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死にたがり皇子と悪役令嬢という組み合わせはどう考えても相性が悪すぎる!

作者: MIA

 


「そこから飛び降りて無様な死に様を多くの方に見せつけたいの?」

「僕はもう生きている意味がないんだ」


 とあるパーティー会場でとある男が命を投げ出そうとしていた。

 見なかったことにしようとしたラエルだが、彼の側近の執事に留められ止めるよう頼まれたので仕方なく、哀れな行為をやめさせようと試みようとしている。

 そのためまず相手の反応などの観察が必要。


「ペットが亡くなったくらいでそんな病む必要ないんじゃないかしら」


 そう、彼は愛犬が亡くなったことがきっかけで命を投げ捨てようとしているのだ。

 執事に教えられたときはとんだびっくりしたことか。


「アルクスは僕の全てだった。君に何がわかる」

「何もわからないわ。ただ一つわかるとすれば貴方が馬鹿だってことね」

「どのへんが馬鹿だというんだ?」

「愛犬が死んだくらいで自らも命を落とそうとしているところ。″僕の全てだった″って言うほど大事な存在だったということはなんとなくわかるわ。けれどそれが無くなったからって死を選ぶのは間違っている。その愛犬は貴方のように死を選んで亡くなったの?」

「……違う。アルクスは生きようとしてた、必死に。だけど寿命で……」

「だったら貴方も同じように生きなさい。寿命が尽きるまで、アルクスのように必死にね」


 何に感動したのか男が目を見開く。

 瑠璃色の瞳が綺麗なんて微塵も思わない。


 嫌な気を感じてさっさとその場から去るラエル。

 自身も注目の的となっていたため早く人混みにとけ込みたかった。


 面倒なことにならなくて良かったと安心するのはまだ早い。

 焦ったような足音が近づいてくる。

 追ってきた男はついに声を上げた。


「僕の名前はアーネスト。君は」

「教える必要はない」

「教えてほしいんだ」

「根本的に教える気がないわ」


 やっかいなのがついてきた、とラエルは内心疎ましがる。

 歩く速度を上げても差がつく気配がない。

 歩幅が大きく足が速いせいか振り払うどころか男が目の前に立つのを許してしまった。

 ああ、面倒くさい。


「君の名を聞かせてくれ」

「そこをどいてくれたら考えても」


 素直に退く男の横を過ぎる。

 すかさず男が突っ込む。


「君は嘘つきかっ」

「考えるって言っただけよ」

「そんな酷いことするならーー……死ぬぞ」


 今はこんなにも冷たい対応だけどさっき止めてくれた。そんな期待を胸に男は発するが。

 振り向いた彼女はとてつもなく冷たい顔をしていた。


「勝手にねば」


 あまりにも冷酷な目に、言葉に、ショックで本当に死にそうだと男は思った。


(こんな死にたがり皇子になんか構っていられない)


 ラエルはラエルで、面倒事に関わっていらないという意思がある。



 わたしには兄と弟がいる。

 わたしは兄を溺愛している。というのも、二次元の中の存在だった彼が一番推しだったのだ。

 つまりはわたしはトリップなのか、前世の記憶なのかなんなのかはやりの言葉でいうと転生してしまったかもしれないらしい。


 なんたって物語(攻略している部分)だけ頭を駆け巡る。


 わたしの兄が婚約者と結ばれてしまうとわたしが没落する。経緯は、ヒロインがわたしと兄の関係を気にしていてそれを知った兄はわたしを違う王宮へ行かせるという話。


 実の兄弟であればさすがにヒロインは心配にならないだろう。わたしが兄と弟と血が繋がっていないから不安になる。


 〝違う王宮〟の話だが、そこにいる皇子は病んでいるらしい。その皇子の攻略は他キャラを全攻略してから攻略できるようになるので、一番に攻略した兄ーーファルネウスのルートしか鮮明に思い出せないわたしはそこから先は初プレイヤーだ。


 確か……病んでる皇子を構成してもヒロインと結ばれるような気が……。

 記憶に靄がかかっているようで見えない。


 とにかくそれ(ゲーム上で、わたしは兄が大好きで婚約者のヒロインを蹴落そうとし、それが弟にばれて兄に伝えられ本当の妹ではないわたしが追放されるルート) を阻止するためにも、奮闘している。


 ゲーム上でも現実でもわたしは弟には嫌われていた。いわゆるツンの度合いが高いキャラ。


 ヒロインにわたしと兄たちが血筋が繋がっていないことがばれて、それが広まり家にいれなくなるルートもあるが。

 とにかく弟に好かれるのが没落ルート阻止の道っぽい。

 たぶんきっと九十パーセントの確率で弟が漏洩しているから。


 わたしのことが嫌いな弟はどんなことをしてでもわたしと離れたい、蹴落としたいのだろう。

 ……つらい。



「ラエル、なにしてる」

「なにって、おやつタイムの準備よ」

「侍女にやらせればいいだろ」


 ティーポットにお湯を入れたままぼーっとしていたら今頭を悩ませていた弟のクオンが現れた。紅茶葉の良い香りがする。いけない蓋をしなくては。


「これくらい自分でやりたくなるときもあるの。それにクオン、いつも姉さんと呼んでと言っているでしょ」


 ふんとつっぱる。

 弟からの嫌われ者のわたしがふてくされたところで弟は無反応かしけた面をするに違いない。


 〝姉さん〟と呼ばれるようになればなんとか、没落ルートへの道が少しでも変わらないだろうかなんて思っているが、弟の機嫌を損ねてはそんなのは関係なしだ。


 笑顔をつくる。偽物の。そんなふうに匂わせないために全開に笑う。


「なーんてね、クオンのためにクッキーを焼いたの。好きでしょ? 私の作ったクッキー」


 なんて口説い姉の言葉でしょうか。


 席に座ると大人しくクオンはクッキーに手をつけた。

 小さい頃からつくってあげているクッキーは弟の胃袋を掴むためのものだ。


「兄さまの婚約、クオンはどう思う?」

「どうって……俺はどうも思わない」

「私は反対なの」

「なんで?」

「兄さまは21で大人、だけど、クオンあなたは16でまだ子供。兄さまが結婚すればあなたと接触する機会が減ると思うの。クオンが子供のときくらい兄と存分に遊ばせてあげたいなって」

「俺は子供じゃない。それに今でさえ兄さんと遊んでないだろ」

「そうだけど」


 クオンは兄に溺愛している。そういう認識をわたしはしている。けれど素直じゃないクオンは突っぱねているのか、それとも本当にさほど興味がないのか。

 いやそんなことはないはずなのだ。


 兄を溺愛している弟だから、同じような妹という存在のくせそれ以上となりそうなわたしが憎くて蹴落とす。

 そういう原理だとわたしは思っている。


 だったらヒロインにもそうしてくれって話だけど、それをしたらもう乙女ゲームではなくなるな。

 とにかくわたしはファルネウスの側から離れたくない。ファルネウスの生まれ育った所から出たくないのだ。


 病んでる王子のところへいったところで破滅の道を辿るのだろう。内容は全く知らないけど。


 紅茶を飲み一息つく。

 弟は力になってくれなそうだ。他に使えるものはないだろうか。


 自分一人だけの思考の世界へ入ったところで扉がノックされた。どうやら来客のようだ。珍しくわたしの。滅多にないことに驚いていたらクオンも同じように感じていたらしい。




「なんなのあなたは。わざわざここまで来たの?」

「君に会いたくて来た」


 このくさったあまい言葉はなんなのでしょうか。

 玄関で仁王立ちして腕を組みたくなるこの状況は一体なんなのでしょうか。

 こんなキャラ全く知らない。


「わたしはあなたに構っている暇はない」

「僕が本当に死んでもいいのか?」


 この男は何を言っているの。

 せっかく笑顔をつくっていたのに一気に顔の筋肉の力をなくす。実際は取り繕うことをやめたのかもしれない。


「勝手にしなさい」

「ほ……本当に死ぬぞ!?」


 目に涙浮かべて言うことじゃない。これ以上言えば本当に死んでしまいそうだ。


「皇子落ち着いてください。とりあえずクッキーが残っているので一緒に紅茶でもいかがですか」


 棒読みで皇子をお茶会へ招待した。

 クオンには席を外してもらうことになるかもしれない。もっとクオンに嫌われるかな。




「わたしは転生しました(きっと)」


 ゲーム上での登場はない皇子に構っている暇なんかないのに。わたしはなぜか皇子に話していた。


「歳が二桁になった頃、思い出したの私の結末を」


 なに言ってるんだこの令嬢。頭がおかしくなったのか。小説の読みすぎか。頭お花畑か。

 と思って身を引いてくれればいい。

 そう思って初めて打ち明けたのに。


 彼の反応はすっとんきょんな顔をしたも、そうかだったらヒロインと弟くんと仲良くなればいいじゃないかーーだと!

 ふざけているのか。


 他の人がわたしの話を聞いたらわたしがふざけていると思われるのだろうけど。いやそれが当然なのだけど。そうであってほしいのだけど。


 皇子は頭がいかれている。

 季節休みが終わり学校で出会った皇子は、わたしを連れるなりヒロインのもとへと行きやがった。なぜか皇子のこととなると腹が立ってどうしようもない。


 そうしてお友達となった。

 ……お友達となった。


 ……おかしい。


 わたしが彼女とちゃんと対面するのは学校を卒業してから兄さまの婚約者として挨拶されるときだ。

 そんなの考えるだけで血の気が引く。


 アーネストとヒロインも仲良くなった。実に仲が良くなった。そこで一つ企みが浮かんだ。


「アーネスト、あなたとエレノア……ご結婚されたらどう?」


 三人での何回目かのお茶会で、実に名案というかのように声を弾ませにこやかにわたしは笑った。わたしたち三人はもう親友に近い。ヒロインにとってはすでに親友かも。


 エレノアは頬を染めそんな……と言いながら微かに上がる広角は隠せていなかった。

 ああ脈ありだなんてエレノアのことしか見ていなかった。

 その夜、アーネストの執事から電話があった。アーネストの居場所を知らないかということだった。

 アーネストは王宮に帰らずそのままわたしのところへということが当たり前になりつつあったから、この時間まで連絡しなかったと。


 嫌な予感がした。

 あの皇子だからこそ思い浮かぶこと。


 まさかなと思いつつあの皇子はしかねない。

 ああほら。月明かりに照らされる皇子を見てわたしは学校の屋上へ来た。

 なにしているんだか。


 呼びかけると冷たい声でかえってきた。


「君は僕のことを見ていない」


 アーネストはまたも飛び降り自殺しようとしている。本当なの嘘なのか。あのときだって手すりにつかまりながら本気だったのか。


 余裕こいていた。皇子が自殺なんてするはずないのだから。だって未来永劫裕福だ。そんな幸せの中で死にたいなんて本気で思うはずがない。

 そんなの思うの馬鹿くらいだ。


 あれ? 前世の記憶?


 あれ? 皇子の片足が。


 アーネストの首根っこを掴み後ろへ引きそのまま勢いよく横へ押し倒した。


「なんて馬鹿なことをっ!」


 本当に馬鹿だ。こんな馬鹿初めて見る。


「なに命を捨てようとしているの。本当に馬鹿なの。いや馬鹿よ。正真正銘の馬鹿。この大バカ者」


 胸倉を両手でシャツがぐちゃぐちゃになるまでに掴んでいた。

 突拍子もない行動をする。どうしようもない。


「僕はただ……君に見てほしいだけなんだ」


 真っ直ぐうるんだ瞳。

 はっとする。今まで見ていなかった。今まで兄さまたちと自分だけのことばかり。


「だとしてもこんなことするなんて」


 病んでいる。


「アーネスト……あなた、泣き虫なのね」


 流れている涙をすくう。

 腕を掴まれ見つめ合う形となる。

 腕を放してもらい、離れて先に立ち手を貸す。


「もう立って」

「ごめん、君を愛してしまって」

「なに言ってるの?」


 愛す、なんてそんな思われるほどのことをした覚えはない。

 冗談半分で笑うがアーネストは本気のようだ。苦笑するしかない。


「わたしは、わたしがどうすればこの先ずっと幸せに生きていけるのかということだけしか考えていない。まわりのことなんかどうでもいい、そう思うくらい何も考えられていないの。だからわたしはあなたのことも……」


「一目惚れだったんだ。一目惚れはすぐに冷めるっていうけど、僕のはそんなんじゃない。こうやって接して、僕は君じゃなきゃだめなんだって思った」


 お互いの本音を打ち明けた。


「気持ち悪いよね? こんな」

「気持ち悪いほど真っ直ぐね」


 笑い合う。

 少しして、アーネストは名案を切り出した。

 皇子がヒロインと婚姻するという名案を。



「アーネスト皇子はわたしのためにエレノア姫と結婚しようとしています。兄さまとエレノア姫がくっついてしまえばわたしが不幸になるから。でも、これでは不幸になるのはアーネスト……あなたなのに……」


 わたしのために婚姻するなんてそんなの少しの幸せも生まれない。

 わたしは兄様にお伝えした。関係ない話かもしれないけど兄様にお伝えする必要があるから。


「わたしは、兄さまーーあなたのことが好きでした」


 幼い頃から好きだった。

 歳が二桁になって、転生したことを思い出して、兄さまのことを兄とは見ていなかった。

 見上げる兄さまの顔はまるで知っていると言いたげだ。


「でももう大丈夫です。わたしは兄さまなしでもやっていこうと思います。今までありがとうございました」


 深くお辞儀をした。その頭に兄さまの手が置かれる。顔を上げてくれということなので言う通りにした。


「ラエル。私が君を妹として迎え入れたいと父上に頼みこういう形となった」

「はい。感謝しています」


 そうでなければこんな幸せな日々は送れやしなかった。いろいろと悩んできたりはしたけれど、ゲームの筋書き通りだったとしても。わたしはこうしてここへ来れて幸せだった。


「私もラエルがうまれてきてくれたことに感謝している。よく私の言うことを素直に聞いてくれていたな。弟の面倒も言わずとも見てくれていた」

「妹として姉として当然のことです」


 別れなんてしたくない。

 止めてくれないのは兄さまの優しさ。

 そうだとわかってる。


「わたしは兄さまの幸せを願っています。弟の幸せもついでにですがちゃんと。だからーー」

「ああ。お別れをしよう」


 その言葉にやっぱり涙が溢れた。兄さまの声がどうしようもなく暖かく優しかったから。緊張がほぐれて緩んでしまった。


 好きな人のそばに身内としているのは辛いから、身内としていたくないから、そんな思いをきっと兄さまは汲み取ってくれた。





「アーネスト、エレノアとのご結婚はおやめください」

「どうして」


 今日は初めてアーネストの王宮へと来た。アーネストはとびきり瞳を開けて驚いていた。わたしの発言に心なしか息遣いが静かになる。


「それは私が幸せになれる道ではないと知ったから。私は一人でひっそり暮らそうと思います。あなたを利用しようとした落とし前です」

「そんなことしなくても」

「いいえ、しなくては私の気も晴れません」


 アーネストは二度目の自殺をしようとした。一度目は愛犬を亡くして、二度目はわたしの身勝手な思いで傷つけてしまったから。


 一度目ならまだわかる。二度目であればなんて弱い男なのだろうと笑い話にすらなってしまう。そんな酷いことをわたしはしてしまった。


 止めることはできたけど。こんなわたしが彼らの前にいていいわけがない。

 側にいて傷ついて、傷つけてしまうのならいっそ目のつかないところへ行ってしまったほうがいい。


「ラエル、君は馬鹿かっ!? 今の環境を守りたくていろいろ考えてきたんだろう? それなのに今更そんな……」


 わたしの幸せなんてもう考えなくていい。


「僕と一緒になるというのはどうだい?」

「……いいえ、なれません」


 もう充分考えすぎた。


「私は全部捨てることにしたの」

「そんなことさせるもんか」


 この場を去ろうとしていたわたしをアーネストは後ろから抱きしめる。なんて馬鹿な男。本当に滑稽で笑えてしまう。


「僕のことも捨てるというのか?」

「……」

「僕が死ぬと言っても?」

「……本当にしそうでこわいわ」

「本当にするさ、君がいなくなったら」

「あなたは本当に純粋で馬鹿ね」


 こんなわたしを好きでいてくれているなんて笑えてしまう。





「どうしてこんな突飛な行動にでたのか、聞いてもいい?」


 王宮の庭園でアーネストに手を引かれながら応える。


「別にいいわよ。もう疲れたの。必死に、今を変わらないものであるために小細工ばっかりして。そんな自分にもう呆れてきたの」


 兄さまと離れたくない、弟であるクオンも大事だ。同じ一家でありたい。好きという思いを伝えてしまうと身内ではいられない。だからそのまま側にいられるだけで充分だった。


 だからエレノアとクオンその他の人たちをどう扱えばゲームシナリオ通りにいかずにいられるか。わたしにとって平和な世界を築けるか。不安で不安で仕方ない日々はわたしには重荷で、わたしの感情を歪ませる原因となっていた。


 本当に悪役になるとこだったかもしれない。裏キャラのアーネストを手玉に取り殺してしまうなんて。

 ゲームプレイヤーに対しての悪役なんて最悪に恨まれる。


「この関係は最悪だと思ってたわ」


 死にたがりと悪役令嬢なんて、一歩間違えれば罵倒だけで殺せてしまう組み合わせだと思った。


 それに思い出したんだ。アーネストは、全キャラ攻略してから攻略できるキャラで、愛犬を亡くして病んでしまっていてヒロインに慰められる。


 実際、あのときわたしが止めなければ飛び降りたのだけど、怪我や打撲をする程度で命に別状はない。


 まあ良かったと思う。

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