お茶会の招待状が届きました。
昼から久し振りの休みがもらえましたー!お出かけします。短いですが投稿しました。
昨日は、美味しい飴とポテチを食べて私の気分も上昇中です。お母様は夕食にも、朝食にも姿が見えませんでした。
ただ、朝食を食べに来たお父様の艶々(つやつや)して、笑顔の眩しい姿に……お母様大丈夫ですか?と聞きたかった言葉を飲み込みました。
「ルビィディア、忘れていたが侯爵家から招待状が届いていたよ」
「え?私にですか?お父様」
驚く私にお父様が手渡してくれます。ぎゃああああーっ!も、もらいたくない!恐怖のお茶会の招待状です。震えながら何とか受け取りました。
「行ってくれるね?ルビィディア」
お父様が頼まれたお茶会ですか?遠慮したいですが……そのお顔…できないのですね!行かないとダメなんですね。出席と返事をしてあるんですね。
「どうしても?ですか?」
可愛く首を傾げて聞きます。私は行きたくなーい!戦場と言うか、肉食獣がウロウロしてるし、油断すると、紅茶、ワイン、その他もろもろの汁物が、降って来る。
偶に、足技、突き飛ばし、変わった所で芋虫攻撃。芋虫ちゃんは平気だからいいけど。
憑依する前、おばあちゃん家は蚕飼ってたんだよね〜。
餌の桑の葉、食べたの枝を片付けて、芋虫ちゃんを移動後、新しい桑の葉の中に置いて見てると、ワシワシ音が聞こえて来るんだよね〜。凄い食欲だと思った。1日でまる裸の枝ができるから。
その、芋虫ちゃんに負けない、肉食令嬢がわらわらいるお茶会に行けとーー!死んじゃうよ〜。
「リリスが一緒に行く筈だったが、今は動けないからね。侯爵夫人は友人になる方だから、粗相はいけないよルビィディア」
ガーン!お母様のお友達ですか?断れないんですね。お父様の愛は海より深そうです。
ふっ、無敵なお母様、娘の私でも優先されませんでした〜!泣いていいですか?
「はい、お父様」
「リリスお薦めの、フランを付けるから大丈夫だ。お茶会を楽しんでおいで」
お父様に詳しく話を聞くと、お茶会に、夜会、何方にも姿が見えない皇太子の婚約者と、知り合いになろうと画策している者たちが大勢いると。
しかし、伝手がなく唯一伯爵夫人と友人と呼ばれる侯爵家に、打診が来たらしい。
すごおおおおおーく、すごおおおおーく、迷惑!
話が終わると、急いでお母様の部屋にお父様は行ってしまった。ラブラブカップルには勝てない。くうーっ!
お母様、お薦めの侍女のフランさん!また、あの恐怖の時間再び!
戦場ですよ、お嬢様。と淡々と話す幻聴が聞こえるー!
お茶会も嫌いだけど、マナーはマリーさんの上をいく徹底ぶりのフランさん!
恐ろしい、無事生き残れるか不安になるルビィディアでした。




