飴作りにお母様が参加します。
隙間時間に投稿です。ああ〜空が青い、遊びたいのに仕事中。短いですが投稿しました。
昨日は危なかった〜!ふう、素敵なお父様に、禁断の道に引きずり込まれそうだったわ!
今日は、侍女に頼んでいた飴の製作を、料理長がしてくれると言ってくれました。見に行きますわ〜。
「お嬢様、走ってはいけませんわ!」
侍女の声にカチン!身体が固まりました。いけない!飴の甘い誘惑に早足になってましたー。もう少しでお母様に報告されて、マナー教育が厳しくなるとこでした。マナーコワイ、オカアサマモコワイ。
「ごめんなさい!お母様には内緒にしてください!」
うるうるお目々でお願いしました。ため息はつかれましたが、内緒にしてくれる様ですわ。良かった〜。
「コホン、試食が控えてますので。お嬢様、今回は奥様には内緒しますが、2度となさらない様にお願いします」
侍女も試食を楽しみにしてますね。珍しい飴を作る事が出来ると聞いて期待……視線が怖い。ううっ、仕方ないです、多めに渡して身の安全を図ります。ゆっくり優雅に歩く練習を兼ねて、いつもは行けない調理場に進みました。ビシビシと悪いところを直されてます。歩くだけなのに、似非お嬢様の私には貴族の令嬢修行は辛い〜。
「お嬢様、その調子です。奥様から合格点がもらえますよ。それでは、こちらでお待ちください。料理長に知らせてきます」
調理場の中に入った、侍女を待っていると、通路の向こうからあり得ない人がやって来ました。お母様です。
「お、お母様!どうしてここに?」
「ほほほ、珍しい物を見られると、旦那様から教えて頂きました。1番は素敵ですから」
え!1番に試食ですか?と驚く私に、ダメなの?と、冷たい目で見るのはやめてください。内緒に〜、と頼んだに。お父様は、お母様に隠し事はできない様です。お母様の前では通用しないのですね。
緊張感あふれる飴作りをします。料理長の胃に穴があかないか心配です。




