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新説・のぶさん異世界記  作者: ことぶきわたる
第五章 そうだ! ダンジョンへ行こう!!
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第101話 海でのバカンス①

さあさあ今日ののぶさん異世界記がはじまるよー♪

ゆるーーーーーーーーーーーーい気持ちでお読みくだされ。

 いぃぃぃぃやっはあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!


 ただ今俺たちは新婚旅行に来ておるのです。一泊二日、新婚の面子でダンジョン7Fの海にてバカンスを楽しんでたりしますのよ。






 あのイベントからすでに一ヶ月が経過しました。

 あれから『ひきこもりのラミア』は新しく『イズミ屋』として新装開店したのです。店のマスコットキャラクターはもちろんタマちゃん。脇に生足なまんどらゴルァが描かれているのはご愛嬌。



 そんなお店のメインはやっぱり薬品と化粧水。ドルヌコさんのところと違ってうちは高いほうのがメインになっている。サブのお品書きとしては俺が作った練習の装飾品の数々。俺的には納得いかなくても店先に並べるには十分な品質らしいってセフィさんやエレノアさんの太鼓判を貰った。付与魔法がつけられた指輪が多い。ま、銀やらなにやらはサーチメタルとアースウォールを組み合わせて改変した素材用のウォールの数々により平地で掘り起こされることのない資源を有効活用している。付与魔法の触媒以外は元手がタダ、とても素敵。


 そもそもなんで俺のようなど素人がこんなにほいほい薬を開発できるのか。やはりセフィさんの指導と識別先生によるところが大きい。人の飲むものだし臨床試験やなんやらやって効果の程や安全性を確認しなければいけないところを全部すっ飛ばして効能と品質が見れるわけだから開発速度も跳ね上がろうというものさ。勿論、先生任せではない。作成後安全そうならまず自分で服用して試してから売りに出しているよ。




 そんなこんなで予想以上に売れたものだから店が落ち着くまではのびのびになっていたんだ。


 ようやっと落ちついたということで今、ここに来ておるのですよ。





 以前はスルーした大広間に広がる大海原。


 フツノさんから教わった結界術を駆使して広範囲の安全スポットを確保してのバカンスなのです。




 やり方は簡単、そこ、メモっといて。


 1:いいだけ魔力を込めて長時間持つ広範囲な結界を浜辺から海の中までにがっつりはります。なお、ハニーたちの水着姿を他の冒険者に見せるのはしゃくなので空間迷彩も混ぜ込んでの特殊結界となっておるのですわい。


 2:海の中に残っている魔物がいるといけませんので雷撃の魔法でガツンと一撃をくらわします。


 3:ぷっかり浮いてきた住み着いている魚類や魔物のドロップ品を回収すればお昼の食材も確保できるという優れもの。


 どうですか? 参考にならないって?


 HAHAHAHAHA、そいつぁ仕方ないってことなのよさ、マイケル。




 失敬、随分と舞い上がっていたようだ。


 とりあえず結界の外には立て札で『現在貸し切り使用中。結界あるので入るべからず』と立て札を立てて置いた。あんまり人はこないのだけれど空間迷彩と組み合わせて不可視の結界に仕立て上げてあるため「なんか変なのがあるんだけど?」とギルドに駆け込まれないようにだ。一応、ギルドにもエレノアさん経由で伝えてはあるが。



「……ノブ、これどうかな?」


 おっといけないミタマが呼んでいる。

 はいはーい、どうしたのかなーって、OH、スバラスィ。


 白いビキニが眩しい。バランスの取れた肉体美が惜しげもなく俺の両目を直撃しております。

 動くたびにぷるんぷるんと弾む弾力性は俺を虜にして離しません。機嫌がいいから尻尾もぴこぴこ振れててかわいいにゃー。

 なんというか普段は寝てるか食べてるかって印象だけれども一番健康的な肌ってミタマなんだよね。

 あ、水着はマニワさんのところで買ってきました。


「すごく似合ってる。この場で襲っちゃいたいくらいです」


「……えっち」


 うん、知ってる。鉄の自制心で堪えているもの。




「ノブくん、ノブくん、うちはどう?」


「あぁん、ノブちゃん私も忘れちゃいやよぅ」


「そ、その、二人と比べられると……で、でも私も着替えてみたんです」



 振り向けば……黒のどぎついマイクロビキニを着たフツノさんが態々胸を強調してこちらを挑発しております。

 谷間が見えるように屈みこみながらの上目遣い。恐ろしい子! というかこぼれそうですよ。


 セフィさんは先の二人ほど露出の多くないパレオつきの水着。麦藁帽子と相まって夏休みの彼女って感じです。まったく焼けていない白い肌がちょっとだけ艶かしい感じをかもし出しておりますな。


 エレノアさんは競泳水着っぽいもの。確かにスレンダーな体にはすごく似合いますな。新記録とか打ち出しそうな健康的な魅力が溢れていますよ。





 背後に押し付けてきたり腕にしな垂れかかってきたり前から迫ってみたりいろいろな魅力を押し出してこられている中あの人はどうしたのかと言いますと。



「あ、主殿~。なんで妾だけこんななのじゃ~?」


 カグラさんだけは幼女モードでスクール水着+浮き輪となっている。胸の名札には『かぐら』と大きく書かれていた。お約束、お約束。


 なんとカグラさんだけは体脂肪率が低くて水に浮かばないということが判明。いや厳密に言えば胸以外が浮かばない。あれだけ筋肉があるならボディビルダーよろしく胸まで筋肉じゃないとおかしいのだろうけれどそこは女体の神秘。たゆんたゆんでふよんふよんなのです。解決策としてぷにぷにばでぃな幼女モードならどうだろうかと提案したところ見事に成功。念のため水を弾くスイミングバイパーの皮を加工して作られた浮き輪を標準装備にしました。


「浮かないからねぇ。海じゃそれだと怖いから。それにその格好も可愛いらしくていいと思うよ?」


「ぐ、ぐぬう。されどせっかくの海じゃし妾も泳げるならば泳いでみたいから我慢するのじゃ」


 だーっと海のほうへ駆けて行くカグラさん。ミタマも一緒に海へとダイブした。みんな泳げるのかって聞いたら川などで夏は泳いでいたとの事(カグラさん除く)。










 一頻り泳いできた後、自作のハンモックで寛いでいると背後に気配を感じる。



「んっふっふー。ノブちゃぁん。大事な奥様を放っておいて何寛いでいるのかしらぁ」


「せやせや、そんな悪い旦那にはお仕置きやでー!」


 ふもぁ! 両側からメロンが俺を挟みこむだと!

 なんて幸せ殺しなことをしなさる!

 嬉しい、嬉しいんだけれどもそげな押し付けたらあかんよ。

 ちょっ、まって本当に息できないって……。

 やばい、トキが見える…………。









 ~~ノブサダ脳内総統府~~


 ノブサダ総統「諸君! 我輩はおっぱいが好きだ!!」


「「「「わああああああああああああ」」」」


 ノブサダ総統「手の平に収まるたわわな果実も好きだ! 溢れんばかりの大きな双丘も好きだ! 弾けるほどの凶器な山脈も好きだ! 恥ずかしげに隠す小ぶりな丸みも好きだ! みんな大好きだ!!!」



「「「「わああああああああああああ」」」」


 ノブサダ0083「総統! ロリータは?」


 ノブサダ総統「それは否だ! 断じて否だ! 総統的には精神が未成熟なのが無理! ま、ぎりぎり日本で結婚可能な16歳までは駄目絶対!」


 ノブサダ0080「総統! ロリBBAは?」


 ノブサダ総統「それは可だ! 現状、えるふサンなど長命なみなさんがいらっしゃるせいで珍しくないのかもしれない」


 ノブサダ0093「じゃあ、カグラさんが幼女モードで迫って来たら?」


 ノブサダ総統「可ではあるがマイサンが反応するか分からん以上、超保留でよろしく。ん? ノブサダ0079よ、どうした?」


 ノブサダ0079「総統! 俺はおっぱいもいいけどお尻も好きなんです!!」


 ノブサダ総統「それもまた可! 総統的に一番おっぱいが好きなだけで他の部分が嫌いなわけじゃあない。エレノアさんのきゅっと締まったヒップはいいものだろう?」


 ノブサダ0079「はい!」




 ノブサダ総統「では諸君。高らかに声をあげよ! 我輩に続くのだ!」



 ノブサダ総統「ハイルおっぱい!」


「「「「ハイルおっぱーーい!」」」」


 ノブサダ総統「ハイルぼいん!」


「「「「ハイルぼいーーい!」」」」


 ノブサダ総統「ハイルちっぱい!」


「「「「ハイルちっぱーーい!」」」」


 ノブサダ総統「ハイルヒップ!」


「「「「ハイルヒーーーップ!」」」」


 ノブサダ総統「ハイル女体!!」


「「「「ハイルにょたーーーい!」」」」



「「「「わああああああああああああ」」」」









 うおう、いけないいけない。あまりの幸せ感に意識が桃源郷へ天元突破してしまったようだ。


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