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何故だか伯爵令嬢になりました

少し書き直しています。

 ふわふわ知らない所をさまよってます。死んで、変な所に吸い込まれたせいで、魂だけ異世界に来たみたいです。RPGゲームの様な世界が広がってます。

 冒険者とか、魔獣に、魔法まさに夢の世界です。だだし魔王は居ないようです。そんな情報が頭の中に勝手に流れてきます。異世界特典ですね!


 あっ!あそこで女の子が死にかけてます。馬車ごと川に落ちたようです。わあああー引っ張られる!どうして!


「お、お嬢様大丈夫ですか!お嬢様!」


「あれ?私?何で?」


「お嬢様!良かった!」


 えーと、言えないけど私お嬢様じゃないよ!どうしよう?光に包まれて、本物は天に召された見たいだし…

 この体貰ってもいいのかな?

抜け出せないから、どうしようもないけど。


 お屋敷に戻り手当てを受けて知ったけど、この子伯爵令嬢だよ!無理!絶対無理!

私にはそんな高貴な演技なんて出来ないよ!大根役者よろしくの私じゃ!はあ〜。


「ルビィディア大丈夫なの?」


 知らない人が名前を呼んでますが、私の名前ではないわ


「誰ですか?」


 驚いた顔をしたかと思うと、急に真っ青になって叫び出しました。


「……だ、誰か来てー!ルビィディアが!治癒術師を呼んで!早く!」


 この身体の持ち主の家族かな?気の毒なことしたよ〜。


「伯爵夫人どうしたんですか?」



 イケメンの男の人が来ました。

誰だろう?この身体の持ち主の知り合いの1人?


「フロイド殿下!ルビィディアが私を知らないと言うのですわ!」


 フロイド殿下!ってもしかしたら王子さまが、こ、恋人?


「ルビィ僕の事は分かるか?」


 聞かれても本人じゃないから無理です。


「ごめんなさい」


 一応謝っておきました。知らないからね〜。

治癒術師を、呼んで治療しましたが無理だと判断されました。

そりゃあ無理だよね、別人だもん。先ほどの美形の青年は、この国の第二王子様でした。

婚約を、解消する為に伯爵家に来ていたようです


 事故の起きる前、王城で第二王子の思い人を紹介され、婚約解消の話を聞いた彼女が、馬車で無理な操作をさせたからだと。


 昇天しちゃった彼女には悪いけど、いや〜、本当に良かったよ!

私じゃ、第二とはいえ、王子様の隣なんて、どこの罰ゲームかと思うよ。

ライバル子ちゃんありがとう!


「僕の所為で事故に…」


 別人なので気にしないでください。むしろ関わりあいになりたくないです。

誠実じゃない、浮気者には用無しです。

好きな人が出来たなら、先に婚約を解消してからにすればいいのに!

わざわざ、好きな相手を見せて動揺させるなんて!最低!昇天した彼女(身体の本当の持ち主)には同情します。


「違います!気にしないでください!彼女とお幸せに」


 お幸せになってください。その方が私も幸せになれそう。


「ルビィ…」


 ここで一発、押しの言葉をかけておけば大丈夫かな?


「彼女の方が貴方に相応しいです。言うのが遅くなりましたが、おめでとうございます」


 喜んでますね。これで大丈夫かな?浮気者な人は信用できない。1度やったら、2度3度やるってよく聞くから。


「ありがとう」



 上手くいって良かった。無事丸く収まりました。王家からの強制結婚は2度とないとの事。

 話が纏まり一安心です。これ以上のトラブルはいらないです。

 お父様にお願いしてたら、気楽な暮らしができる庶民的な旦那様を捜してくれそうです。




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