コラッツ予想(11)補数の優れた点が末端にもあった
正数では、+1は下位の連続する1を消している。
補数計算では下位に続く連続する0が消える。
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3倍へ計算でどちらのほうが発生頻度が高いといえば連続する0である。
補数計算なので本来同じような頻度であるはずだが、上に記したように初期段階では0の発生頻度のほうが高いために予測が困難になっている。
発生頻度の低い1の連続を消すより、発生頻度の高い0の連続を消すほうが考えやすいというわけである。
ただ、演算上は同じことをしているので、差はない。+1をした結果、発生する1の頻度が高くなったとは説明しずらい。上位では0が増え、下位では1が増えるわけである。
補数の場合は、どっちに転んでも1が増えると言い易い。1の発生確立が高ければ0が少ないので早く収束し好都合。0が多ければ一度に消える量の0が増えるので好都合。
発散していくのは、連続する長い0の塊があるときだが、計算からもわかるように長い0というのは発生確率が非常に低い上、長くなると両端から次々と分割されるので、維持が困難なのである。
1の場合も困難ではあるが、+1の桁上がりがあって理解しにくい。