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私に手を出したチャラ男一族に災難が訪れそうです

国名を間違えてました!18話と19話を書き直してます。優しい皆さんの心遣いに感謝!


偽物か本物か分かりませんが、チャラ男の身内が出てきました。関わり会いになりたくないのですが、そうもいかない様です。

言葉使いも令嬢らしくすると、長い時間話すと疲れてきます。中身一般人には辛いです。くぅー!嫌な男!


「穏やかではありませんわね。陛下に、この事は報告させていただきます。偽物をこの国に連れて、混乱を招こうなんて、国交断絶を願っていると捉えられますわよ」


ツンと済まし顏で言い募ります。騙そうと、思っているのが見える様ですわ。騙される令嬢達が、可哀想だと思います。


「わあーっ!待ってくれ!ここで騒がれたら困る!」


そんなに慌てるくらいなら、こんな事しなければいいのに。お馬鹿さんだわ。


「私、誠実ではない人は嫌いですの。騒ぎませんが殿下には話しますわよ」


この際、有る事無い事言ってみようかしら?一度酷い目に合わないと、またしそうだわ。被害を出さない為にもいいかも。私を騙そうとしたのだから、罰は受けてもらわないとダメね。丁度踊り終わった殿下が来たわ。


「ルビィディア待たせたね」


話しかけた殿下が、隣のチャラ男を一瞥した。ふふ、ギクッとしたのが分かるわ。苦手なんだ。


「エディアルド殿下、こちらの方が私を騙そうとしましたの」


鋭い目で、横のチャラ男を睨みます。殿下怒ると怖いですわ。


「ほう、私の婚約者と知っての狼藉か?チャライル国に、私は侮られているのか?」


「違います!間違えました。決してエディアルド殿下の婚約者である令嬢を騙そうとしたわけではありません」


冷や汗ダラダラ流れてますわね。初めて見ましたわ、滝の様な冷や汗。


「では、他の我が国の大切な令嬢を騙そうとしたのでは?許せない事ですね」


できる殿下は違うわね。追い詰めてるわ。どんどんやってください。女の敵です。


「エディアルド殿下、申し訳ございません!謝りますので許してください」


言い逃れができないと思ったチャラ男は殿下に謝ってますわー!頭が地につく程に下げてますが本気かしら?甘い顔をするとまだ碌でもない事をしそうだわ。もげてしまえばいいのに。


「うっ!」


チャラ男が何故か震えてますわ。私が思った事が分かったのかしら?


「…悪寒がしたが?」


私を見て言わないでください。エディアルド殿下もですか?視線は向けてませんよ殿下には。


「エディアルド殿下、他の被害にあった令嬢達の賠償は、きちんと貰ってくださいね」


その中に、碌でもない令嬢達が居ても、騙す方が悪いのですから罰(この国に有利な条件)を、殿下には引き出して欲しいですわ。腕の見せ所です。

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