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【 I 1.5】推理RPGでストリートが進まないのは、出会っていない人が2人いる説

『かず』にとっての優しさとは何ですか?

『かず』には優しさは必要ですか?

『かず』は親に何を望みますか?

『かず』には親はどう見えますか?

『ミキちゃん』の顔の凄く近く・・・耳元で・・・・

『ヒデ』に聞こえない様に

 「今回の事が、終わったら・・・二人で♡・・・」

 「♡♡♡えっ♡・・・!♡♡♡」

 「花火見に行かない♡?」

 「♡♡♡・・・!えっ♡えっ♡えっ♡~~~♡♡♡」


秋ヶ瀬橋で『ミキちゃん』と『ヒデ』と別れ際に・・・・・伝えた。

今の一樹の想いを、具体的に伝えた・・・・・・

おじさん・おばさんの家に帰る道中の

【荒川サイクリングロード】は

今度は、向い風だ!!!アゲンストの風は、

とにかく自転車が進まない・・・

ギアを軽くして、ケイデンスを上げても・・・兎に角キツイ!

でも、ペダルを回さなければ・・・・

進ことは出来ない・・・

ペダルを回した分しか進まない・・・

きっと【あれ】と一緒なんだ・・・

一樹は自転車で体がキツクなった時は、

よく小さい声であるが・・・歌う!

気を紛らわす為に・・・・キツイ事を感じない様に・・・・今は・・・

一樹の頭の中に自然と流れる音楽・・・・・

「♪気が狂いそう~♪やさしい歌が好きで~

 あ~あ♪あなたにもきかせ・・・」

「♪人は誰でも~♪くじけそうになるもの~あ~あ♪僕だって・・・」

「♪叫ばなければ~♪やりきれない思いを・・・」

「♪ガンバレ!!!」

THE BLUE HEARTSの楽曲『人にやさしく』だった・・・・・・・



農家の朝は早い・・・夜明け共にだ・・・

今朝は、雑草刈りを手伝っている。

おじさんから貰った腕時計⁈には、アラーム機能が付いている。

昨日帰ったら、もう古い物だから、

気に入ってるなら上げると言われた。

普段聞きなれない音なので、気づいて起きれた。

小学生なりの、お世話になった責めてものお返しだ。

一生懸命手伝っていた時

「一樹君・・・今日の事は、何も心配する事はないぞ!」

「・・・・はい」

そうは言っても・・・

悪くないと言う気持ちを、叱られるかもしれない?

と言う心配の気持ちが追い越す。

これは、トラウマなのだろう!!!

悪くないと思ってる事に叱られる事が嫌なのだ・・・・・・本当に!


・・・・・あの?優しいおじさんが・物凄い剣幕で激怒している!!

「なんで?一樹がこの席にいるのですか?」

「子供には、悪い影響よ」「大人の話なのに」

「・・・一樹君が望んだ事だ!!!」「そうなのよ『かーくん』が」

「一樹そうなのか!!」「全くしょうがない子」

「うん!」


「誠一さん‼何でそんなに、子供に手を上げる!!!」

「言って聞き分けのない子には、しょうがないです。しつけです!」

「親に対する反抗の態度も酷いですから!」

「・・!【しつけ】?【一方的な暴力】は【しつけ】とは言わない!!!」

「しかも、酒を飲んでて、酔っぱらってて!!!」

「・・・!」

「なぜ?一樹君が親の言う事を聞かないか考えた事は無いのか!!!」

「・・・!」

「なぜ?一樹君が親に反抗するのか考えた事は無いのか!!!」

「・・・!」

「私の子供ですから、分かります。親子ですから!」

「誠一さん!では、何でか説明して見てくれ!!!」

「・・・!」「これは、ウチの問題ですから!言う必要ありません!」

「それに、子供の言ってる事を信じるのか?」

「誠一さん!あんたって人は・・・あなたのウチだけの問題になってない

 から、今ここにいるのではないのか!!!・・いい加減にしろ!!!」


「朋子さんも朋子さんだ。子供が少ないお小遣いを一生懸命貯めた物を

 取り上げるなどと!!!」

「親として当然の事です。子供の事を見るのは!そんな沢山のお金を持たす

 なんて危ないですから!悪い事に使われたら危ないですから!」

「悪い方に流されるもの」

「一樹はそんな事に使わないって言ってるのだろう?」

「うん」

「親が、朋子さんが、持たせたのでは無い!一樹君が努力して貯めた物だ!!!」

「子供の言ってる事なんて、信じられるわけないですわ」

「・・・!」

「子供のいない人に、子供の親の気持ちは、分からないのよ」

「私達夫婦に確かに子供はいない」

「分かるわけないのよ。子を持つ親の気持ちなんて!」

「子を持つ親の気持ちは分からないかもしれない・・・・・」

「しかし、子供の気持ちは分かる」

「あんた達夫婦は、信じられていない人に、信じなさいと言ってるんだぞ!!!」

「・・・!」

「子供の気持ちなんて!・・・親の言う事を聞いてればいいのよ!」

「朋子さん・・・『かーくん』の気持ちに・・・心に・・・・」

「もう少し寄り添って上げてくれないかしら・・」

「・・・夜・・寝ながら・・・泣いていたのよ・・・・」

「・・・!」

「自分の子供を信じられない親は、その子の親じゃない!!!!!」

「・・・!」「・・・!」

「誠一さん!朋子さん!何で警察に捜索願いなんてしたんだ!!!」 

「親として当然のことです!」「心配ですもの当り前よ!」 

「普通の親は小学生に【出て行け】とは言わない!!!」

「親として当然のことです!」「心配ですもの当り前よ!」 

「自分達が出て行けと言っておいて!!!」

「・・・!」「・・・!」

「二人は一樹君の親で見ていなくてはいけないと、

 言いながら一樹君を

 まったく見ていないではないか!!!・・・

 だから、ここに来た事も

 想像出来なかったのだろう!!!」

「まさか、こんな遠くまで行くとは思わないです」

「そうよ!分からないわ」

「うるさい!!!ーーー本当にいい加減にしろーーー!」

「夜遅くに、真っ暗な荒川の河川敷を一人で、

 自転車でここまで来るしか

 なかった、一樹君の気持ちを考えろって言ってるんだ!!!」

「・・・!」「・・・!」


「あなた達夫婦は、一樹君の親ではあるが、理解者ではないのだな!!!」


バタッ!!!ドスッンーー!  一樹は座布団に座っていたが・・後ろに倒れた!!!


・・・・遠くで『かーくん』大丈夫!大丈夫ってっておばさんが・・・

覚えてるのはここまでだ。

今は・・・・病院のベットの上で横になってる・・

病室の窓から見る外は・・

薄暗い・・夕方・・セミは鳴いてない・・少し蒸し暑い

小学6年生には、

【気力】【体力】とも完全にキャパオーバーだったのだ。

家での【クソども】との揉め事⇒夜の30km自転車走破⇒

友達との約束で15kmライド⇒早朝のお手伝い⇒

【クソども】との話合いと、そして、

おおばさんとおじさん達の優しさにも触れて、

肉体的精神的にぐちゃぐちゃで

処理しきれなく・・ストレス性自律神経失調症の疑いがある様だ。

症状は貧血の立ち眩みと同じ見たいだが・・・

治療は医者によって違うみたいで、

大人なら過労で済まされるのかもしれないが・・なんせ小学生だ。

救急車で運ばれた。おじさんおばさんが住んでる地域で割と

大きな病院見たいだ・・・

救急車を降りる時には、意識が戻ってた。症状は点滴で落ち着いた。

一応検査の為、2~3日の入院になる見たいだ。

救急車に同乗したのは【クソども】だ。

まぁ当然と言えば当然だが・・・・

一樹はおばさん達なら良かったのに、と思っていた・・・・・どうしてか?

救急車内で、【クソども】は

「本当に、この子は弱くてやんなちゃうわ!」

「一樹!自分が悪いんだぞ!」などと、救急車で運ばれてる子供に・・・・


一樹が落ち着いて体は大丈夫な感じになったので、

【クソども】は帰った・・・と言うより、おじさんが帰えらした。

医者から精神的な物も考えられると

言われたからだ・・・・・一樹はホッとしていた。

それに、病室の外で

「朋子さん。これがあなたの言う、親が子供を見てるって事なの?」

「・・・!」

なんて、会話が聞こえてくる・・・・・

明日の午前中には、母親が着替えを持って病院に来るが・・

今は・・話したくない

親の事など、どうでもいい!!!それより・・・公衆電話


【プルルル】ーープル・プル・プルーー【プルルル】ーープル・プル・プルーー

ガチャ・・

 「もしもし。小林ですけども♡」 『ヒデ』のお母さんが出た。

 「もしもし。五十里いかりです。こんばんは、英樹君いますか?」

 「今晩は五十里いかり君・ちょっと待っててね♡」

 「『ヒデ』~~五十里いかり君から電話~」「はーいなのだ!」

 「どうしたのだ?『かず』!・・卒業のサードシーズンか?」

 「実は・・・・・・・・・・」

一樹は【出雲組】のみんなに今の自分の状況を連絡してもらう事にした。

一昨日の夜の、多分家出?扱い事件後の入院だ。

連絡しないで噂で、

心配さてはいけないと思ったので、電話した。

しかも、昨日の今日だ。

また・・・泣かしては『ヒデ』にまた怒られるし

泣かせたくない!!!

自分の体調は大丈夫な事と検査の為2~3日の入院する事と

病院名と場所は連絡した。

「『ミキちゃん』また怒る⁈かな~~」と考えていたが、

・・・・薬と点滴が効いてきたのか?知らずに寝てしまった・・・・


早く寝てしまったからなのか・・・

朝、早くから鳴くセミの声で起きた・・

おばさんは、心配でしょうがないのか、母親と会って会話する事を心配で、

早く来た。一樹が起きて間もなくだ・・・・・

「体調はどう?お腹すいた?良く寝れた?果物持って来たの食べる?」

「・・『かーくん』昨日は頑張ったはね・・おばさん関心しちゃったわ」

「もう~大人見たいだったわよ」

とにかく一樹の事が心配でしょうがない見たいだ。

我が子の様に・・・・

「おばさん・・・心配かけて・・ごめんなさい・・」 

「・・!何~そんな事言わないで!」

「でも~」「おばさん達は『かーくん』の味方なんだから~~」

「大丈夫よ」

「『かーくん』は何も心配しなくて・・いいのよ」「任せておいてね」

午前中に検査が始まった。CTやら脳波やら血液検査やら・・・

その間に母親朋子は来たが検査にに時間が掛かった為、

着替えや保険証など

おばさんに預けて帰った。

大人は小学生見たいに夏休みではない。

家でしてる内職の納期があった為、

帰った。・・・・・子供が入院してるのにだ・・・・

検査が終わったのは午後だ。

おばさんも一樹が病院の昼ごはんを食べるの見て、一旦家に帰った。


一樹の体調は完全に復活してる?と思う・・・

元気だ!!子供の回復力は凄いのだ。

そう言えば、

秋ヶ瀬橋から帰って来て夕食を焼肉屋におじさんおばさんと行った。

「あの焼肉美味かったな~♡」

「俺、焼肉屋なんて初めてだったし」

「ウチはお金ないから~外食なんて

 あまり連れて行って貰えないもんな~」

「あのカルビって言うの美味かったな~」

「後、タン塩!うまいな!」

「牛のベロって言われて、ビックリしたけど・・・」

それもそのはずだ!!!美味しいに決まってる!!!

なんせ、市内最高級店だ。

カルビは飛騨牛のメス牛で 最高A5等級 なのだから!

さっぱりした脂と芳醇な赤身が抜群なのだ。

赤身の旨味が強く、甘みのある脂肪分

とのバランスが絶妙なのだ。

しかも、タン塩は仙台牛のこれもまた

最高A5等級だ。やや厚切りで肉汁が

沢山出てくる。カルビにも負けないくらいだ。


《焼肉店に待合の部屋が個室なんて店!それだけで・・・旨いに決まってる》

((オジサンは知ってますよ~若い時期だけですよ~

 カルビは!!!年齢を重ねると

 油でやられてしまいますよ~お腹が!!!ハラミ最高!タン塩最高!までには、

 まだ先ですよ~それでも、オジサンは「ザブトン」が好きですよ~))


「おじさんとおばさん!俺に気を遣ってるんだろうな~・・」


トイレに行って病室に戻ると・・・見慣れた顔が・・・3人いた・・・・

 「・・・・・!」「♡♡♡・・・!♡♡♡」


((オジサンは知ってます。『かず』が急激に精神的に成長してることを!

  オジサンは知ってます。『かず』が急激に体力的に成長してることを!

  オジサンは知ってます。『かず』が急激に人間的に成長してることを!))  

『かず』は相手を信じる事と感じてます。

『かず』は絶対必要と感じてます。

『かず』は信じて欲しいです。

『かず』は残念な人達です。

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