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琴波のこと

私の名前は【宮本 琴波】、大学一年生!


私には親友が二人います。


まず、一人目は【三浦 花音はのん】ちゃん。


花音ちゃんは私と同じ大学一年生で女優の活動をしている。


誕生日は6月3日、黒髪でお下げ髪に近い髪型をしている。


柳くんが「花音〜」と呼び捨てすると決まって花音ちゃんは「幼馴染でも一応私の方が歳上なんだからね!」と怒る。


そして、二人目は【田所 やなぎ】くん。


柳くんは花音ちゃんの幼馴染でよく花音ちゃんの家に遊びに来ていたし、私も花音ちゃんの家に遊びに行っていたからよく話してて気付いたら親友と呼べるまで仲良くなっていた。


誕生日は3月13日、黒髪で耳が少し見えるくらいの短髪。


「今日は二人とも学校休みなんだね」


今日は土曜日だけど大学がお休みだ。


「まぁ、今回だけね」


と笑う花音ちゃん。


「私達が使うモニターが故障しちゃったらしくって」


と理由を言う私。


「へぇ」


柳くんは机に置いてあるコップに手を伸ばす。


「あ、トイレ行って来るね」


「うん」


私は席を外してトイレに向かう。


バタンと部屋の扉を閉め、少し離れた所にしゃがむ。


トイレなんて嘘だ。

私は緊張を誤魔化す為に部屋を出た。


私は、花音ちゃんが好きだ。

これは、高校の時からずっと....最初は女の子を好きになるなんて可笑しいよと思っていたけど....


花音ちゃんと一緒に過ごしていて分かった。


私は女の子が好きなんじゃない。


好きになったのが花音ちゃんで、花音ちゃんがたまたま女の子だっただけの話だ。


男の子だろうと女の子だろうと私はきっと、花音ちゃんを好きになっただろう。


「〜っ、あぁ、緊張する」

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