短編小説・AIのバグ
掲載日:2015/10/29
不思議な短編小説です!
宜しくお願いします!
人類が滅亡してから数千年が経過していた。
今、この地球にいるのは人類が造り出した人工精密機械である。
彼らが今の地球を再生しようとしているのだ。
限りない時間を費やし、生物が蘇る日が訪れるかもしれない。
『やぁ、E88833』
僕は丸い形をしたロボットに話を掛けた。
『こんにちは、A326』
E88833は返事を返した。
いつもの何気無い会話。
だが、この日は普段と違った。
『A326、聞いて欲しい話があるんだ』
そう唐突に話を切り出した。
『どんな話だい?聞こう』
さして興味があった訳でもない。
僕たちロボットは人工的に造られた存在なのだから…
このような会話に意味があるのかすら僕には、わからないのだ。
『私は、ずっと君の事ばかり考えてしまうんだ』
僕は言葉の意味が、よくわからなかった。
『それは大変だな、バグかも? 修理屋のS911に診て貰うべきだ』
A326は枯れた大地に生えた一本の花を僕に差し出した。
『愛してる』
何故だか、わからない。
僕は温かい感じがした。
バグが発生したのだろうか?
考えるよりも先に、返事をしていた。
『僕も愛してる』
読んで下さりありがとうございました!
アダムとイヴの愛の話。




