表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/16

「とうとう出発だな」


「油断するなよ。駆け込み乗車は重要キャラだと言ってるようなもんだ。走って近づいて来る奴がいたら馬車から飛び降りるぞ」


「重要キャラなら同行させた方がいいのではないか?」


「いや、これ以上人数が増えたら誰がしゃべっているのかわからなくなる」


「技術不足というわけか」


「違いますー、会話で繋げる物語だからですー」


「それだと状況が説明不足になるだろ。会話が不自然になるのは見えているが、天気くらい触れておいた方がいいんじゃないか?」


「あ? 晴れてんじゃないの? 知らんけど」


「私たちが乗っている馬車ってどんなのなんだ?」


「宇宙戦艦を模してる水陸両用のすごい奴だ。陽電子砲も撃てるぞ」


「……そんな適当で大丈夫なのか?」


「コネストーガ幌馬車みたいのに乗ってるって言われても何言ってるか分かんないだろ? 馬車の種類なんざ調べればどうとでもなる。重要なのはそこじゃない――」



「とうとう出発ですよ! ジョセフィーヌ、頑張ってくださいね。ひゃっふーい!」



「文字だけでロリをどれだけ可愛く表現できるかだ」



「医師からは何と?」


「末期だそうだ。注射が怖いから緊急手術は断った」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ