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中二詩りとり
竜の血が蠢く大地の中。鴉のさえずりが響き渡る。類人猿の集団が踊り始めた。
太陽は沈み行く。暗闇がもたらすものは絶望。裏切りの果てに待ち受けるものは死。死体と踊るは聖者の務め。冥府の住人には裁きが下る。
ルール無用の暗黒世界。今はなき英雄の血筋。人類復活の鍵は目覚めを待つ英雄にあり。
輪廻の果てより生まれ出でる蛇。美麗なる戦乙女舞う。蛆虫の軍勢。怒りの鉄槌。偽りの正義。欺瞞なる旅人。
轟くは死人のうねり声。笑みを浮かべるは天上の神。見るも無残な人類終焉。
タイトルの通り、中二病めいた言葉だけで構成された誌です。しりとりで繋いでいるため、話の繋がりはあってないようなもの。言葉のニュアンスをお楽しみください。