悪役令嬢は役目を放棄して惰眠したい。
ハロハロハロー
図書室の窓から、射し込む暖かな光を浴びる波打つプラチナブロンドがキラキラ。
それはまどろんでいる時に、思い出した。
とある小説。魔法を学ぶ学園に、恋をした男爵令嬢が居ました。相手は子爵子息。それも許嫁のいる相手でした。
けれども、恋をした男爵令嬢と子爵子息は想い合いました。
しかし、それを許さなかったのは許嫁。伯爵令嬢だ。
伯爵令嬢は諦めさせようと、あらゆる嫌がらせをした。
だがそれも無駄なこと。二人の恋を邪魔出来なかった。
伯爵令嬢は公衆の面前で、子爵子息にフラれる。
男爵令嬢と子爵子息は、結ばれてめでたしめでたし。
その悪役令嬢の名前は、シェリエル・レッドフィールド。私の名前である。
何の運命の悪戯なのか、私はその小説の世界に生まれた。子爵子息のクラウス・サルバトーレ。親同士が決めた許嫁である。
そして、男爵令嬢はミリア・フォーブス。最近クラウスと仲良さげで気に入らない女子生徒だ。
私シェリエルは、親に大層可愛がられて育った。思い通りにならないことなんて今までなかったから、許嫁を奪おうとする存在にさぞかし怒りを覚えたのだ。だから、クラウスに親しくするなと苦情を伝えた。
これから嫌がらせも目論んでいたけれど、やめだ。
どんなことをしても、きっと結末は小説と同じ。
怒り続けるのも疲れるものだ。それにそれほどクラウスを好きでもない。親同士が決めただけ。それに私には甘い両親のことだ、断ることも容易いはず。
早速、私はクラウスを捜しに行こうと席を立つ。
塔の壁ぎっしりと並べてある本棚の一つに、本を戻してから心地の良い図書室Bを出た。
大理石の廊下に立って、私は目を閉じる。
クラウスの魔力を探った。彼の魔力は橙色っぽい黄色で大きいからすぐわかる。居場所を見付けた私は、カツンカツンとヒールを鳴らして彼の元に向かった。
クラウスは、テラスでお茶の用意をさせていた。きっとこれからミリア・フォーブスとお茶を楽しむつもりなのだろう。私を目視するなり、訝しむ顔をした。
「話があるの、クラウス」
「なんだ、またなのか」
うんざりだ、という声音。
「あなたが想像している話とは違うわ。許嫁関係を解消しましょう」
「……は?」
「あなたもそれがいいでしょう」
唐突し過ぎたのか、はたまたミリア・フォーブスと親しくするなと言った矢先だったからなのか、クラウスはポッカーンと口を開いたまま呆けている。
「……何か裏があるのか?」
やっと動いたかと思えば、疑ってかかった。
「違うわ。私はただーー…」
怒りも悪役も捨てて、惰眠を貪りたいだけ。
「それが私達にとって最善だと思ったからよ。両親に伝えて、なかったことにしましょう」
「……そうか。わかった。そうしよう」
「それじゃあまた」
踵を返せば、そこにミリア・フォーブスが来た。
ブルネットのストレートロングヘアで明るいブラウンの瞳。私と同じ紺の制服のドレスを着ている。
「ご機嫌よう、ミリア」
「ご、ご機嫌よう……」
礼儀正しく淑女の会釈をして挨拶をした。ミリア・フォーブスは戸惑いつつも、同じく会釈をしてみせる。
私はにこりと愛想良く笑って見せてから、そのテラスから去った。
よし。これで大恥をかくことも、怒りで無駄な気力の浪費もせずにすむ。あとは思う存分、惰眠を貪るだけだ。
私は図書室Bに戻った。
前世の私は、とにかく寝ることが好き。というより夢を見ることが好きだった。非現実な夢から、現実味のある夢まで、とにかく映画を観るように楽しんでいたのだ。
この世界には魔法がある。だから、ファンタジーらしい場所でお昼寝をして夢をみたいものだ。例えば、浮かぶ雲に横になるとか。ないけれど、流石にそんな雲。
精霊の森やエルフの森は存在するけれど、気軽に立ち入っていい場所ではない。そもそもそういうファンタジーな場所に、行かないのだ。貴族令嬢だもの。
ドラゴンは獰猛で人間と馴れ合わないし、幻獣もそう易々と姿を見せない。
ファンタジーの世界なのに、全くもって夢がない。
そこは夢を見て補おうと、私は机に突っ伏して仮眠をとった。こんなことをしても大丈夫。だって、私が通っているから、他の生徒はこの図書室Bの利用を遠慮しているらしい。だからこんなはしたない姿、誰にも見られない。見られても別にいいのだけれどね。
暖かな陽射しの中で、私は夢の世界に落ちた。
予想通り、許嫁関係はあっさり解消出来た。
学園ではその噂で持ちきりだったけれど、私は気にせず休み時間には図書室Bで夢を見る。それが日課となった。
勿論、ラブラブしている元許嫁達のことは気にも留めていない。哀れみの周囲の眼差しも、無視である。
私はもふもふの幻獣ともふもふする夢を見て、ご機嫌である。眠る前のお共には、幻獣図鑑が一番だ。
丁度いい厚さの幻獣図鑑を枕がわりに、もう一度眠ろうと瞼を閉じていると、図書室に他の人がいることに気が付く。
サファイアのように輝く、魔力の気配。
目を開いて顔を上げれば、彼は机のそばに立って私を見下ろしていた。
「失礼、レディ。具合でも優れないのかい?」
濃い青色の波打つ短い髪。そして、サファイアの瞳。黒のロングコートに身を包んだ姿。とんがり耳に、赤黒いツノ。心配そうに覗こうとする彼を知っている。
留学中の魔族の王だ。名をフィロザ・シュベル・リウツヴァイ。
若くして両親を亡くして、王の座を継いだ。いわゆる魔王なのだけれど、物語のように人間と敵対関係になっていなければ、世界征服を目論んでもいない。友好関係である。
けれども、別種族、それに王様だから、皆遠巻きにしている。彼が誰かと話しているところを見るのは、初めてだ。
「ご機嫌よう。リウツヴァイ陛下。お恥ずかしい話、ただ居眠りをしていただけですわ」
立ち上がって、制服のドレスを摘んで、会釈をする。
よもや魔王様に、見られて話しかけられるとは恥ずかしい。
「それは良かった」
魔王様は、微笑んだ。いつも無表情なのに、それは破壊力があった。肌荒れが一切なく、陶器のような美しい肌。スッとして高い鼻。形のいい唇。シュッとした輪郭。長い睫毛に宝石のような瞳。美しい男性の微笑は、この上なく美しい。
「邪魔をしてしまったね」
「そんなことありません」
私は微笑みを返す。すると、魔王様は私の向かい側の席に座った。そうか、他と違って伯爵令嬢に遠慮をしたりしないのだろう。それにしても、誰かと関わってくるなんて珍しい。
「どうぞ、居眠りを続けても構わない」
「……それは、無理ですわ。リウツヴァイ陛下」
柔らかく苦笑を見せる。流石に魔王様の目の前で居眠りは出来ない。
「そうか……。それは、幻獣図鑑かい?」
「はい」
サファイアの瞳が、私の枕こと幻獣図鑑に向けられる。
私はそれを差し出す。人より長く見える指で、ゆっくりと本は捲られた。爪は長く尖っていて、王家の紋章の金色の指輪が嵌められている。ページを捲るだけでも、優雅な動作に見えた。
何故この人は、この図書室Bに来たのだろう。図書室は他にもある。それにわざわざ向かい側の席に座らなくてもいいのに。眠い。
「ここは暖かくていい。居眠りもしたくなるね」
「はい。そうなのです」
うっかり笑って答えてしまう。
丁度よく射し込む陽が、最高なのだ。お昼時は特に。
「シェリエル嬢……と呼んでも構わないだろうか?」
「はい、リウツヴァイ陛下」
「俺のことはフィロザでいい」
「では……フィロザ様」
名前で呼び合うなんて恐れ多い。なんて思いながらも、笑みで応えた。同じ生徒なのだから、いいだろう。
そんなフィロザ様は、私を見つめてきた。
「私の顔に……何か付いていますか?」
「いや、美しい顔だと見惚れていただけだよ」
「……」
驚きで琥珀の瞳を見開いてしまう。
えっと、私ってもしかして、魔王様に口説かれてる?
「綺麗だ、シェリエル嬢」
「……お褒めにあずかり光栄ですわ」
「本心だ」
本当に口説かれてるみたいだ。
私、彼と関わったことあるだろうか。覚えがない。私と彼は、今日初めて言葉を交わしたはずだ。疑問だらけだ。
小首を傾げていれば、手が伸びてきた。
「触れてもいいかい?」
「え、ええ……はい」
咄嗟に頷いてしまう。人間より大きな手が、私の髪に触れる。人間より長い指先が、私の髪の毛を絡め取った。
「陽射しの中にいるから、輝いて見える」
スーッと人差し指が、私の頬を撫でる。
「また来てもいいかな」
「はい。どうぞ」
フィロザ様は立ち上がって、漸く去ってくれた。返された幻獣図鑑を再び枕にして眠ろうとした。
ん? 待てよ。またってどういうこと?
つい反射的にまた頷いてしまった。私のお昼寝タイムは、魔王様がお邪魔してしまうということなの。
その予想は当たった。翌日の昼に、瞼を閉じて夢の中に入ろうとしたら、サファイア色の気配を感じ取る。魔王様のご登場だ。
フィロザ様は、挨拶をするとまた向かい側の席に座って軽くお話をした。
時には甘いお菓子を持参。フォンダンショコラやガトーショコラ。私の好物のチョコだ。美味しくいただいた。
時には仕事らしき書類を持参。書類とにらめっこしているフィロザ様を目の前にしつつ、読書をした。
そんな二人きりの日々を過ごしていると、当然のように噂が立つ。図書室Bに二人で過ごしているらしい、と。私が占領した図書室Bに、フィロザ様が入ってくるのだから噂されても仕方ない。
私はともかく、フィロザ様は気にしないのだろうか。
留学中でも、一国の王様だ。気にした方がいい。
なんて考えつつも、また彼が来るまで陽射しの中でまどろんだ。
そして、夢を見る。微笑むフィロザ様。大きな手が、眠る私の頬を撫でる。心地いい。
本当に撫でられている感触がして、目を覚ませば彼がいた。驚きのあまり飛び起きる。
「驚かせてすまない。あまりにも可愛らしく眠っているから、つい触れてみたくなった」
「……気配を消して近付くなんて、驚いてしまいますわ」
完璧に気配を消すなんて、流石は人間より魔力の扱いが上手い魔族の王様だ。
フィロザ様は、悪びれた様子がなくご機嫌な表情で私の隣に座った。今日は隣に座るのか。近い。寝跡がついていないか、掌に触れて確認した。
「今日も美しい。シェリエル嬢」
見抜いたように、フィロザ様は告げてくる。
「ありがとうございます。フィロザ様も素敵です」
微笑んでし返しに褒めてみた。
「そう思ってくれていたなら光栄だ」
頬杖をつく仕草も、優雅で素敵だ。
その姿勢のまま、フィロザ様は私を見つめてきた。
また見つめる攻撃? なら私だって見つめ返してやるわ。
私も机に頬杖をついて、見つめ返した。隣だから近い。
暫く黙って見つめ合った。よくよく考えてみれば、これってなんだか変よね。急に、今更、意識してしまった。
戸惑いが顔に出たのか、彼から動いた。
私の方に身を乗り出して、顔を近付けてくる。
ちょっと待って! 私そんなつもりで見つめていたわけじゃないわ!
言う間も無く、私はキュッと目を閉じた。
すると、額に唇が重ねられる。額に口付け。
「……」
「じゃあまた明日」
クスッと笑って、フィロザ様は去ってしまう。
私は熱く火照る顔を押さえた。
なんてことなの。私ってば、いつの間にか彼に口説き落とされたのだろうか。そりゃ素敵だと思っているし、好意を向けられていると思うと悪い気もしない。
やだ。好きになったのだろうか。いや、嫌ではない。多分。どうなんだろうか。初恋って言うやつだろう。きゃあ! なんだか落ち着かない!
翌日、偶然のことにも、授業でフィロザ様と組むことになった。戦闘魔法授業。しかも、相手はなんてクラウスとミリア。
周りがざわついた。元許嫁関係の対決だもの。しかも最近噂の私とフィロザ様の組み合わせ。ざわつかないはずがなかった。
「シェリエル嬢。加減するかい?」
そっとフィロザ様がそんなことを囁いてきたものだから、驚いてしまう。
「どうしてですか?」
「彼は君の元許嫁ではないか」
「だからって気にすることはありません」
フィロザ様は学年一位の実力の持ち主。手加減は無用だ。むしろ、がっつんとやってほしい。
「そうか……君が気にしないのなら、全力で挑ませてもらおう」
「いきましょう」
準備は万端だと、向き合う。
結果から言って、私とフィロザ様が勝者となった。
私とフィロザ様の詠唱魔法が、先に発動して一網打尽にして、瞬殺。しかも同じ氷結の魔法で、二人の動きを封じた。勝って、スッキリした。
「俺達、息がぴったりだ」
「そうですね」
私が笑うと、フィロザ様は眩しそうな表情になる。
「喜んだ君の笑顔、素敵だね」
「そんな……照れますわ」
そっと私の頬を撫でてきた。昨日の今日で、それに人前で、私は照れてしまう。これでは公認のカップルではないか。悪くないと思っている辺り、自分でも認めてしまっているに違いない。
チラリとクラウスを見てみれば、こちらを睨むような視線を向けていた。
あら、なにかしら。文句でもあるのかしら。
私だって貴族令嬢。それなりの教育を受けて、上位の成績だ。フィロザ様と組めば、向かう所敵なし。
許嫁がいる身でいちゃラブしていた報復は、これくらいで充分だ。ああ、スッキリした。
気分も良いので私から、フィロザ様の手に触れて握る。
「ありがとうございます、フィロザ様」
「……君のためならなんでもするよ? シェリエル嬢」
そう言ってフィロザ様は、私の指に口付けを落とした。
周りがまたざわつく。でも今度は、気にならなかった。
彼だけが気になったからだ。
昼になれば、図書室で会った。また私の隣に座る。どうやらこれが、今の私とフィロザ様の距離みたいだ。近い。
「放課後、空いてないかい? シェリエル嬢」
「はい、空いております」
「ぜひ連れて行きたいところがある」
「はい」
なめらかに私の名前を口にするフィロザ様に、またもや反射的に頷いてしまう私。すっかり彼の虜になってしまったようだ。
どこに連れて行くのだろうか。
訊ねてみれば、あとのお楽しみだと秘密にされた。
待ち合わせは、図書室B。
手を差し出されたので、掌を重ねると、足元が白く光った。淡い黄金色に魔法陣が見える。移動魔法だ。
場所は変わり、何処かのお城のような廊下に立っていた。高い天井に、上質そうな赤い絨毯。
「もしかして……フィロザ様のお城ですか?」
「その通りだよ」
魔族の国にあるお城に連れて行かれたみたいだ。瞼を閉じると、宝石のような輝きを放つ魔力を感じた。なるほど。魔族は、宝石のような魔力の色をしているのね。
「こっちだ」
「はい」
手を引いて歩き出す彼について行くと、渡り廊下を渡って一つの塔に辿り着いた。
「幻獣図鑑は隅の隅まで見たかい?」
「一通り見ましたが、それが?」
「ふふ」
訊ねても無邪気な笑みをよこされる。そんな魔王様が、可愛いだなんて思ってしまう私がいた。
そのフィロザ様が、重い扉を開けばそこには息を呑む美しさの生き物がいた。純白の毛に覆われたドラゴンだ。輝くほど純白のドラゴンに目を奪われ見惚れていた。けれど、その存在が獰猛だということを思い出して、思わず握った手に力を込める。
「大丈夫。幼い頃から俺が育てた。そう人を襲ったりはしないよ」
「ディアモンド、ですよね」
「そうだよ」
純白の毛に覆われた幻獣ディアモンドだ。
瞳はフィロザ様と同じサファイア。私の身長はありそうな大きな顔が、こっちに向いている。見慣れない私を凝視しているのだ。
「ディアモンド、こちらは俺の大事な人。シェリエル嬢だ」
俺の大事な人、だなんて紹介されてしまった。
ディアモンドは警戒をやめたのか、そっぽを向いて目を閉じる。
「近付いてもいいって」
フィロザ様はそう解釈したみたい。手を引かれるがまま、大きなディアモンドに近付いた。
「触れてごらん」
「……わぁ」
これはまた素晴らしいもふもふ。これに抱き付いて眠ったら良い夢が見れそうだ。白い毛が優しく包み込んでくれる。
「眠ってもいいんだよ?」
私の心の中を読んだみたいに、フィロザ様が言ってきた。でも私は唇を噛んで堪える。だって、好きな人にそんな醜態晒せる?
すると、フィロザ様が仰向けになって倒れた。手を繋いだままの私も巻き込まれて、ディアモンドの背中にダイブしてしまう。ディアモンドは、ピクリともしなかった。
「気持ちがいいだろう? 昔からこうして眠るのが好きだったんだ」
「……はい、心地がいいです」
フィロザ様の横でもふもふに包まれて、私は笑みを溢す。フィロザ様はただ私を眩しそうに見つめる。
「あの……訊いてもいいですか?」
「なんだい」
「どうして私……なんですか?」
何が聞きたいのかというと、どうして私を好きになったか。まだ好きだって言葉を聞いていないから、そう訊ねた。
「一目惚れだ」
「一目惚れ?」
「図書室の日向の中で、黄金色に輝く君を見た瞬間、惹きつけられた」
そう言って、私の波打つプラチナブロンドの髪を撫でた。
「悪い噂が立っていたでしょうに」
「噂なんて当てにしないさ。実際の君と言葉を交わして、想いは深まった」
「……フィロザ様……」
私は今、彼を熱く見つめているに違いない。
彼も私を見つめ返す。髪に触れていた右手は、私の頬に移動してきた。そして、顎を上げさせる。
ゆっくりと顔を近付けてきた。私は受け入れて、そっと瞼を閉じる。
唇が触れ合った。優しい口付け。
サファイアの瞳と目を合わせては、微笑み合った。
すると、ディアモンドが動いて、尻尾で私とフィロザ様をくっ付ける状態になってしまう。密着状態に恥ずかしくなって頬を押さえていれば、彼は笑ってそんな私を抱き締めた。
もふもふの幻獣の上で、魔王様に抱き締められるなんて、夢心地。
昨日、「惰眠を貪る元悪役令嬢を書こう!」と思いつき、今日こんな感じに書き上げました。
甘いお話が書きたいとも思っていたので、今回まぁまぁお砂糖を入れられてよかったです。
お粗末様です!
20170810