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新説・のぶさん異世界記  作者: ことぶきわたる
第五章 そうだ! ダンジョンへ行こう!!
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第102話 海でのバカンス②

感想にはいるおっぱいがいっぱい!


そんなのりのいい読者さんたちが大好きだーーー!

ハイル読者ーーー!

 お昼ごはんは魚介類の網焼きなんでござるよ。


 炭で火をおこして獲れたての魚や貝を焼くだけ、それがまた美味い。

 そしてひと垂らしするのは自作の醤油!

 そう、やっとこさ完成しました。タマ大豆醤油。試作すること49回、長かった。


 なにでドロップしたか分からないがホタテ、アワビ、サザエなどの貝類がくつくつと泡を吹いている。

 サンマやサバは塩焼きに。青魚などでなめろうを。小魚は衣をつけてカリッと揚げてみた。



 出来上がった傍から皆様がひょいぱくひょいぱくと召し上がられるので作っても作っても足りないけどな!


 カグラさん普段も食べるけど幼女モードになるとミタマと並ぶ食べっぷり無双となっていた。


「ふはー、食べた食べた。うちのお腹はもうノブ君にがっちり握られてはるわ。もうノブ君なしやと満足でけへんよ」


「……確かな満足感……素晴らしぃ、けぷっ」


「うーー、食べ過ぎたのじゃぁ。妾はもう動けん」


「ご馳走様でした。旦那様、食器は私が洗っておきますね」


「んふふふぅ、おつまみが美味しいからお酒が進むわぁ」


 ってセフィさん飲んでやがる!!


 このままだと酒瓶持ったまま寝付くこと請け合いなので心を鬼にして酒瓶を没収する。いやぁぁんと艶っぽい声で抗議されたが夜まで待つようにと釘を刺す。


 ちなみに今晩は既に作成済みの『海の家和泉屋出張所』にてお泊りである。

 継ぎ目なし家の形をしたストーンウォールはもはや芸術の域にまで達しそうな勢いだ。


 あ、海の家と言っても具の無いカレーライスや妙にしょっぱいラーメンなんかはない。

 カレーといえばカレー用のスパイスが全然見付からないのが悔しい。やばい、思い出したら食べたくなって来た。








 しかしこんだけゆったりするのも久しぶりだなー。


 食事後片づけを終えて全員が寝転んだりしながらまったりしている。でもたまにはいいよね。


 そういえばしばらくステータス確認してなかったな。今どうなっておるんじゃろ。






 名前:ノブサダ・イズミ 年齢:15 性別:男 種族:普人族?

 クラス:侍Lv31 拳士Lv24 修道士Lv25 異世界人Lv28

 状態:健康

 称号:【和泉家当主】

 HP:914/914 MP:134,218,059/134,218,059


【クラス】

 異世界人Lv28(up!) 戦士Lv30(M) 拳士Lv24(up!) 魔法剣士Lv8 下忍Lv16 侍Lv31(up!) 修道士Lv25(up!) 魔術師Lv10 呪術師Lv10 奇術師Lv12 錬金術師Lv12 時空魔術師Lv5 シーフLv10 狩人Lv10 獣使いLv10 商人Lv10 奴隷商人Lv1 農家Lv10 主夫Lv10 大工Lv1 石工Lv1


【スキル】

 エターニア共通語 異魂伝心Lv4(up!) 魔法改変Lv4(up!) 複合魔法Lv4(up!) 並列発動Lv4(up!) 並列思考Lv2(new!) 家事Lv6(up!) 農業Lv4(up!) 剣術Lv3 刀術Lv3(up!) 格闘Lv4(up!) 両手槍Lv2 投擲Lv3 射撃Lv2(new!) 身体強化Lv3(up!) 魔力纏Lv5(up!) 回避Lv4(up!) 受け流しLv4(up!) 直感Lv3(up!) 頑健Lv2(up!) 開錠Lv1(new!) 罠Lv1(new!) 神聖魔法Lv5(up!) 暗黒魔法Lv3(up!) 重力魔法Lv3(up!) 時空間魔法Lv3(up!) 属性魔法適性Lv5 付与魔法Lv3(up!) 魔工Lv3(up!) 彫金術Lv3(new!) 結界術Lv2(new!) 生活魔法 偽装Lv4(up!) 錬金術Lv4(up!) 加工技術(木・石) 耐毒Lv1 耐麻痺Lv1 耐混乱Lv1 耐即死Lv2 性豪Lv3(new!)



【クラススキル】

 挑発  トレジャーハンター チャクラ 手当て 鷹の眼 心眼 隠遁 癒しの心(new!)


【固有スキル】

 識別の魔眼Lv5  レベリットの加護(大盛つゆだく) 神託(直通)(new!)


【契約者】

 ミタマ、フツノ、カグラ、セフィロト、エレノア


【従魔】

 タマちゃん、わかもとサン



 軒並みレベル上がっているね。


 MPが一億を突破していたけどもう突っ込む気すら起きない。どこまでも伸びて欲しいと他人事である。


 修道士がレベル20になった時点でクラススキル『癒しの心』を覚えた。これは使用後に使う回復魔法の効果が上昇するというスキルだ。地味に役立つこと請け合いだな。癒しの心は母心、押せばヒールの効果湧くってな。


 罠スキルは設置やら解除やら全部一まとめで成り立っているらしい。ちなみに察知するのは直感のスキルやら自らの洞察力でどうにかするって教わったよ。


 魔法改変関連のスキルは試行錯誤を繰り返していた結果であるな。俺にとっては至極真面目な、でも他の面々に言わせれば酷く不真面目な魔法を今後も創りだしていこうとおもいます、まる。

 で、既存の魔法で使えるようになったのは以下のもの。


 神聖魔法

 LV5

 ホーリーライト 破邪の光を放つ神聖魔法。アンデットに対して特に高い効果を持つ。

 エリアヒール 範囲にヒールの効果をもたらす。熟練具合により範囲が変わってくる。


 暗黒魔法

 Lv3

 メルトバイタル 耐久力を低下させる。

 メルトストレングス 筋力を低下させる。

 メルトアジリティ 敏捷力を低下させる。

 メルトデクス 器用さを低下させる。


 重力魔法

 Lv3

 アトラクション 引力を操り物体を引き寄せる。

 リパルション 斥力を操り物体を遠ざける。


 時空間魔法

 Lv3

 空間把握 指定した空間内の情報を把握する。


 これを初めて使ったときはあまりの情報量の多さに鼻血噴いた。比喩でもなんでもなく噴水のようにぷーっと。なもんで俺自身の情報処理速度と魔法の熟練度が上がるまで制限しながら使っている。それでも地形などを把握する=マッピングいらずというのは物凄くありがたい。


 付与魔法

 Lv2

 鋭化 品物の切れ味を上げる。  必要触媒:蛍砥石


 Lv3 耐性付与 触媒によって効果が変わる。

 魅惑の鱗:耐魅了、毒蜂の一本針:耐毒、呪言のしゃれこうべ:耐呪 などなど。


 魔工と彫金術はレベルが上がるほど使える素材がグレードアップしていく。

 今のところ魔工なら石→銅→鉄。彫金術なら亜鉛→銀が限界だった。金やその上のミスリル、オリハルコンなどを扱える日はくるのだろうかね。ちなみにこれらは魔力で無理矢理加工するものでおやっさんのように鍛冶技術を使って加工するのとはまた違うものである。鉄が加工できるようになったとはいえ剣一本となると非常になまくらなものしかできていない。これも今後要訓練だな。魔力だけは腐るほどあるのでいつかは無限の練成とかできちゃったりしないものだろうか……。


 錬金術が上がったことでマジックリュックなどが製作できるようになっている。しかも時空間魔法が使えるおかげでそれの触媒となる時空石を用いなくても作成可能と言う至れり尽くせり。でも派手に作ると無駄に目立つので仲間内で使う分なんかを作る程度に留めている。だって作ろうと思えば素材さえあるなら1トン入るほどのマジックリュックを作成することも可能なのだもの。


『レベリットの加護(大盛つゆだく)』

 成長と才能の女神レベリットの加護が色々と溢れたもの。本人含むパーティメンバーのクラスへの経験値とスキル習得・熟練度の上昇に気持ち多めなプラス補正が入る。



 そしてなぜか称号が増えていた。

【魔獣】、【女神の苦労が分かる者】、【女神の睨みし者】、【女神の観察対象者】、【和泉家当主】の5つ。


【魔獣】

 奔放なとある冒険者に贈られし二つ名。魔導を操り獣の如き野生と野”精”をもつと噂される。


【女神の苦労が分かる者】、【女神の睨みし者】、【女神の観察対象者】

 それぞれアメトリス、ハディン、ルーティアに関係した称号のようだ。どうやらこの女神様たちにも目を付けられた模様。特にハディン様は睨んでおられる。怖い怖い。


【和泉家当主】

 レベリットからの贈り物。家族に与えるレベリットの加護の効果が上昇する。


 肉じゃがやら魚の煮物やらを大量に送りつけたら次の日の朝に駄女神インフォメーションが流れてこれが増えた。ありがたく使わせてもらうのだけれど一つ気になる事がある。これって職権乱用だよね。そう駄女神に言ったら『食券乱用』に似てますよねとかいいやがった。確かに食事で釣ったけれどもさ。


 あ、【魔獣】は俺の中ではノーカンです。




 異魂伝心はエレノアさんにゃんにゃんしたあとに契約を結んだらレベルが上がった。

 Lv4の効果は『主は相手のクラスを変更することができる。ただし一度変更するのに多量の魔力が必要』というもの。まんまですがその有効性はえらいこっちゃでございます。皆に説明したのがつい先日だがそれはもう驚いていた。なんせどこぞにある転職の神殿でないと変えることのできないものをお手軽に変更することができるのだ。どれだけ魔力を消費するのかと試してみれば一回変更するごとに100だけ減っていた。俺にとってはすでに誤差の範囲内である。

 同時にしゃれにならないことも発覚した。俺の嫁さん全員にセカンドクラスが解放されていたのである。

 誰一人として気付いていなかったので俺が気付かなければ宝の持ち腐れ状態だったわけだ。何が解放するに至ったか知らないけれども更なるパーティ強化になることは間違いない。



 現状現在のクラスと皆が変えることの出来るクラスは以下となる。


 ミタマ

 狩人 シーフ

『狩人、シーフ、踊り子、下忍』


 ミタマには俺がいないときでもドロップ率が上がるようにシーフを15まで育てて貰おうと思う。本人はそこからは下忍を育てたいって言ってたので了承した。俺が寝物語で話していた仮面の忍者ハットトリッくんの影響だろうか? 個人的には踊り子のミタマも捨てがたいのだが……。


 フツノ

 巫女 修道士

『巫女、商人、修道士、吟遊詩人』


 フツノさんは結界と回復でパーティの援護役を一手に担って貰う事になってしまった。サポートでタマちゃんが居る時は援護してもらうんだけれどもね。一度だけ聞いたことがあるのだがフツノさんは歌が上手い。それゆえ吟遊詩人のクラスがあるのだろう。『人前で歌うんは恥ずかしいからあかんよ。めっちゃ照れるねん』と言われたが俺の前なら問題はないらしい。ちょっとした特権だね。


 カグラ

 闘鬼 奇術師

『闘鬼、戦士、斧術士、棒術士、槍術士、奇術師』


 カグラさんたっての願いでセカンドクラスは奇術師になった。どうしても魔法を覚えてみたいらしい。それにしても前衛職ばかりなのになんでまた奇術師だけあるんだろう? もしかしてオチ担当になりつつあることが関係してたりするんだろうか。いや、考えまい。


 エレノア

 魔拳士 暗殺者(アサシン)

『魔拳士、拳士、柔術士、暗殺者(アサシン)、調教師』


 魔拳士は拳士の上級職で闘気を纏いながらそれをぶつけたり打ち込んだ先で爆発させたりするらしい。いや、本気でやってるエレノアさんをまだ見たことが無いのでらしいとしか言いようがないんだけどね。とりあえずアサシンをセカンドに据えておく。いきなりボーンと上級職らしきものがあるんだが原因はアレだろうか。俺と師匠が死にそうになった件? まあ、どう考えてもエレノアさんが強くなる事には違いが無いのでつけておくにこしたことはない。夫婦喧嘩なんて絶対できないね! 調教師? なんとなく怖いんで内緒にしてありますよ。







 どうん!

 どうん!


 ん? なにかが結界に当たっているのか? 考え事をしていて気づくのが遅れたね。

 何かは知らないがどうにも繰り返し当たってきているので少々気になる。


「主殿、どこかにいくのかえ?」


「いや、なんか海側で結界に当たるものがあるみたいなんだ。ちょっと見てくるよ」


「むう、妾は水の中ではうまく戦えんからのう。申し訳ないがお任せするのじゃ。皆も夢心地ゆえ起こすのも忍びない。ただ、無理だけはしないでほしいのじゃ」


 うん、それについては同感だ。エレノアさんすら寝こけている。彼女もギルドでは随分と神経を使ってきているだろう。客商売はストレス溜まるからね。今日くらいはしっかり休んでもらおう。

 無理はしないよ。やばそうなら距離をとって狙い打ちにするからね。


 さて結界は結構先まで展開していたからな。空間把握で目標の位置を探し出せば海面上の結界部分に何やら大きいものが幾度と無くぶつかっている。位置的に海の上にいるようだ。高機動魔法一式を発動し水面を滑るように移動していけばそこにはフライングフィッシュのようであるがまったく別物に見える魔物が存在していた。見た目はそう、某俳優風に言えば『まぐろっ!』って感じだ。黒光りするその体はいい脂の乗りをしていそうである。



 マグロッス

 HP:89/327 MP:15/78

 フライングフィッシュが突然変異した希少種。時空間魔法を使う珍しい個体。通称『超時空鮮魚』。

 いまだ幼い種族のために目覚めよと放たれた一魚。前にしか進めず進まねば死んでしまうその生き様は果たして救いの行進か破滅の道か。



 まんまじゃないか! そして識別先生の説明文が随分と哲学的と言うかなんというか。何にせよさっくり始末してドロップ品に期待するのですよ。

 それにしても何かから逃げるようにこっちに向かっているような気がするのは考えすぎだろうか。HPすり減らしながら突っ込んできてるもんな。MPもキレかけで満身創痍だし。だが辺りに人影はなし。さくっとヤらせていただきましょうか。


「武技『轟刀・銀光』!」


 銀の光を振りまきながら月猫の刃はストンとマグロッスのお頭を切り落とした。識別の魔眼で完全にトドメを差したことを確認するとドロップした品が現れたんだが……そいつがまたがでかい!


 クロマグロ

 品質:高品質 封入魔力:8/8

 全長2m60cm、体重330kgほど。


 はっはっはっは……捌ききれるのだろうか、これ。ま、やるしかないんだけれどもさ。




 ニャアアアン


 ゾクリッッ


 な、なんだ!? クロマグロを次元収納に納めようとした瞬間、猫のような鳴き声とともに身の危険を感じる。空間把握も含めて周囲を見渡すも誰もいない。そらそうだ海上だもの。猫なんかいようはずがない。

 周囲を警戒しつつ疑問符を残しながらもその場を後にした。

超時空鮮魚マグロッス

まともに戦えば空間転移を駆使され非常に戦いづらい相手だったりそうでもなかったり。

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