そろそろ俺の話聞いてくれてもいいんだぜ!!
「よしジェニー!!今日はギルドからたくさん報酬をもらったぞ!今日はこれでパーティだ!」
俺の名前はトニー。今は28歳さっきのセリフは25歳の時だ。俺には愛する恋人がいた。名前はジェニー俺より、、、あぁと女性に年齢を聞くのはご法度だ。今から少し昔話をするから聞いてくれ、、、
俺はその後ジェニーと城下町の中にある大きな酒場に行き大きなテーブルで一緒にギルドで戦った仲間たちと乾杯する。グラス一杯のビールを一気に飲んでいるのが俺だ。。俺はパーティの中でもおちゃらけで場を盛り上げるムードメーカーみたいな立ち位置だったのさ。
ん??なんでパーティと一緒にジェニーがいるかって?もともとジェニーが俺の家に来るまでは一緒にギルドで戦う仲間だったのさ!!聞きたいか?俺たちの出会い?んじゃ話そう、、、
俺は街でもトップの成績を収める完璧主義勇者、ジェニーは街一番の美貌を持つ娘で氷属性の魔法を使ういわゆるウィッチってやつだ。そんな誰が見てもパーフェクトなカップル誰が見ても祝福してくれたよ!最高のカップルだってさ!!
俺から告白したんだけど近くの花屋から50本くらいかな?赤いバラを頼んでピンクの紙で包んでもらって5時の鐘が鳴る夕日が美しい海の見える丘でジェニーにプレゼントしたんだよ!!
そしたらジェニーがその場で泣いちゃってさぁ。でもその顔が最高にかわいい!!天使!天女!天ジェニー!ごめん今の名はなしにしてもうあん時のことは忘れられない!ジェニーと小さな村で暮らす日々は最高の思い出だった!その後の結婚の約束まで交わしたんだ!!結婚式の準備をしたんだ、、、
そうなるはずだった、、、あいつが来なければ、、、
あいつは突然ギルドに現れた。とにかく強い!俺らが何十人とパーティを組んでやっと倒せたブラックドラゴンもあいつ一人で倒しちゃう。ていうかうちの街のギルドが抱えるクエスト全部こなしていく!あいつが来たせいでチヤホヤされていた、スパースターの俺が輝く居場所も失って、ギルドにいた仲間たちはみんな職を失っちまった。そう俺は今無職なんだ。
おいおい?トニー様には愛すべきジェニーがいるから大丈夫だって?そうだったらとっくにお前たちに話してないよ!
あいつはすべてのクエストをクリアした後なんでも屋とかいう名前で街の外れに大きな屋敷を借りてそこで暮らし始めた。噂だがそこでは何十人ものメイドが働いていたらしく定期的にメイドの募集をかけてたらしい。ジェニーはそんなのに行くような奴じゃないそんなことは俺が一番分かっている!!
だがあいつが「え?かわいい子いないの?」その一言で事態は大きく変わっちまったんだ。
街の誰かが一番かわいいやつの名前をジェニーって言ったやつがいてジェニーのいる場所を特定して。そうつまりあいつらが俺んちの家に入って来たんだ。
「ジェニー様あなたを迎えに行きました」メイドがこう言ってきて
「私はあなたたちの願いにこたえることができません。断らせていただきます」
そう言って引き返してもらったんだ。ジェニーはいい女だろ?お前さんジェニーを奪おうと思ったって無駄だぜ。
だけどあいつはメイドがこっそりとって来た写真を見て「いいじゃん!かわいい!」といってまた事態は大きく変わってしまった。俺のいない間にジェニーを攫っちまったんだ!犯人はあのメイド集団だよ!!
ジェニーはきっとあいつに気に入られてあいつの世話係頑張ってるかもしれない。ジェニーが向こうで幸せなら俺はそれでいいんだがな。俺ってちょっとかっこいいこと言ってるよな?
本音はあいつのことを許さない。自分が強いってことを理由にして特に意識してはいないとはいえなんでも思い通りに言ってやがる。たしかあいつの名前はタケルって聞いたような。なんかメイド集団が言ってたような気がする。この辺の名前じゃないのかな?
まぁこんなこともあっておかげさまで無職!かつてのイケメンな俺はどこかの谷の中で落ちちまったとさ めでたしめでたし、、、
って終わらないのが俺なんだよなー。
俺は無職で一日中暇だからぼーっと何かを考えている。あの時こうしてたらジェニーは救えたとか。他にもタケルに立ち向かう方法あったんじゃないかとかでもその解決なんか浮かびはしない。
あいつは「チート」なんだから。
チートってみんなも含めあいつもだけどちゃんと理解しているのかな?そもそもチートってなんだよ!俺の思考回路は哲学の領域に達していた。
チート、、チート、、チート、、って言いながら近くの森の中を散策していると道中に魔導書みたいなのが落ちていた。
「なんじゃこれは!!」と思って開けてみるとあらびっくり!!
何も起こらなかったんだー。おい俺様のギャグでみんな笑い転がるところだぞ。
だけどパカッって開くと片一面が真っ黒でもう片一面が英語と数字とわけのわからん文字でとりあえずあったんだよ。しかも2ページしかない。なんだこれとか言ってペタペタ触っていると
黒い部分が輝きだしたんだよ!!どうなってるのか説明してくれよ!!
そうして片一面が白く変化してなっかどうにかなっちゃったんだよーー
とりあえず適当に「b」に触れたら白い部分に「b」って出たんだよ!!これ魔法なのか??
それとも友達が言っていた秘密の魔法石版ってやつか?
この変な魔導書をうちに持ち帰っていろいろ試したけど。よくわからん!!
なんか適当に←押しまくったらある部分でなんか横書きで書かれた文章が出てきたんだよ!!
それをひたすら読んでたらそこに書いてあったのが
主人公の名前が違うけど俺たちと同じような生活をしていて俺たちと同じようなギルド、クエスト。スライムやゴーレム。デーモン、ドラゴンだっている!なんだこれは??と思ってみてると
その主人公はタケルみたいに自称チート性能を公言していてモンスターは難なく倒していく。そしてなんだかわからんがめちゃめちゃモテる!!あれこれは預言書なのか?それとも神が俺にヒントを与えているのか
とりあえず戻って「b」をひたすら書いたところでこれを書いてみたことにした。本文って書いてあるからもしかしてここは日記を書くところなんじゃないのか?
でも投稿って黄色く書いてあるってことは日記じゃなくてやっぱ本が書けるのか??なんだかよくわからないぞ。とりあえず本だと思って書いてみた。
これを読んでる人たちへこの状況をうまく説明してくれる人が欲しい。誰でもいいから答えてくれ!!ここには絶対タケルに関してのヒントがあるに違いない!!
俺はあいつを超えたい!ジェニーとの楽しい生活を取り戻したい!!
みんな頼む!!
トニー
どうだ???
なんか最近いじくってみたらそのまんま書き写すことできたぞー
こりゃ便利だ!!!
この小説はトニーにアドバイスをすることで結末を大きく変えることができます。
トニーはタケルの真実にたどり着き超えることができるのか!!
全てはこの作品を見ている読者が運命を握ります!!