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新説・のぶさん異世界記  作者: ことぶきわたる
第五章 そうだ! ダンジョンへ行こう!!
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閑話その10 なぜなにセフィロト先生 その2

 魔法編


 セフィ(以下セ)「はいはーい、今日も今日とてなぜなにセフィロト先生のお時間よぉ。本日の相方はフツノちゃんですぅ」


 フツノ(以下フ)「よろしゅうに。セフィはんも随分ノリノリやねんな。うちも魔法に関しては色々と勉強してるさかいどんどんいくで」


 セ「一口に魔法って言っても実は色々な種類に分けられているのぉ。火水風土に分類される属性魔法、光や癒しの力を秘めた神聖魔法、闇に属する暗黒魔法、時間と空間を操る時空間魔法、そのほかにも重力魔法、付与魔法、生活魔法、隷属魔法などもあるわねぇ」


 フ「厳密には違うかもしれんけどうちが使う秘伝の術や結界術、忍術、果ては錬金術や彫金術、魔工なんかも魔力を使うから魔法って言ってもええんちゃうかな。これら以外にも一般には知られていないもんが仰山ありそうやけどね」


 セ「一般的な魔法はクラスが魔術師などになればレベルの上昇とともに習得するの。各々と相性のいい属性が一つ二つが一般的ねぇ。魔術師はその属性を頭にのせて火魔術師や水魔術師って呼ばれるわぁ」


 フ「この世界に住んでるもののほとんどは魔力を持ってるし生活魔法は洗礼さえすれば誰でも使えるって言われてはるんよ。せやけど本当に稀に魔力を使えへん人もおる。そういう人らは魔道具を使って生活魔法の代わりにしてるんよね」


 セ「うちの常連さんにも一人いるのよぉ。魔力が使えなくても魂石に封じ込まれたものは使用可能だから魔道具を使う分には問題ないのよねぇ」


 フ「武技と違うて魔法はレベルごとに決まったものを覚えていくもんやねん。例外中の例外はノブ君の魔法改変やわ。今でも驚かされとるけど初めて見たときは目が飛び出るかと思ったわ」


 セ「あれはねぇ……。ま、それはそれとしてぇ魔法の紹介いくわよぉ」


 フ「まずは属性魔法や。巫女や魔術師、魔法剣士なんかが覚えるんよ。火水風土の四属性を操る魔法やね。複合魔法を用いることで氷や炎の竜巻なんかを作り出したりもできるんよ」



【属性魔法】

 特殊属性以外の火、水、風、土の四属性を用いた魔法。


 Lv1 アロー系(ファイア、アクア、ウィンド、サンド)

 Lv2 ウォール系、バインド系(フレイム、アクア、ウィンド、アース)

 Lv3 ストーム系(ファイア、アクア、ウィンド、サンド)


 Lv4

 火:ファイアジャベリン  大型の炎の槍を高速で飛ばす。

 水:バブルボム  触ると破裂する泡を創造する。

 風:サンダー 目標へ向かって電撃を飛ばす。

 土:ストーンスキン ある程度のダメージを肩代わりする土の膜を付与する。


 Lv5

 火:フレアボム 術者の意思で爆発させることの出来る炎の塊を創りだす。

 水:ポイズンミスト 毒の霧を発生させる。

 風:エアバインド 風の輪で四肢を絡め取る。

 土:サーチメタル 様々な鉱物を探知することが出来る。



 セ「神聖魔法は修道士、神主、騎士、その上級職などが使い手となるわぁ。使い手の半分以上は各神殿に所属しているって話だわねぇ」


 フ「各神殿には治療院が併設されとって日々人々を癒してはる。せやけどその奇跡を受けるには結構な額がお布施として必要やねん。うちらも何度か世話になってはいるんやけどその度にお財布が悲鳴をあげてたわ」


【神聖魔法】

 神に祈りを捧げ力を借り奇跡を起こす魔法。信仰する神によって差異はないが加護や信仰心により奇跡の度合いが変化する。


 Lv1

 ヒール 光の力で傷を癒す魔法。効果は術者によって左右される。

 ライトアロー 光の矢を撃ち出す魔法。アンデットや悪魔には効果が高い。


 Lv2

 キュアポイズン 毒の効果を打ち消す魔法。術者の魔力によっては消すことの出来ない毒がある。

 キュアパラライズ 麻痺を打ち消す魔法。


 Lv3

 ハイヒール 回復量の高いヒール。重傷にも効果大。部位欠損までは治せない。

   プロテクション 対象の物理防御力が一定時間上昇する。

   マナシールド 対象の魔法防御力が一定時間上昇する。


 Lv4

 ディスペルカース 呪いから解放する。

 キュアシック 病気全般を治療する。


 LV5

 ホーリーライト 破邪の光を放つ神聖魔法。アンデットに対して特に高い効果を持つ。

 エリアヒール 範囲にヒールの効果をもたらす。熟練具合により範囲が変わってくる。



 フ「暗黒魔法……あの件以来、嫌ーなイメージがあるわぁ。呪術師や占い師、暗黒騎士なんかが使うてるのを見たことあるね」



【暗黒魔法】

 闇の力を操り様々な効果を及ぼす。状態異常の効果、成功率はレベルと込める魔力量によって上下する。


 Lv1

 ペイン 四肢に痛みを与える。

   カース 対象へ呪いをかける。内容は行動不能、意識低下、不能、知能低下など多岐にわたるが複雑なものほど必要な魔力量が増大する。

 Lv2

 スリープミスト 深い眠りに誘う霧を作り出す。


 Lv3

 メルトバイタル 耐久力を低下させる。

 メルトストレングス 筋力を低下させる。

 メルトアジリティ 敏捷力を低下させる。

 メルトデクス 器用さを低下させる。



 セ「重力魔法は使い手が少なくてあまり知られていないわねぇ。ノブちゃんの話だと奇術師が覚えるらしいけれどもなんでそんなクラス持ってるのかしらぁ?」



【重力魔法】

   重力を操り様々事象をおこす魔法。

 Lv1

 グラビトン 重力をかけて対象を押し潰す。

 Lv3

 アトラクション 引力を操り物体を引き寄せる。

 リパルション 斥力を操り物体を遠ざける。


 フ「武器防具、魔道具やらなんやら使い道がたくさんある魅惑の付与魔法は錬金術師、魔工師なんかが覚えるんやね。ただ、付与する魔法によるんやけど随分魔力を使うみたいやねん。効果の高いものを作ろう思うたら魔力を溜め込んである魂石を補助に使うたり複数人で魔法陣を組んでやることが多いみたいやね」



  【付与魔法】

  作成する品に様々な効果を付与する為の魔法。ただし、付与する効果ごとに触媒や前提の魔法が必要になる。天恵とは異なり後天的な能力付与のため品物により付与させることの出来る数には限界があるので注意。


 Lv1

 軽化 品物の重量を軽減する。 必要触媒:尻軽石

 硬化 品物の硬度を上げる。 必要触媒:頑固岩


 Lv2

 鋭化 品物の切れ味を上げる。  必要触媒:蛍砥石


 Lv3 耐性付与 触媒によって効果が変わる。

 魅惑の鱗:耐魅了、毒蜂の一本針:耐毒、呪言のしゃれこうべ:耐呪 などなど。



 セ「高難度の中でも使い手をさらに選ぶのが時空間魔法よぉ。錬金術ギルドでも使い手を何人か囲っているらしいけれども使える人は色々なところから引く手数多だそうねぇ。マジックリュックに使う時空石はこの魔法の使い手が魂石を加工したものよぉ。ノブちゃんも作れるようになったのだけれど怖くて口外できないわぁ」



【時空間魔法】 

   時と空間を操る高難度魔法。使用する魔力も多く使える者はかなり限られている。


 Lv1 空間迷彩 空間を歪め識別を困難にする魔法。

 Lv2 次元収納 次元を歪め収納する空間を創り出す魔法。創り出される空間は熟練度と魔力量によって複数維持することが可能。

 Lv3 空間把握 指定した空間内の情報を把握する。

 Lv4 物質転移 物質を引き寄せる魔法。姿が見えなかったり何かの中に入っていたりするほど難易度は上がる。

 Lv5 空間転移 空間を跳躍し転移する。印なしに長距離を転移するには熟練の技が必要。印となる魔道具を据え付ければ難易度は大幅に軽減される。


 フ「今回最後は生活魔法や。生活に密接した魔法やね。子供から大人まで重宝してるんよ」


 【生活魔法】

 洗礼と共に扱えるようになる初歩中の初歩の魔法。神様からの祝福とも言われる。


 クリア 汚れを落とす洗浄の魔法。臭いなどは落ちないので注意。

 ポム 小さな灯火を起こす魔法。着火に使われる。

 ドライ 乾燥の魔法。洗濯物から干し魚まで利用できる万能魔法。

 ウォタ 手の平に湧き水を生み出す魔法。



 フ「忍術やら隷属魔法なんかはまた今度の機会やで」


 セ「それじゃまたいつか会いましょ♪ ちゅっ」

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