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アビリティファイト  作者: 木槌 碧
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第2話 能力を持つ人

こんにちは。第2話出させて頂きました。ぜひ読んでください。

学校の門をくぐり私は教室へと向かう。朝から沢山の声が聞こえてくる。自分の教室に着き、そのまま後ろの扉から入っていった。

「おぉ、花。おはよー。」

聞き覚えのある声が聞こえた。声の聞こえた方に目をやるとにかっと笑った(ソウ)がいた。私はおはよー。と返した。


初めての高校生活がスタートして、友達ともクラスが別れてしまった私は不安でいっぱいだった。そんな中で席の近かった颯が私に話しかけて来てくれたのだ。高校生になって1ヶ月。いつもこんな感じの朝を過ごす。


「なぁ、花。ちょっと待って!」

私が荷物を持って帰ろうとした時颯が言った。

「俺、今日日直でさぁ。隣の人も居ないから仕事終わってないんだよね。手伝ってっ!」

手を合わせ、ぺこっと頭を下げる。

「仕方ないなぁ。」

私は笑って応え、持っていた荷物を机に置いた。

颯が私の隣の席に座り作業を始める。ふと私はいつも一緒に帰っている友達に先に帰っててと伝えなきゃいけないことに気づいた。慌てて立ち上がり行こうとした時

「花ぁ。遅いよ、なにやってんの?」

前の方から声が聞こえた。

「あ、舞衣。ごめん仕事手伝ってて。」

私の言葉に舞衣は はぁ。と苦笑いをした。

「え、舞衣?」

作業をしていた颯が声をだした。

「は?颯じゃん。花と仲良かったの?」

2人はお互いを知っているかのように話し始めた。

「え、颯のこと知ってるの?」

私は舞衣に聞いた。

「幼なじみってやつ?家が近くて小さい頃から遊んだりしてたの。」

舞衣と颯は幼なじみらしい。颯と出会って1ヶ月も経っているのに全然知らなかった。

「まぁ、仕事してるならいいや。じゃあね花。また明日〜。」

そう言って舞衣は行ってしまった。

「花って舞衣と仲良かったんだな。」

私はコクっと頷いた。私はこんな近くのことを知らなかったんだと自分に驚いた。

「1ヶ月経つけど何も知らないよなぁ。お互いのこと。」

颯は言った。私は別に普通だと思った。颯とは教室で話すぐらいだし、何も知らなくても当然だろ。と思ったが颯は違った。

「あ、俺のこと1つ話すわ!きっとびっくりするよー?」

ニヤッと笑いながら言った。私はなんだろと少し興味を示した。

「俺実は特殊能力持ってるんだぁ!」

え?意味が分からなかった。あるはずがないと思っていた物を自分の近くの人が持っていたのだ。

「嘘だぁ。特殊能力なんてあるわけないよ。」

驚きを隠しながらも私は言った。

「じゃあ証拠ね?」

そう言った後、颯は近くにあったペットボトルを手に取った。するとペットボトルは凍っていったのだ。ほんとに訳が分からなくなった。

「な?ほんとだっただろ?ゆめじゃないかんなぁ。」

ほっぺをつねっていた私に颯は笑いながらいい作業を続けた。

第2話終了です。長くなってしまいすいませんでした。3話も出す予定ですので読んでいただけると幸いです。

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