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プロローグ

俺が飛ばした【ファイアボール】が無情にもダンジョンの壁に当たった。

普通上層で湧くことはあまりないレアモンスターである、ハイ・コボルトがこんなところにいるなんて聞いてない。


【おー、やってんねー。】

【いやー、配信で死ぬのは流石に……。】

【おまいら、もう死ぬこと前提で話してるやんけw】


パッと配信のコメントを覗いて見ると俺はもう生きることが期待されていないらしい。配信者としての性というか今の状況で同接が増えているのを見て満足する。

同接人数の平均は数十人しかいないわけだが初めて三桁になっていた。嬉しい、これで成仏出来るな。


やべぇ、こんなことしてる場合じゃねぇとっとと逃げないと。

とは言うものの配信終了間際でそんなに魔力が残っているわけじゃない。

万全の状況で立ち向かったところで無傷で生還できるわけではないと思うが……。


ハイ・コボルトが凄まじい勢いで俺のほうへ追いかけてくる。中層から上層に追いかけてくるならヘイトを他人に押しつけて逃げられはするだろうが被害は拡大されるし、配信者としてというか探索者としての責任が問われるだろう。

まぁ、その場合は生き残れる確率が高くなるが今回は上層のほうから追いかけられている。もし、ハイ・コボルトをどうにかできたところで中層の他のモンスターにフルボッコにされるだろう。


【っていうかこいつ後衛のはずなのに意外と素早いな。】

【魔法を習得する前までは前衛でもしてたか鍛えてたんだろ。】

【なるほどな、でも今から死ぬから関係ないかw】


なんだろう凄い非道なコメントが流れている気がする。

そして、ついにハイ・コボルトの爪が俺の背中に触れた。俺は魔法で大体攻撃するため怪我をすることはなかったが久しぶりに怪我をしたようだ。血が出てきているためか熱いような感覚が俺を襲ってくる。


先程よりも遅い速度で走っているはずなのに中々追いつかれない。ただ、ハイ・コボルトらしき獣の足音は聞こえてくる、舐められているのかはたまたもう餌としてとしか見られていないのか……、まぁ両方だろう。


ちょっとした小遣い稼ぎで始めたダンジョン配信の結末がこんなことになるなんてな……、やり残したことは彼女を作れなかったことぐらいか、これぐらいなら安心して成仏出来る。さらばこの世。


俺が目を閉じて自分の死を認めた時だ、どこからかブツブツと何かを唱える声が聞こえてきた。

そして、次の瞬間ダンジョンの奥の通路から紅蓮の劫火と共に金髪の少女が出てきた。

私が飽き性のため連載が続くかどうかは読者の皆様に託します。

というわけで

「面白い!」

「続き読みたい!」

などと思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

是非よろしくお願いします

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