【H1.4】推理RPGでストリートが進まないのは、出会っていない人がいる説
『かずくん』は、いつまで耐えられますか?
『かずくん』は、いつ爆発しますか?
『かずくん』は、守られていますか?
『かずくん』が、守るのは誰ですか?
流れるプールを『恵美ちゃん』と
自分以外の3人はボートに乗って遊んでる。
もう何週目だろう?
自分の前を通過するのは。通る度に、
『コバっち』『ミキちゃん』『あやのちゃん』が手を振ってくる。
『恵美ちゃん』はボートを押して操ってる。
自身は流れるプールのサイドに
腰をかけて、脚を水面に入れ休憩している・・・・
ボートは3人乗りだ。
交代交代に乗っていた・・・・・・
「・・・・・今日、これてよかった!!!ホントに⁈」フッとため息~~
今日、本当は【父親 誠一】と【母親 朋子】のせいで、来ることが
出来なかった、はずだったのだ。
『・4・人・』で一緒に南武園遊園地のプールに
「♡♡♡みんなで、一緒に行かない?♡♡♡」と『ミキちゃん』に誘われて、
両親に行っていいか確認をする前に、その場で返事をしてしまった。
『コバっち』の家は、
どうも放任主義的に育てらてる感じなのか、
こう言った友達と何処かに遊びに行く事に寛容なのだ。また
家が【小林自動車整備工場】と自動車整備会社を営んでいて、両親とも
忙しくて、子育てにあまり時間が取れない事も影響しているのだろう。
よほどの事でない限り、親からダメとは言われないのだ。
誘われた時、『コバっち』は即答で、自身は本当に行きたかった。
しかも、話の流れが、あの様な友達を助ける内容だったのもあるし、
両親に行っていいか確認しなくてはいけない事は分かっていたが、
【勢いで行く】と言ってしまったのだ。子供の頃はよくある話だ。
しかし、
五十里家はそんなに甘くない。特に【母親 朋子】は、子供に対して
【過干渉】なのだ。一人っ子と言うのもあるのだろう⁈
歳を行ってからの子供言うのもあるのだろう⁈
一樹を自分の一部のように考えて、一樹の意思や思考を尊重せず
コントロールする傾向が強いのだ。
一樹が言った事が【母親 朋子】の自分の考えと沿わないときは、
【そんなくだらない】で終わらせる。
【父親 誠一】と【母親 朋子】は、
一樹が頑張ったことを褒めたりする
事は、ほぼ無かった。学校のテストでも100点を取ってもだ。
98点のテストの結果などは、その2点を失敗をとり上げて、
指摘され、しかられる。
褒めるのが苦手という一面を持ち、失敗を許せない
完璧主義の傾向があることも影響しているのだろう⁈
【母親 朋子】の一樹に対する口癖は、
【悪い方に流されないで】
【くだらない子と付き合ってると流される】
【くだらない子と付き合ってると勉強が出来なくなる】
まぁ、こんな感じだ。
それに、最近、小学校6年生になって、
その傾向は特に強くなってる。
それは、一樹が小学6年生になって間もない、
桜が咲いてる頃に起きた事件が
関わっている。
父親の狂気の【ただの酒臭い暴力】での惨劇で、
一樹が【父親 誠一】に包丁で喉元に突き付けた時に強く反抗した。
しかも、「やれるもんなら、やってみなよ!!!」とだ。
その次の日の朝から、
一樹は【父親 誠一】と【母親 朋子】とは、
必要以上の会話はしなくなった。
「行って来ます」「ただいま」は言わなくなった。
「いただきます」「ごちそうさまでした」はご飯に失礼と言うのもあるが、
それを言わないと、
その態度はなんだ⁈平手でひっぱ叩かれるので、言う様に
していた。勿論、学校であった事も、友達の事も
言わなくなったのだ。【父親 誠一】とは、目も合わせなくなった。
家族3人でテレビを見ている時も、無言だ。
五十里家で小学校2年生から始まった
父親の狂気の【ただの酒臭い暴力】は
年に2回あったのだが、それでも子供だ、
暫くすると、普通に両親と
会話は出来る様になっていたが、流石に小学校6年生の喉元に包丁を
突きつけた事は、容易に受け入れる事は出来なかった。
本当に【父親 誠一】が一樹に対して、
殺意があったかは、計り知れないが、
少なくても、その様な事があった事は、事実だ。事実なのだ。
【母親 朋子】はその事件後、一樹にこう話す。
「お父さんはお酒を飲んでるとしょうがないのよ」
「全部、お酒のせい」
「大人は色々あるのよ。お酒に逃げてるだけ」
一樹には、その言い訳が【父親 誠一】を
受け入れなさいと言ってる見たいで
当然受け入れる事など出来るはずはなかった。
その【母親 朋子】の対応は
「あなたも受け入れなさい」
と説得されてる見たいだったのだ。
一樹の【心のケア】は一切せずにだ!!!
「大丈夫だった?」とかのフォローは、全く無かった。
信用も信頼も無くなくなった
一樹は【父親 誠一】と【母親 朋子】の事が、大っ嫌いになったのだ!
その後、一樹の【心】は変化した。両親と話す時、心の中で・・・・・・
【お母さん】===⇒【クソばばぁ】
【お父さん】===⇒【クソじじい】
と変換する様になった・・・・・・・・・・・
もう、【一樹の心】が、もたなかったのだろう!!!
そうする事で、究極のストレスか逃避していたのと感じる・・・・
自分自身の【心】を保つために、心の自己防衛本能が働いたのだろう・・
そんな家庭環境なのだ。
両親に行っていいか?確認しなくての、行くの判断だ。
ハードルが上がる。
『ミキちゃん』に誘われて家に帰ってから【クソばばぁ】に、
「夏休みに、学校の友達と南武園遊園地のプールに行っていい?」
「そんな遠い所、行ける訳ないじゃない!」
「自転車で行くはずないじゃん」
「じゃーどうやって・・?」
「友達の親が車で連れていってくれるって」
「そんな大事な事、親に連絡してこないなんて!非常識な親ね⁈」
「なんで?そうなる」
「親一人なんでしょ!子供だけ見たいじゃない。子供を見れるわけない」
「悪い方に流されちゃダメ」
「だから、何でプールに行く事が、悪い方になるか?聞いてるんだけど」
「きっと、親がだらしなくて、くだらない人なの」
「その誘ってきた子も、くだらない子なの!」
「それに、その日の勉強はどうするの!」
もう話にならない!! 本当に【クソばばぁ】だ。
「お父さん帰って来たら聞いてみなさい?」
会社から帰って来た、【クソじじい】に、全く同じ質問を
「夏休みに、学校の友達と南武園遊園地のプールに行っていい?」
「・・・・・」
「友達の親が車で連れていってくれるって」
「・・・・・」
「入園料とかは、招待券があるから、お金はかからない」
「・・・・・」
「・・・・・大人は何人行くんだ?」
「一人!」
「一人で子供を見れるわけない!!ダメだ!!!!」
「・・ッ!!!」
「それに、そんな大事な事、なんで親に連絡ないんだ!!」
「・・ッ!!!もう!いいや‼」
「なんだーーーーその親に対する態度は!!!!」 おもいっきり平手!!!
もう話にならない!!
本当に【クソじじい】だ。しかも暴力だ。酒クサイし!
その次の日の朝から、一樹は返事もしなくなった。何を聞かれても
【無視】だ。
あなた方々に教わった対処方法だ。
それから、暫く【無視】してる度に
「その親に対する態度は!!!!」と、
おもいっきり平手でひっぱ叩かれる!の毎日!!!
でも何も言わず【無視】!!!
夕飯も食べさせてもらえない日もあった。
「お前には、ご飯を食べさせない」と
平手でひっぱ叩かれる!でも、
【無視】!!!
そんな事を1週間、【無視】を【クソじじい】と【クソばばぁ】にしてると・・
【クソじじい】が会社から、帰って来た時に、新しい〔海パン〕を
「前に、小さくなったから、新しい〔海パン〕欲しいって言ってただろう」
「・・・・・」
「買って来てやったぞ!」
「・・・・・」
南武園遊園地のプールに行ってはダメなのに、
〔海パン〕だけ渡す神経!
本当に【クソじじい】だ!!!!!!
でも、いよいよ学校では、
『ミキちゃん』「コバっち』『あやのちゃん』と
南武園遊園地のプールの話題が最高潮に盛り上がって来た。
放課後に、誘ってくれた『ミキちゃん』にだけ、
一樹の現状を初めて話す。
平手を食らってる事は言わないが・・・・
行けない事をずっと言えなくて、辛かったがもう流石に言わないと・・・
「♡♡♡『かずくん』ごめんね⤵⤵知らなかった⤵⤵♡♡♡」
「♡♡♡ん~~!『恵美ちゃん』に聞いて見るね♡♡♡」
「いや!これは、ウチの問題だから・・・・」
「・・『ミキちゃん』何にも悪くないよ・・」
次の日の夕方、一樹の家の玄関前で・・・・・・・・・・・・・・・・
『恵美ちゃん』と『ミキちゃん』が神妙な面持ちで
「♡♡五十里くんのお母さん。申し訳ございませんでした♡♡」
「♡♡ウチの娘が勝手に南武園遊園地のプールに行く約束させて♡♡」
「♡♡『ミキちゃん』も謝りなさい!!!♡♡」
「♡♡♡五十里くんのお母さん。ごめんなさい」
「・・・・・」
「もうーいいわ。出雲さん!!!一樹は行かせないので!」
「もう、そんな【くだらない所】に誘わないで下さい」
「♡♡・・・・【くだらない所】って・・・・⁈♡♡」
「【くだらない所】って言ったら【くだらない所】なの」
「【くだらない所】に誘うのは、くだらない子のはずよ」
「♡♡!!!!!!!♡♡」
「そんな、くだらない子は、カッコばかり気にしてる様な子よ」
「中身のない!!!子よ」
「♡♡!!!!!!!♡♡」
【クソばばぁ】はとにかく少し上から目線の物言いだ!!!それを聞いていた
一樹は本当に【クソばばぁ】死んでしまえと思ってる!!!本当に死ね!!!
「♡♡五十里くんのお母さん、お言葉を返すようですが・・・・♡♡」
「何かしら出雲さん?」
「♡♡五十里くんのお母さんが南武園遊園地のプールが【くだらない所】と
思われてるのは、分かりました♡♡」
「良かったは、分かってもらえて」
「♡♡一樹くんがみんなと小学生最後の夏休みの思い出になるかもしれない
事に行けないのも、分かりました♡♡」
「だって、一人じゃ子供、見てられないでしょー」
「♡♡・・・・・♡♡」
「♡♡その【くだらない所】に誘うウチの娘は、くだらない子なんですか?」
「・・・・そうなるのかしらね~」
「♡♡ウチの娘は、私が聞いてもいないのに、五十里くんのいい所を沢山
話すんですよ。学校での出来事やテストの点数の事や・・・・それは、
私が遮らないといつまでも話すんです♡♡」
「それは、どうも!!!」
「♡♡ウチの娘は、くだらない子なんですよね!!!じゃ~くだらない子に
五十里くんが褒めたりされてると言うことは、五十里くんも
くだらない子になってませんか?♡♡」
「・・・・それは・・・違うでしょ」
「♡♡五十里くんのお母さんは、ウチの娘の事を大して知らないのに、
くだらない子、扱いしたのだから、五十里くんだけ違うは・・・
おかしいですよね♡♡」
「・・・・・・・・ッ!」
「♡♡それに、カッコばかり気にしてる様な子はくだらない子ですか?」
「そう言う子は中身がないのよ」
「♡♡五十里くんのお母さんは、〔お出かけ〕する時に、今のその格好で
行きますか?♡♡」
「それは・・・・⁈」「・・・子供に汚いカッコさせてません」
「♡♡行かないですよね!!!出かける場所だったり、会う相手だったりとかで
身だしなみを気にするの当たり前ですよね?♡♡」
「・・・・・・・・ッ!」
「♡♡それは、その場所のことを考えたり、相手に対して失礼の無い様にとの
思いと気持ちで、してることですよね?♡♡」
「子供のうちは、カッコばかり気にしてる様じゃ・・・」
「♡♡じゃ~相手に対しての思いと気持ち、相手に不快な気持ちに
させない様になるのは、いつなんですか?♡♡」
「それは、大人になったら自然に・・・」
「♡♡大人になると、急に自然に出来るんですか?♡♡」
「・・・・・・・・ッ!」
「♡♡わたしは、娘に相手が不快にならない様、言葉使いや態度、もちろん
身だしなみも小さい頃から教えて来ました。相手を思いやれる子が、
【中身がなく】くだらない子なんですね♡フフフ♡♡」
「・・・・・・・・ッ!」
「♡♡でも、カッコだけ気にしてるのは・・・だめですよね♡フフフ♡♡」
ヒートアップした『恵美ちゃん』の服の袖を少し引っ張る『ミキちゃん』が、
「♡♡♡五十里くんのお母さん。本当にごめんなさい♡♡♡」涙目⤵⤵
「♡♡♡わたし、五十里くんとプールに行きたかったでけで・・・♡♡♡」
「♡♡♡本当にごめんなさい♡♡♡」涙目⤵⤵
小学6年生の女の子が泣きそうななのだ・・・・・・・
「♡♡五十里くんのお母さん、もう一度考え直して貰えませんか?♡♡♡」
「・・・・・・・」
「♡♡私も、子供の保護観察、頑張りますので!フフフ♡♡♡」
「・・・・・主人に聞いてみます」
【クソばばぁ】は、それだけ言い、家の中に入って行った・・・・・・・
帰り際、『恵美ちゃん』と『ミキちゃん』は、一樹だけに分かるように、
2人笑顔で親指を立てて、【渾身のグーーポーズ】をしたのだ・・・・・・・
(( オジサンは少し満足しています。だから待ちます!
オジサンは少し満足しています。だから待てます!
オジサンは期待します。待たされたメインデッシュに!!!))
『かずくん』は、そろそろ無理です。
『かずくん』は、いつでも準備出来ています。
『かずくん』は、親に守られていません。
『かずくん』は、自分を守ってます。




