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甘い物の後には塩っぱい物が欲しくなりました。

久しぶりに2時間ほど休憩時間がもらえましたー!短いですが、今日も投稿しました。

 やっと出来ました〜!凶暴〜魔獣型飴。1番始めに出来た物はお母様に(ささ)げました。


「うふふ、頂きますわ。ん、ペろっ」


 えーと、お母様、エロいです。主に、舐め方が!


「美味しそうだね。私も頂こう」


 後ろから、すっと出て来た、色気ただ漏れのお父様に、首を傾げるお母様。

 きっと、美味しく頂かれますね?


「ええ、美味しいですわ……?」


 いつの間にか来た、お父様がお母様をひょいと、お姫様抱っこして消えて行きました。


 あっと言う間の出来事です。周りの人たちは唖然としているけど、暫くすると、やはりハイスペックな旦那様だから、と皆が思って諦めました。

 ラブラブな2人の邪魔はしません!お邪魔虫にはならないですよー。


「お母様の試食も済んだので、皆も食べてもいいわ」


 残りの飴を皆に進めました。舐め始めると皆の顔が輝いています。美味しいですから当然ですね。料理長の弟子2人もにこにこです。


「美味しいですね、お嬢様。レシピにある1つでもこれだけ美味しいと、他の物も期待できます」


 マリーさんの熱い視線が料理長に当てられます。目で、できますよね!ね!と言われているようです。


「そうでしょう、料理長の腕なら大丈夫ですわ」


 マリーさんの冷たい視線にさらされる前に、料理長に挑戦して欲しいです。被害が出る前にお願いしますね。


「早めにお願いします、料理長ならできます」


 断言されました!逃げられない料理長ー!南無南無。


「甘い物を食べたら、塩っぱい物を食べたくなったわ」


 じゃがいもに似た物が、この世界にもありますから、ポテチでも作ってもらいます。


「お嬢様、塩っぱい物ですか?」


 料理長が考えてくれてますが、おやつになりそうな物は思い付かない様です。


「料理長、そこにある、じゃら、薄く切ってフライにしてもらえる?味付けは塩だけでいいわ」


「分かりましたお嬢様、お作りします」


 弟子達と手早くポテチを作ってくれます。本職の料理人は早いですね。

 こう言う時は、お嬢様になって楽だと思ってます。


「できました。お嬢様、これでよろしいですか?」


 きつね色に上がったポテチ!久しぶりの対面だわ!嬉しい〜。作り方は異国の本で見た事にしておこう。


「ええ、美味しそう。パクパクいける〜」


「お嬢様、私も頂きますわ!パク、んーんっ!これは!」


 私より、凄い速さでマリーさんが食べ始めました。美味しいですわ、美味しいですわ、止まりませんわー!と言いながら食べてます。

 いつものマリーさんじゃない〜!


 呆気に取られた料理長達も、遅れて無言で食べてます。

 ポテチの魅力に、マナーの鬼と言われるマリーさんでさえ敵いませんでした。

 でも、食べ過ぎると、マリーさん太りますよ〜。





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