ♡♡♡」
「そこだけ切り取らない!!!」
「写しただけじゃ~その場はいいけど⁈『ミキちゃん』の為にならない!!!」
「♡♡♡・・・・に?♡♡♡」
「一緒に考えて上げるから、頑張ろう⁈」
「♡♡♡ホントに?♡♡♡」
「うん!」
一樹は、2人きりの図書室で算数の文章問題を手助けしてる・・・そして2時間
40問ある問題の内、17問は出来た。それも、ヒント出しまくりの、
正解を導くための誘導だ。
問題17
Sサイズのカップに200mLのジュースが入っています。
SサイズとLサイズのカップに入っているジュースの体積の比は5:8です。
Lサイズのカップに入っているジュースは何mLですか?
「♡♡♡Lサイズのカップに入っているジュースの体積は・・・♡♡♡」
「どう考えればいい?」「♡♡♡ん・・・・・・!♡♡♡」
「♡♡♡Lサイズのカップに200mLしか入れないと少なく感じる♡♡♡」
「そうかもしれないが⁈Lサイズのカップの方が多くないとだめだよね」
「♡♡♡お金払っていたら、損だよね~♡♡♡」
「そうかもしれないが⁈」
「Sサイズのカップに入っているジュースの体積を?」
「♡♡♡・・・・!1とすればいいんだ!!!」
「もう、正解はすぐそこだよ」
「♡♡♡Sサイズのカップを1として8/5にあたるから。。。。。。
200 × 8/5= 320(mL)♡♡♡」
「正解!!!やれば、出来るじゃん!」
「♡♡♡出来た!!!でも、Lサイズのカップ多すぎない?♡♡♡」
「そこは、問題だから~~~今日は、ここまでにしようか⁈」
「♡♡♡うん♡♡♡」
「あと、2日もあれば終わるよ、後半の問題は少し難しけど・・・」
「♡♡♡『かずくん』って、本当に頭がいいよね~♡♡♡」「・・・・」
「♡♡♡説明が分かりやすいんだもん!!『ななちゃん』より分かりやすいし
問題を解く方法より、問題の意味を教えてくれるから、計算式が
出やすいんだもん!!『ななちゃん』は解き方を教えてくれるけど・・・
同じ様な問題が出ても、応用が利かないんだよね⁈だから・・・♡♡♡」
「要はどう考える?って事で、ヒントは問題文の中にあるって事なんだよ!
でも・・・1次方程式を使えば、もっと簡単に解く事が出来るんだよ‼」
「♡♡♡・・!何それ⁈ズルい!!私にも教えて~『かずくん』?♡♡♡」
「いいけど~中学で習う事だよ。それでも・・あっ!やっぱダメ!!」
「♡♡♡何で~いいじゃん⁈『かずくん』のケチ♡・・・♡♡♡」
「いやね~前に小学4年生の時に、分数までしか習ってなかったのに、
分数の問題を小数点でテストに書いたら、全部バツで、0点だったんだ、
だから、その時習ってる知識でやらないと、間違えと同じになるんだ!!
「♡♡♡ふ~ん・・何か遠回りして、買い物行く見たい⁈♡♡♡」
「遠回りして、買い物?」
「♡♡♡だって!買う物が決まってるのに、わざわざ遠回りして店に行って
買うのと同じじゃない?ね『かずくん』そう思わない?♡♡♡」
「ハハ~遠回りね~『ミキちゃん』らしいね~」
「♡♡♡あっ『かずくん』!!バカにしてるでしょう?~♡♡♡」
「♡♡♡考え方が女の子らしいって言うか・・・なんかアホ?」
「♡♡♡やっぱり~バカにしてる♡♡♡」
「ハハハ!」
「そんな事ないよ、そういう言う考え方もあるのか?って
感心してるんだよ」
「俺にはその考え方は、無いからさぁ~」
「♡♡♡何で?♡♡♡」
「問題を作ってる人がどう考えてこの問題を作ったのか?考えるのが
多分好きなんだよね!!だから、
『ミキちゃん』の言う遠回りは苦にならない
と言うより楽しい?・・・」
「♡♡♡・・・『かずくん』って、勉強はドMの変態だね♡キャハ♡♡♡」
「・・!変態って・・・でも、ドMは当たってるかも!!⤵⤵・・・
難しい問題ほで燃えてるくるのは確か・・・かも⤵⤵」
「♡♡♡ドMの『かずくん』キャハ♡♡♡」
「だから~切り取らない!!!違う意味になる‼」
「♡♡♡テへ♡♡♡」
『ミキちゃん』は宿題をバックにかたずけてトイレに行った。
一樹は図書室から今日借りて行く本を本棚から選んでる。
まぁ学校の図書室に来た証拠の為だから、何でもいいのだが、
この間借りた本を母親朋子がみて、
一樹こんなの読んでるの?と不思議
がられたのだ。
太宰治著作【人間失格】だ。
小学生には多分早いのだろう⁈しかし図書室に
あるのだからしょうがない。一樹も読んで見たもの、
「恥の多い生涯を送って来ました。」なんて、小学生から見たら・・・
ただの【いかれた大人】の人の話だ・・・・そんな事で
ある程度、小学6年生が読みそうな本を探している・・・・・
「今日はこれにするか」
手にしたのは、【夏の庭 The Friends】新潮文庫から出版されてる、作者は
湯本 香樹実のだ。日本児童文学者協会新人賞受賞作品だ。前にクラス担任の
【正義】先生に国語の授業の時、機会があったら読んで見ろと言われた作品だ。
「これなら大丈夫だろう⁈」 急に後ろから
「♡♡♡わっ!!!!♡♡♡」
「!ビックリした~!!!」
「♡♡♡これ!私も読んだよ~面白かったよ♡♡♡」
「♡♡♡あのね~この本の・・・♡♡♡」
「ネタバレはやめてくれ!!」
「♡♡♡ん!!ごめん。ごめん。♡♡♡」
「♡♡♡でも、お薦めだよ。先生が言ってたくらいだから~♡♡♡」
「うん。読んで見る。」
でも・・今日の本題は、『ヒデ』と『あやのちゃん』の事の相談だ。二人きりの
図書室だが、一樹が顔を近づけ、耳元で・・・・・・・話す。
「♡♡♡・・!えっ♡何⁈それ~~もう一人の自分って♡♡♡」
更に、耳元で・・・・・秋ヶ瀬橋での事を・・・・・・話す。
「♡♡♡・・・♡♡キャ♡キャ♡キャハ♡♡♡」
「♡♡♡なん~だ!!!それって・・・・・・・・・・・・・・・・♡♡♡」
((オジサンは知ってます。『かず』がこれから色々な人と出会って・・・!
オジサンは知ってます。『かず』がこれから色々な本と出合って・・・!
オジサンは知ってます。『かず』がこれから人間的に大人なる事を!))
『かず』は可能性を感じてます。ただ・・・
『かず』は分かって来てます。ただ・・・
『かず』は今に至る理由はがあるはず。考察中だけど・・・
『かず』にはまだ・・・・分かりません




