詰まらない
主人公(男)人や物に興味ない(名前、金剛 剛琉「旧名?」)
ヒロイン(幼馴染)主人公が好き(名前、桜葉 明)
弟(?)料理が好き(名前、金剛 繭「旧名?」 )
幼馴染(男)喧嘩屋 名前、諸刃雄善
クラスメイト(女)完璧超人、ヒロインが好き 名前、鳳 カレン
神(?)
父親(義理)母親(義理)金剛
先生(男)
俺は、いつもの席で曇天を見上げていた。
「ふっ、今日も・・・いい天気だな」
僕はそう呟くと、後ろから、桜葉 明と諸刃 雄善が声を掛けてきた。
「何が『ふっ、今日も・・・いい天気だな』よ、曇ってるじゃない」
「相変わらず、キザなこと言ってるな」
「五月蠅い、俺の勝手だろ」
俺は、人とつるむのが嫌いだったが幼馴染のよしみでいつも一緒にいる。
俺は、席を立とうとしたとき明が『お昼一緒に食べよう』と言ってきた。だがこの後用事が在るから今日は無理と言い雄善と外に出た。
「どうして、誘いを断ったんだ」
「理由何てないよ・・・そう理由は」
「・・・そうか、だけど明を泣かすなよ」
「分かってる」
話が終わると雄善はバイクに乗って校内から出て言った。
「ちっ・・・明を泣かしているのはお前のほうだっての」
雄善は、このあたりの暴走族のトップで学校にあまり来ず家にすら帰って無いと聞く。
俺は教室に戻り、授業を受けた。
授業が終わると明が一緒に帰ろうと言ってきた。俺は断る理由が無く渋々一緒帰ることにした。
「お昼、何の用事が在ったの」
「お前には、教えねえよ」
と言い、俺は話をせずに明を家まで送って行った。
「送ってくれてありがとう、また明日」
明か家に入るのを確認した後、帰り道の後ろの方から一台のバイクが近づいて来た。
「よう、兄ちゃん乗ってくかい」
バイクの正体は雄善だった。
「脅かすなよ」
と言い、後ろにまたがった。
「お前、明の事どう思ってんだよ」
「どうした急に」
俺の知る限り雄善から誰をどう思うと言う言葉を初めて耳にする。
「いや、俺にも一回だけチャンスあるかなと考えただけだ」
何を言っていたのか分からず。
「別に、幼馴染で腐れ縁としか」
その時雄善の顔が強張った。
「そうか、 つまらんことを聞いたな忘れてくれ」
家に着いた。
「寄ってくか」
「いや、辞めておく、弟によろしく行っといて」
「おう」
と言うと、雄善は町の光にきえて行った。
家のドアを開けると、香ばしい匂いがしていた。
居間のドアを開けた瞬間弟の繭がいた。
「兄さん、遅い」
「すまんすまん」
「遅くなる時は、連絡してって言ったじゃん」
「もし兄さんがいなくなったら僕は・・・」
そう言いながら俺の袖を掴んで泣いていた。
ま、仕方ないだろ、義理の両親は家にはいない、それに実の両親も見た事が無い。
「すまん、それより良い匂いがするな今日の飯はなんだ」
俺は苦し紛れに話を逸らした。だが繭は料理好きで飯の話をすると機嫌がよくなる。
「良くわかったね」
「お前の兄だぞ分からないはずがない」
「ふふ、手洗って来てね、ご飯よそっとくから」
「おう」
廊下を歩きながら今日の事を考えた。
「また昨日と同じ様な事しか起きなかった」
俺はいつの生活に飽き飽きしていた。
「何か違ったことが起きないかと考えるのも飽きて来たな」
「兄さんいつまで手洗ってるの」
「すぐ行く」
俺は飯食べたあと風呂に入り布団に着いた。
「明日はもう少し違った世界に・・・」