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Red brick story~赤レンガの青春~  作者: 佐久間五十六
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日本を取り巻く環境①

 [データ編]

~第1章~

 五分前の精神

 世界各国の軍事費トップ5は、米、中、露、英、仏で日本はそれに次ぐ6位である。陸上兵力トップ5は、中、印、北朝鮮、パキスタン、韓国とアジア勢がしめており、日本は第14位である。海上兵力トップ5は、露、米、中、台、仏であり日本は第11位である。航空兵力はトップ5は、米、中、露、印、韓であり、日本は第11位である。

 これらのデータは2009年のものであり、かなり古い。昨今では、中国の海上、航空兵力の増加が著しく、米国を追い抜いている。このデータが示す通り、日本の周辺国には、軒並み軍事力を保有する国が多いという事である。特に、日本の同盟国の米国と韓国を除いてはロシア、中国、北朝鮮と言ったお隣さんが上位に位置している事は、理解しておく必要がある。

 日本も憲法の制約がある中で世界の軍事力のトップ10程の実力がある事は、このデータが示している通りである。つまりは、日本周辺は決して安全ではないと言う事だ。少なくとも、日本が政治的に劣っている事を考えるならば、現状は非常に危ういと言う事である。そんな中で日本の自衛隊が目指して来たもの、それが量より質と言うお題目である。

 米国との協力な同盟関係を維持していく中で、少ない限られた人員を持って抑止力を維持していく為には、量より質戦略を強化する以外に日本が生き残る道はなかったのだ。

 戦後70年以上も日本が戦禍に見舞われなかったのは、そうした自衛隊の活躍の賜物である。日本は四方を海に囲まれた島国である。だからこそ、最も強化すべきは海上兵力である。少なくとも米国海軍をハイレベルに支援する為には、それなりの"ネイビー"が必要であった。そこで、戦後出来た海上自衛隊の存在が光る。それを支えるのは約42000人の隊員達なのだが、一体、彼等がどの様な教育を受けているのか?特に、海上自衛隊の幹部教育を知る人は、そう多くは無いだろう。海上自衛官とて、初めは何処にでもいる普通の人間だった。

 そんな彼等が海の精鋭として活躍出来る様な教育とは、一体どの様なものか知りたくなるのが人間の性だろう。今回のストーリーは、海上自衛隊幹部候補生学校の話である

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