1
「予言者に転職してみた」
「すごいじゃん、地球滅亡以外で何か予言してみてよ」
「任せろ、何でも聞いてくれ」
「じゃあ……明日の天気は?」
「スマホの天気ナビだと降水確率は40%だな」
「降るか降らないかを知りたいんだけど?」
「いや、40%じゃ降るだろ。折りたたみ傘は必須だ」
「素晴らしい助言をありがとう。役立たず」
無駄な時間を過ごしたと言わんばかりの無表情だ。
「そう慌てなさんなって。いきなり大予言者になれたわけじゃないんだぜ? しかも、予言者ってのは職業じゃなくて称号だ。勇者とかと同じ、実績ありきの代物だな。日々の積み重ねが大事なんだ」
「じゃあ、次の問題デデン!」
「いや、待て。この問題に正解したらこの街の住人に俺の予言はよく当たると広めて欲しい」
「片棒を担げと?」
「違う、予言熟練度を上げるためだ。もしかしたら本当に予言者としての才能があるかもしれないだろ?」
「ないよ、そんなの」
「神殿の神官にもそんな強い言葉で言われてないぞ」
「神官さんも仕事中なんだからさ、迷惑かけちゃ駄目だよ? 大人でしょ?」
書けたら続き書く
預言者 神 経由
予言者 未来予知
らしいです




