第5話 森澤愛衣
今日もいつもと変わらず快適にぼっちスクールライフを謳歌する私
現在は体育の授業でバレーボールをやってます
「慰雨!ボールそっちいったよ!」
「はーい」
体育の授業は当たり前ですが男女別々でやってます
運がいいことに私のクラスの1組は6組と合同で体育の授業を受けます
友達のシオがいるので体育はちょっと楽しいです
「慰雨決まったよ!」
「やった!」
「慰雨やるね~」
「ねっ!慰雨がこのチームにいてくれてよかった!」
シオがいてくれたお陰で体育の時間はなんとか皆と馴染めるのだ
シオありがとう!最高だよあんた!
「慰雨どうしたの?泣きそうじゃない?」
「え、マジで?ちょっとシオに感謝してただけだよ~」
「なぜ泣く!?」
「わからんww」
楽しかった体育もあっと言う間…
はぁ…次は数学だよ…やる気失せるわ~…
と、そんな時…
「はぁ~お腹空いたな~…」
たまたま隣にいた子が突然呟いた
えっ…これってもしかして私に話しかけてるの?
でもただ単に独り言だったら…と、とりあえず話しかけてみるか…
「ね、ねぇ~私もお腹空いたな~」
「ん、そうだね、今は焼きそばが食べたい気分だな~」
おっの、のってきた!
もしかしたらこのままこの子と友達になれなたりして…でも私は友達は作らないって決意した…んー…もういいや!とりあえずこの子なれたら友達になっちゃえっ!
「いいね焼きそば!私は最近カップ麺の焼きそばがハマってるんだよね、特に塩焼きそば!」
「っ!それ分かる、めっちゃ分かる!美味しいよね~カップ麺いいよね~♪」
なんか会話がなりたった!?
ほ、本当にこの子と友達になれたりしちゃって…!?
「うん!カップ麺最高!」
「そうっ!カップ麺は素晴らしいのだっ!」
「早く弁当の時間にならないかな~」
「だねっ!」
この後、私は彼女と晴れて仲良くなりました
まだ友達と言える存在かわからない…
けどこれからゆっくりこの子ともっと仲良くなりたい、お互いに友達と言える中になりたい、そう思った
昼休み、勇気を出してさっき仲良くなったばかり?の子に話しかけにいった
迷惑にならないといいなぁ…
「っ!?」
私は驚いた…さっきの子に話し通うとしたけど…なんか申し訳なくなった…だって彼女は真剣に…“絵”を描いていたから
しかもあの子…めちゃくちゃ絵が上手いんですけど!?
しかも私の大好きな戦バトの絵だ!
説明しよう!
戦バトとは一部で大人気の戦国時代を舞台にした格ゲーみたいなものだ、正式名は「戦国バトルロワイヤル」だ、有名な戦国武将が沢山出てくる
ちなみに大体の武将達はイケメンに美化されている
どうしよう…話しかけたい!
けどなんか集中力を切らすのも悪いしな…
「やぁイウちゃ~ん」
「えっ!?あ、はいっ!?」
いきなり話しかけられた!?
ビックリしたぁ…
「てゆーかなんで私の名前を?」
「イウちゃんはクラスメイトでしょ?だから」
「そっか…」
そう言えば私はこの子の名前を知らない、名前を聞いても失礼にならないよね?
「あなたの名前は?」
「ん?私の名前は森澤愛衣だよ、よろしくね~」
「こちらこそ…えっと、私は…」
「大丈夫、知ってるから」
「だよね~…」
な、なんか愛衣ちゃんふわふわしてるな~
てゆーか絵上手すぎ!
これは幸村かな?めっちゃ似てるしイケメン…
「愛衣ちゃん絵スゴく上手いね!」
「そうかな~?」
「上手すぎだよ…あっそうだ!この下敷きの幸村描いてもらってもいい?」
「いいよ!じゃあ次の授業終わったら描いた絵渡すね」
「ありがとう!」
その後授業が終わったら本当に描いてくれて、その絵を貰いました!
幸村イケメン過ぎて辛い////
もしかしたら私は早くも今日でぼっちを卒業してしまったかもしれない…なんてね(笑)