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ツンツン目の令嬢のお茶会に呼ばれました。

不定期更新です。

 王妃様のお茶会をクリアしたと思ったら、今度はツンツン令嬢ライバル子ちゃんのお茶会に呼ばれてしまいました。

 この間思いっ切り悪役令嬢したばかりなのに。行って何を言われるやら分かりませんが、お母様に参加しなさいと命令されました。

  頼みの綱であるお父様が、仕事でいませんピンチです。


「貴女は、エディアルド殿下の婚約者なのです。沢山の方達と交流するのも婚約者としての勤めですよ」


 お母様は、お父様のいない時を狙って私をお茶会に出席させようとしています!お母様黒いです。お腹真っ黒ですよ〜ひえー。


「私には無理ですお母様!」


 無理です!この間も死にそうでした。お父様がいなければ椅子から転がり落ちていました。


「ほほほほ、もう返事はしてあります出席しなさいね。優秀な侍女も付けますから」


「お母様!待ってください!」


 逃げられてしまいました。行く選択しか残されてないようです。初めて会う殿下を好きな人達。女の子の集団に囲まれたら怖い。


「お嬢様、準備をしないと遅れますがどういたしますか?」


 お母様の優秀な侍女、その二のフランさんです。無表情で仕事をサクサク進めてしまう天才です。逆らえない感じがひしひし伝わってきます。お父様〜どうしていないのですか!助けてください!


「じゅ、準備お願いします」


 無表情のフランさんにお任せです。何故だか冷や汗が流れていくのは幻ではないようです。

 お茶会用のドレスなど、私に分かる訳がない一般ピーポー。怖いけどしょうがない。

 お父様がいないのが悪いです!お母様の強引さにはかなわない。お父様をゲットしただけあります。

 フランさんは、お母様の侍女その二です。怖ろしい事に、お父様でさえ一目おく優秀な侍女なのです。短期間で関わった私にも、その凄さがわかりました。まず、仕事が早い。他の侍女さんに比べると天と地ほど違いがでます。謎や、秘密の多いところもありますが聞く勇気はないです。2度死にたくないから!


「では、お嬢様まいりましょう」


 きれいに着飾らせてもらいお茶会に行きました。びくびくしながら馬車に乗っていると、無表情なフランさんに見られています怖いです。しばらくすると大きなお屋敷の門に着きました。


「お嬢様、準備はよろしいですか?馬車から降りたら戦場です。侮られては奥様の恥になります、分かりますね。姿勢を正し前を向いて、人に会えばやわらかい微笑みを浮かべ堕とすのです」


 フランさんが怖い事を言っています。戦場とは?お茶会でどんな事が繰り広げられると!生汗が出そうな話をされても、私には対応できません!でも、返事をしないとじっと見つめてきます!心臓に悪いです小鳥のように小さいのに止まりそう!


「は、はい、わかりました」


「お嬢様、私が見ていなくてもですよ」


「…はい」


 フランさんの低い寒々とした言葉に、返事だけで精一杯な私は根性なしです。だって怖いですから。

 これから始まるお茶会で、なにがおこるか分かりませんが助けてくれる人がいません!失敗したらお仕置きされそうです!


 誰か助けてと言いたいですが、この前悪役令嬢を演じましたからキャラを変えてる訳はいかないし。

 婚約解消を、狙ってる私はお茶会では嫌われたいです。

 八方塞がりです。ピンチな私は、戦々恐々としながらこの家の執事さんに、茶会の場所に案内されています。

 明後日の方向を見てる私に、前の世界のゴングが、カーンと鳴る幻聴が聞こえます。



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