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お茶会に行きました。

夏風邪引きました。ぼちぼち更新です。八月五日勘違い部分表記直しました。ありがとうございます。

 ドキドキのお茶会に行きます。ううっ失敗しないか心配ですが、お父様も一緒なので安心です。ドレスはお父様に選んで貰いました。


 自慢じゃないけど、私が選ぶと何故かチンドン屋になる!どうして?やっぱりセンスが微塵もないんですね。女子力無し。



「ルビィディア綺麗だよ」


 うっ、その笑顔に殺られそうですお父様。

 いつ見ても綺麗な顔ですね。

 結婚してからも、アプローチが凄かったとこの間お母様が言ってました。

 お父様の武勇伝(美女達スルー)事件。興味が無いと名前さえ忘れた振り


 ラブラブな二人なので心配はしてないけど、今でもアプローチしてくる人妻から令嬢まで後を立たない鬱陶しいと、お母様が言ってました。


「お父様、今日はよろしくお願いします」


 今日も素敵なお父様です。


「任せてくれルビィディア、私が守ってあげるよ」


 お父様がいれば百人力だよね。感謝!感謝!馬車に乗って出発です。


 王城が見えてくると緊張してきました。前世の癖で、手に人と文字を書き飲み込んで大丈夫、大丈夫と心の中で呪文のように唱えないと!


 この間は、まだ混乱してたからまだ良かったけど、慣れてくると一般庶民の私にはきついよ!お貴族生活!毎日、マナーレッスンには魂が抜けるよ!助けてー。


 マナーの先生に「記憶と一緒に、しとやかな振る舞いもお忘れになられましたね」て言われたよ。

 知らないから、無理強いしても無理なのに。はあーっ。

 とにかく、お茶会を何とかクリアしないと!ゲームなら攻略本があるのに〜。


 王城に行くと王妃様の侍女が待ってました。


「ルビィディア、王妃様の所に行くよ」


 お父様がいれば大丈夫です。


「はい、お父様」


 突然侍女が険しい顔をして言います。


「伯爵様、王妃様はルビィディア様だけをお呼びになりましたが」


 この侍女さん職務に忠実なのはいいですけど、お父様に落ちないのかなぁ?

 1人でお茶会にでるのは無理です。私のために説得してくれる様です。


「そんな事は書いてなかったと思うが、王妃様に聞いてきてくれないか?」


 おお、流石お父様!爽やかにやり過ごしたよ。頼りになる。


「分かりました、聞いてまいります。お待ちください」



 王妃様の侍女ってプライド高!ツンツンしながら聞きに行ったよ。臨機応変って事できないの?

 それに、普通お客様にそんな態度とるの?王城怖!こんな所いたくないよ。


 そんな事を考えていたら……うあ!早い〜速攻で侍女さん戻って来たよ。

 ツンツンは変わらずだけど。


「 仕方ないので、伯爵様もご一緒においでくださいと、王妃様が言っておいでです」


 仕方ないって……一応お客様なのに態度悪い。好感度ゼロですね。


「では、行こうルビィディア」


「はい、お父様」


 お茶会の場所何処であるのかな?今日は天気いいから庭園あるとこがいいけど。

 せめて花ぐらい見て癒されたい。ドキドキして私の小鳥ような心臓止まちゃうよ!


「まあ、やっと来てくれたのね!」


 賢そうな王妃様、やっぱり私じゃこの地位は無理、役不足だよ。

 それに、王様って凄い!もう1人お嫁さんがいるんです。第二妃で、元私の婚約者のママさん。望めば、まだまだお嫁さんにできるそうです。

 王様って、王妃様を愛してるそうです。でもでも、権力争いを止める為に王派の力を弱めない為に第二妃が嫁いて来たんだとか。権力怖いですね。ドロドロ?

 私は、別人だから元ママさん覚えてないけど。お上品に暮らすのは無理。

 数分でもドキドキしてるのに。


「すみません王妃様、娘は昔の事は覚えておりません」


 お父様が説明してくれます。楽でいいです。


「ごめんなさい!息子の所為ね」


 今の私は、別人ですので気にしないでください。王妃様、血は繋がらないけど自分の息子と同じ扱いしてますね。元の身体の持ち主には最低野郎でしたけど、お馬鹿さんで私は助かってますから。只、皇太子殿下にチェンジしなくてよかったんですがー!諦めてくれませんか?


「いいえ、気になさらないでください」


 ついでに、皇太子の婚約者も辞めたいです。お願いします。声に出して言えない自分が辛い!


「さあ、座って貴女の好きなお茶を用意したのよ」


 好きなお茶?私は緑茶がすき。元の身体の持ち主何が好きだった?


「はい、ありがとうございます。頂きます」



 お茶会が始まったけど、話が続ける自信はないよ!どうしよう?ボロが出るからあまり喋りたくない!沈黙怖い!









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