舞踏会が始まりました。
ぼちぼち更新週間(一週間限定)もう一話更新できればいいなぁ。
私は今舞踏会に強制参加させられました。絶賛機嫌が悪いです。殿下の隣に拘束されています。一度踊ったのだから、もうダンスはしたくありません。早くライバル子ちゃん助けて!待ってるわ。願い虚しくまだ、勇気のある令嬢が来ていません。この間のお茶会の勇ましい人達は何処に!
「私が贈ったドレスが似合っている。綺麗だ」
このど助平!こんな破廉恥なドレスなんて嫌いよ!私はお父様が選んだドレスが着たかったわ。踊ってる間ずっと胸ばかり見てるなんて!殴らなかった自分を褒めたいくらいよ。思わず握り拳を作ってしまったわ。
「ありがとうございます。ですが、私の趣味ではありません」
お礼は言うのは理不尽な感じがするわ。趣味の悪いドレスなど意地悪としか思えない。気分は最低!ライバル子ちゃん早く〜!んっ?来たー!待ってました!大歓迎です。
「エディアルド殿下、私と一曲踊って頂けませんか?」
良かった〜!このまま殿下の側にいたらイライラして殴っていたわ。
「おほほほ、踊って差し上げたらいいわ。ララベル様とはお茶会でお友達になりましたの。殿下をお願いしますわ」
あくまでもしょうがない感を出しながらお願いしました。ララベル様、この間私が言った事を覚えている様ですね。胸を強調したドレスです。横を見ると殿下の視線が胸ガン見してます。作戦が成功です。できるライバル子ちゃんは歓迎ですね。後は任せて楽しみたいと思います。
「はい、ルビィディア様ありがとうございます」
お礼も言えるのね。気持ち良く譲れるわ。他のライバル子ちゃん達も頑張ってちょうだい。
「それでは、彼女と踊ってくるよ」
殿下も乗り気で助かりました。踊ってる間、彼女の胸観賞でもされるのでしょう。理想どうりの形に整えたドレスで趣味を完璧に捉えてますから釘付けになりそうですね。ダンスが始まりました。お茶会に参加していた令嬢達がチャンスを今か今かと待っています。沢山のハイエナ令嬢様頑張ってください。主に、私の為に殿下を捕まえてくださいね。あなた達の努力に期待しています。頑張れ応援してるわ、私は今日もうダンスは踊らないので、殿下の相手を務めてくださいね。見てるだけ〜楽でいいわ。




