新たな希望を求めてお茶会に出発です。
短いですが、隙間時間に投稿しました。
苦行です。苦行を強いられてます。お茶会用のドレスを着せられてます。ここまで、辿り着くまで色んなことがありました。重装備をしないとお茶会に行けないとは……女の子は大変だと……昔はよかった。はあ〜。
キュキュット締められて、ウエストは細く見えますが、お茶が飲めるでしょうか?
横で、満足そうにフランさん、マリーさんが最終チェックにかかっています。手伝いをしている他の侍女さんも、2人の評価が気になるのか緊張して汗をかいています。
「どうやら良さそうね。マリーどうかしら?」
「フランさんの考えた装いで、お嬢様の美しさが引き立ちましたわ」
2人の侍女はお母様のお気に入り。髪型もお化粧も完璧です。一瞬、誰?いつもの私じゃなーい。この間より別人にバージョンアップしています。
今日の装いは、何故か悪役令嬢風のドリル装備してます。グリングリンの髪型なんですよ〜!扇子は……不思議!鉄扇!誰と戦えと?嫌あああーょ、怖いいいいーっ!
お母様〜!フランさん、とマリーさんの2人大丈夫なんですかー!娘の危機ですよー!
「さあ、お嬢様出かけましょう。私がお伴します」
「馬車が玄関で待っています。急ぎましょう、お嬢様」
フランさんとマリーさんに言われ、急いで馬車に乗り込み侯爵家に向かいます。
ドキドキです。沢山の人達と、負けずに相手ができるかな〜?
この際です、悪役令嬢風な私は、殿下の好みのライバル子ちゃん発掘に勤しもうと思います。
新規さんです。契約書ではないですが、沢山いる中で1人は見つけなくては!
私の盾!肉壁募集中〜です。肉食令嬢ー!どんと来いいいい!
ふ、ふ、ふ、殿下の婚約者など、肉食令嬢に丸投げですよ。この前お茶会にいた、見込みのありそうなライバル子ちゃんは、アピール度が低く殿下に無視されてた!
新たな肉食令嬢を物色しまーす!頑張れ私!




