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このゲームのキモは、『トレード』によるリアクションだ。
トレードの宣言には、二択のチョイスが出来ていた。
ただし、レシーブを必ず一回行なわなければいけない。
行なったカードは、表にしなければならない。
2枚のカードを引いた後に、相手がカードをレシーブしなければ、最後のカードをトレードしなければならない。これが、強制トレードだ。
そして強制レシーブを、相手側は行なわないといけない。
3枚のカードを集め、かつ11以下にしなければならない。
「あたしは、引いたカードを見た」
見た瞬間、あたしは運が恵まれていた。
いや、運が無かった事が良かったのかもしれない。
「このカードを『トレード』する」
「レシーブ」
榊原は、あたしのカードを受け取った。
受け取った瞬間に、カードを表にしていた。
そして、榊原はカードを見た瞬間不機嫌な顔に変わった。
「あんたはクズ運ね」
「それはどうも」
開いた瞬間に、『ハートのクイーン』がオープンされた。
2枚しかないあたしは、最後の1枚を引かないといけない。
山札から見たカードを、裏にしたままカードを置いていた。
これで、あたしと榊原のカードが揃った。
「では、カードをオープンする」光山がカードを見て、宣言した。
あたしのカードをオープン。『ジャック』、既に表にしていた『キング』と『5』で合計28。
対する榊原は『3』と『10』……最後に表にしていた『クイーン』で合計25。
共にオーバーをして、一回戦は引き分けになっていた。
使われたカードは、そのまま捨て山に送られた。
「両者オーバー、このまま二戦目を行なう。
先攻は数字の多い……天瀬からだ。カードを1枚、引くがいい」
山札から、あたしはカードを1枚引いた。
大きなカードを、あたしはあえて時間を使って見ていた。
そう、ここから既に戦いは始まっていたのだから。




