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Red brick story~赤レンガの青春~  作者: 佐久間五十六


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先人から学ぶ事

 偉大なる先人から学ぶ事は、以外にも多い。寧ろ、過去の偉人から学ぶ事は、現代人にも通じる事が多々ある。先人から学ぶ事の中で最も多いのが、軍人としての心の持ちようや、心のスタンスの維持の方法である。

 軍人であるとしてどうあるべきか、という事を知らない人間にとっては、かなり重要なウェイトを占めているものである。勿論、それ以外にも学ぶ事は、沢山ある。そもそも人間として学ぶべき事の方が多い。

 そう言った、学習を積み重ねる事によって、次第に立派な軍人たる存在になっているのである。初めから出来上がっている人間などいる筈もない。先人から学ぶと言う事は、選択肢の一つでしかない。

 自分が将来どんな幹部自衛官に成りたいか?のか、どんな海上自衛官に成りたいと思っているのかで、その課程で先人から学ぶと言う事は悪い事ではない。実際に多くの自衛官が、先人から学んでいる。先人から学ぶと言う事は、決して軍国主義を復活させるとか、継承すると言う事ではない。純粋に人間として、学ぶべき事を取り込む事こそ、真っ先にやるべき事である。

 そんな先人達も、そのまた先人から学んでいる事は、ある筈であり、いつの時代もいつの世の中になっても、参考にすべき人種(先人)は存在している訳である。勿論、先人も我々と同様かそれ以上に失敗を重ている。それ故、先人の全てが正しいとは言えない。間違いもある。

 それらを正確に判断するのが、幹部候補生である。これから上官として、沢山の人間を率いて行く事になる人間の判断は重い。そのくらいの善悪判断は若い幹部候補生にも出来る筈だ。何よりも良い悪いは人により異なるものである。自分なりのスタンダードの中で、それらを自分の信念として成長するのが、人間形成である。

 人間形成がきちんと行われてこそ、自衛官としても成長出来る。先人達の逸話はそれらを教えてくれる良質な教科書でもあるのである。

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