表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/123

【 J1.1】推理RPGでストリートがやっと進んでも、サブストーリーの影響が出て推理が停滞する説

『かず』は異性と付き合いたいですか?

『かず』にとって異性と付き合う意味はなんですか?

『かず』は親に何を望みますか?

『かず』には親はどう見えますか?

若葉台小学校は夏休みの期間、

月曜日から金曜日まで図書室が9時~4時まで

解放される。校庭も同様だ。

図書室解放と校庭解放の2か所学校施設の

開放になる。

これは、行政が児童に勉学と運動に励む環境を提供するとの

考えからなった。

運営は夏休みに小学校教諭が当番で来て監督をすると言う事に

なってる。

実際の利用状況は・・・

校庭解放がメインで校庭で遊ぶ児童の監督だ。

図書室で、読書や勉強や宿題をする児童は殆どいない。

それと学校施設で空調機が

設置されてるのは、職員室・校長室・保健室・図書室だ。

夏休みにエアコンの効いた教室を無料で利用できる

実は穴場スポットなのだ。

以外に周知されていない。

しかも、小学校教諭は校庭解放の監督がメインになり」

図書室には、最初だけ鍵を開けに来るだけで・・・後は殆ど来ない・・・

当然、午後1時過ぎの図書室には・・・・・・二人しかいない!

「♡♡♡『かずくん』涼しいね♡♡♡』」

「でしょう?人も来ないからかな?」

「♡♡♡『かずくん』と二人きりで、宿題なんて、ドキドキ♡キャハ♡♡♡」

「はい・はい⤵⤵」

「♡♡♡また、スル~~~♡だ♡♡♡」

「いいから!」

一樹は学校の図書室解放を利用するには理由がある。

親に対して、夏休み遊んでばかりで少しは勉強しなさいと

言われ難くなる。

当然だ。学校の図書室に行って勉強するのだ。

遊んでるとはならない。

言えないのだ!しかも、ここはかなり重要で、

本当は遊びに行っていて、

学校の図書室に行ってると嘘をついてると思われない。

何故ならば・・・・

帰りに本を借りて帰れば、証拠になる。

実際に読む必要はない。

読んでもいいのだが・・・そう言ったポーズが必要なのだ。

なんせ母親に信じられていないのだ。

一樹はあの入院事件以来、

コツコツと信じて貰える様に実績を積み上げてる。

まだ、5日しか学校に来ていないが、効果は上々だ。

次には、実際、夏に自分の部屋で勉強や宿題は暑くてやってられない!

一樹の部屋にエアコンは無い!

ここは快適なのである。涼しいから捗るのだ。

茶の間にエアコンはあるが、母親は家のお金の事があるのだろう⁈

電気代の事で

あまりエアコンを運転させない!ほとんど扇風機だ。

仮にエアコンを入れてくれても、そばに母親がいては集中出来ない。

実際ここに来るようになって、

宿題のペースは上がり8月半ばだが、終わってる。

それと・・・

学校だクラスメートと図書室にいる事は不自然でない!それが

女の子でもだ・・・公園やお店、児童館などでは、やはり周りの目が気になる。

しかも、男子女子なら尚更だ。今はまだ噂にはなりたくない。

ここなら、ほとんど誰も来ない、内緒の話をするには最高なのだ!!!


「♡♡♡『かずくん』って、本当に頭がいいよね~こう言う事には♡♡♡」

「そこは、【も】!な」「♡♡♡怒らないの~♡~キャハ♡♡♡」


一樹がおじさん・おばさんの家で倒れたのが、8月初旬で・・・・

病院から退院して帰宅後、暫くは家でおとなしくしていた。

勿論夏休みの

宿題や勉強していたが・・・五十里家ではやはり暑くて集中出来ずにいた。

そんな時、学校からの夏休みの案内プリントの中に、図書室の利用案内を

見つけたのだ。

それを見た一樹が母親朋子に、学校の図書室で宿題をさせてくれない?と 

頼んだ。

「エアコン付けてくれる?」と言う母親朋子との言い合いはなくなる。

しかも、五十里家のお財布にはメリットしかない。

エアコンの電気代が掛からない‼

勿論、宿題と勉強をお願いしてさせてもらうのだから・・・

親として、断る理由がない。

ついでに、【本も読みたい】のおまけ付きである。

久しぶりに、機嫌の良い母親朋子の姿を見た気がする。


でも・・・図書室で【偶然】クラスメートに会う確率も当然あるわけで・・・


母親朋子が買い物に出かけて、いない間に、『ミキちゃん』に電話して

最近、学校の図書室で宿題や勉強してるから一緒にどう?って誘った見た

それに、『ヒデ』と『あやのちゃん』の事の相談の続きもってのもある。

一緒に遊ぶではなく、宿題や勉強の方が『ミキちゃん』にとっても、

メリットしかない。『恵美ちゃん』も快く送り出してくれるはずだ!!

しかも・・・ちまたでは、頭のいい五十里君なのだ。問題ない。


「宿題はどれくらい?進んでいるの?」

「♡♡♡ん~国語は終わってる♡♡♡」

「♡♡♡理科は後、少しで、社会は戦国時代の武将を調べて年表にまとめる

 だけかな~、でも・・・算数が!!!計算問題のドリルは終わってるけど、  

 文章問題が全部残ってる!!!・・・キャハ♡♡♡」

「でも・・まぁまぁ出来てるじゃん!」「♡♡♡まぁ~~ね♡♡♡」

「♡♡♡『かずくん』は?」

「終わってる!!!」

「♡♡♡えっ⁈マジ?♡♡♡」

驚きと尊敬の眼差しを向けられる・・・・・

「ほら、退院してから、3日間おとなしく家にいて宿題やってたけど、

 俺の部屋エアコンないから暑くてやってらんなくてさ~・・・

 夏休みに図書室解放見つけてさ~もう6日目だけど涼しくて、集中出来て、

 はかどってね・・・・・終わっちった」

「♡♡♡いい~な~♡♡♡」

「夏休み、後、2週間くらいだからいいペースだと思うよ」

「♡♡♡本当は私もいい感じに、進んでると思ったけど、算数の文章問題に

 思いっ切りつまずいて・・全然分からなくて、『ななちゃん』に教わる

 つもりだったけど・・・部活のバスケさぁ~夏の最後の大会勝ち進んでいて

 忙しくて難しいの♡♡♡」

「でも、勝ち進んでるって凄いよ、ホントに!!」


《そっか~『ミキちゃん』にはお姉ちゃんと言う切り札があるのか!!!》


「羨ましいな~俺一人っ子だからさ~そう言うの憧れるよ、本当に!!」

「♡♡♡面倒くさい事も多いよ♡♡♡」

「♡♡♡ところで~~~~~?♡♡♡」

「何?」

「♡♡♡この大変困難に直面してる幼気な美少女に、算数の文章問題の答えを

 見せてくれる♡紳士はいないかしら?『か・ず・く・ん』♡♡♡」

「いない‼と思う!!!」

「♡♡♡ホントに?♡♡♡」

「いない‼」

「♡♡♡・・・に?♡♡♡」

「そもそも、幼気な美少女はそんな事言わない!!」

「♡♡♡・・!美少女♡キャハ♡♡♡」

「そこだけ切り取らない!!!」

「写しただけじゃ~その場はいいけど⁈『ミキちゃん』の為にならない!!!」

「♡♡♡・・・・に?♡♡♡」

「一緒に考えて上げるから、頑張ろう⁈」

「♡♡♡ホントに?♡♡♡」

「うん!」

一樹は、2人きりの図書室で算数の文章問題を手助けしてる・・・そして2時間

40問ある問題の内、17問は出来た。それも、ヒント出しまくりの、

正解を導くための誘導だ。


問題17

Sサイズのカップに200mLのジュースが入っています。

SサイズとLサイズのカップに入っているジュースの体積の比は5:8です。

Lサイズのカップに入っているジュースは何mLですか?

 

 「♡♡♡Lサイズのカップに入っているジュースの体積は・・・♡♡♡」

 「どう考えればいい?」「♡♡♡ん・・・・・・!♡♡♡」

 「♡♡♡Lサイズのカップに200mLしか入れないと少なく感じる♡♡♡」

 「そうかもしれないが⁈Lサイズのカップの方が多くないとだめだよね」

 「♡♡♡お金払っていたら、損だよね~♡♡♡」

 「そうかもしれないが⁈」

 「Sサイズのカップに入っているジュースの体積を?」

 「♡♡♡・・・・!1とすればいいんだ!!!」

 「もう、正解はすぐそこだよ」

 「♡♡♡Sサイズのカップを1として8/5にあたるから。。。。。。

  200 × 8/5= 320(mL)♡♡♡」

 「正解!!!やれば、出来るじゃん!」 

 「♡♡♡出来た!!!でも、Lサイズのカップ多すぎない?♡♡♡」

 「そこは、問題だから~~~今日は、ここまでにしようか⁈」

 「♡♡♡うん♡♡♡」

 「あと、2日もあれば終わるよ、後半の問題は少し難しけど・・・」

 「♡♡♡『かずくん』って、本当に頭がいいよね~♡♡♡」「・・・・」

 「♡♡♡説明が分かりやすいんだもん!!『ななちゃん』より分かりやすいし

  問題を解く方法より、問題の意味を教えてくれるから、計算式が

  出やすいんだもん!!『ななちゃん』は解き方を教えてくれるけど・・・

  同じ様な問題が出ても、応用が利かないんだよね⁈だから・・・♡♡♡」

 「要はどう考える?って事で、ヒントは問題文の中にあるって事なんだよ!

  でも・・・1次方程式を使えば、もっと簡単に解く事が出来るんだよ‼」

 「♡♡♡・・!何それ⁈ズルい!!私にも教えて~『かずくん』?♡♡♡」

 「いいけど~中学で習う事だよ。それでも・・あっ!やっぱダメ!!」

 「♡♡♡何で~いいじゃん⁈『かずくん』のケチ♡・・・♡♡♡」

 「いやね~前に小学4年生の時に、分数までしか習ってなかったのに、

  分数の問題を小数点でテストに書いたら、全部バツで、0点だったんだ、

  だから、その時習ってる知識でやらないと、間違えと同じになるんだ!!

 「♡♡♡ふ~ん・・何か遠回りして、買い物行く見たい⁈♡♡♡」

 「遠回りして、買い物?」

 「♡♡♡だって!買う物が決まってるのに、わざわざ遠回りして店に行って

  買うのと同じじゃない?ね『かずくん』そう思わない?♡♡♡」

 「ハハ~遠回りね~『ミキちゃん』らしいね~」

 「♡♡♡あっ『かずくん』!!バカにしてるでしょう?~♡♡♡」

 「♡♡♡考え方が女の子らしいって言うか・・・なんかアホ?」

 「♡♡♡やっぱり~バカにしてる♡♡♡」

 「ハハハ!」

 「そんな事ないよ、そういう言う考え方もあるのか?って

  感心してるんだよ」

 「俺にはその考え方は、無いからさぁ~」

 「♡♡♡何で?♡♡♡」

 「問題を作ってる人がどう考えてこの問題を作ったのか?考えるのが

  多分好きなんだよね!!だから、

 『ミキちゃん』の言う遠回りは苦にならない

  と言うより楽しい?・・・」

 「♡♡♡・・・『かずくん』って、勉強はドMの変態だね♡キャハ♡♡♡」

 「・・!変態って・・・でも、ドMは当たってるかも!!⤵⤵・・・

  難しい問題ほで燃えてるくるのは確か・・・かも⤵⤵」

 「♡♡♡ドMの『かずくん』キャハ♡♡♡」

 「だから~切り取らない!!!違う意味になる‼」

 「♡♡♡テへ♡♡♡」 

   

『ミキちゃん』は宿題をバックにかたずけてトイレに行った。

一樹は図書室から今日借りて行く本を本棚から選んでる。

まぁ学校の図書室に来た証拠の為だから、何でもいいのだが、

この間借りた本を母親朋子がみて、

一樹こんなの読んでるの?と不思議

がられたのだ。

太宰治著作【人間失格】だ。

小学生には多分早いのだろう⁈しかし図書室に

あるのだからしょうがない。一樹も読んで見たもの、

「恥の多い生涯を送って来ました。」なんて、小学生から見たら・・・

ただの【いかれた大人】の人の話だ・・・・そんな事で

ある程度、小学6年生が読みそうな本を探している・・・・・

  「今日はこれにするか」

手にしたのは、【夏の庭 The Friends】新潮文庫から出版されてる、作者は

湯本 香樹実のだ。日本児童文学者協会新人賞受賞作品だ。前にクラス担任の

【正義】先生に国語の授業の時、機会があったら読んで見ろと言われた作品だ。

 「これなら大丈夫だろう⁈」  急に後ろから

 「♡♡♡わっ!!!!♡♡♡」

 「!ビックリした~!!!」

 「♡♡♡これ!私も読んだよ~面白かったよ♡♡♡」

 「♡♡♡あのね~この本の・・・♡♡♡」 

 「ネタバレはやめてくれ!!」 

 「♡♡♡ん!!ごめん。ごめん。♡♡♡」

 「♡♡♡でも、お薦めだよ。先生が言ってたくらいだから~♡♡♡」

 「うん。読んで見る。」

でも・・今日の本題は、『ヒデ』と『あやのちゃん』の事の相談だ。二人きりの

図書室だが、一樹が顔を近づけ、耳元で・・・・・・・話す。

 「♡♡♡・・!えっ♡何⁈それ~~もう一人の自分って♡♡♡」

更に、耳元で・・・・・秋ヶ瀬橋での事を・・・・・・話す。

 「♡♡♡・・・♡♡キャ♡キャ♡キャハ♡♡♡」

 「♡♡♡なん~だ!!!それって・・・・・・・・・・・・・・・・♡♡♡」


((オジサンは知ってます。『かず』がこれから色々な人と出会って・・・!

  オジサンは知ってます。『かず』がこれから色々な本と出合って・・・!

  オジサンは知ってます。『かず』がこれから人間的に大人なる事を!)) 

『かず』は可能性を感じてます。ただ・・・

『かず』は分かって来てます。ただ・・・

『かず』は今に至る理由はがあるはず。考察中だけど・・・

『かず』にはまだ・・・・分かりません

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ