登場兵器フリーダム解説(順次追加予定)
かなりカオスな内容です。真面目な兵器解説が読みたいのなら、手っ取り早くいくならウィキペディア先生をかじってみるか、専門的な雑誌などの本を買うことをお勧めします。作者の偏見と趣味とノリが全力全開なので、何でも許せる方向けです。あと、情報の正確性については(本作の中であれば保証しますが)現実世界に対してはウィキペディアが裸足で逃げ出すレベルのひどいものという前提で読んでください。あと作者の知識アップデートや趣味の変化に伴って、時々情報が変わったりしています(汗)
ミサイルとかはマニアじゃなきゃわからない内容も多いかもしれないけど、一般受けするであろう戦車や飛行機といった兵器の項目は予備知識なしでもある程度読めるような内容にはしているつもり…
順次追加していく予定です。
本作の日本の兵器(2020~)
共通
順次追加予定
・新小銃(21式小銃)
国産のライフル、自動小銃。使用弾薬は5.56x45mm NATO弾および7.62x51mm NATO弾(制式採用時点)。SCARのパクリなどと言ってはいけない。
特定の部品を交換することで、銃の大きさや使用弾薬(銃の種類または用途と言い換えてもいい)を比較的簡単に変えることができる、いわゆるモジュラーライフルである。基本形の5.56ミリ自動小銃から5.56ミリコンパクトカービン、7.62ミリ自動小銃や7.62ミリカービン、7.62ミリスナイパーライフルまで様々なバリエーションがある。これには、銃の操作や構造がある程度共通であるため、製造や訓練が容易になる他、新しい弾薬、例えば6.5ミリ弾などが普及し新たに使用することになった時、対応が比較的容易であるという利点がある。本作においてもこれを利用して弾のバリエーションを無駄に増やして輸出を目論んだり、逆に日本側の弾薬を替えようとしたりする。
すべてのモデルに共通で、反動制御に優れた89式のものを踏襲しながら、専用のサプレッサーの装備に対応したフラッシュハイダー(兼マズルブレーキ)を備える。ハンドガード上面は全面がピカティニーレールとなっており、アイアンサイトはレールに装備するタイプの、折り畳み式のものが付属する。上面以外には米国某社の規格のレールシステムを備え、様々なオプション装備に対応しつつも、必要ないときにはレールを外すことでハンドガードを握りやすくなっている。銃剣については、レールに装備するタイプのバヨネットラグアダプターが用意されている。
5.56ミリ仕様はいわゆるSTANAG規格のマガジンを使用する。米国某社製のもののライセンス生産品である、ポリマー製の30発装填のものが一般的だが、60発装填のドラムマガジンなど、ほかにもいくつかのバリエーションが用意された。基本となる5.56ミリ自動小銃型はヘビーバレルを備え、連続した射撃に耐えられる他精度も高くなっている。
追記:現実の20式小銃の採用前に作った設定なので20式小銃とは一部が異なりますが、本作においてはこの設定で押し通します(汗)
現実でもHowa7.62自体は試作されているらしい…?
まぁ、ロマン抜きなら5.56mmで必要十分なんでしょうね…(流石に野戦をする一般的な普通科には今出ている12.9インチのものより長い銃身は必要になるでしょうけど)
けどもしあの銃身長のものが標準になるなら、現実でもマークスマンライフル枠で7.62mmもワンチャン…?
・新拳銃(H&K SFP9)
次期拳銃は現在選定中らしいが、国産はなかなか望めない分野なので、ここでは作者が聞き及んだ三つの候補のうち最も作者の好みであるH&K SFP9(H&K VP9の欧州仕様)が選定された設定である(19年12月6日18:00追記:新拳銃はH&K SFP9で決定した模様。 や っ た ぜ )。意地でライセンス生産している(じゃないと転移した先で…)。転移後、警察その他の機関でもこれを採用するようになって、最終的に日本の標準拳銃と化した。VP(Volkspistole、国民拳銃)の名は伊達じゃない。弾薬も共通化されて警察の装備も多少強化されていろいろ丸く収まった。
マガジンの装弾数は15発。特殊な人達向けに、銃口にサプレッサー装備用のネジが切ってあるモデルも生産されている。本来は警察向けにトリガープルが重く、トリガーストロークが長くなっているモデルがあるのだが、警察その他への採用が決まったのは転移後なので、本作における警察向けモデルは同様の仕様でありながら、正規のバリエーションではなく本邦の独自改良型という位置づけである、というわりとどうでもいい設定がある。
・H&K MG5
ドイツH&K社製の汎用機関銃。現実においても陸自と海自に少数が輸入されている。
転移への準備時にオージアも買っており、また日本の、主に戦車砲や機関砲などを生産していたメーカーにライセンス生産を依頼し(某社の機関銃にうんざりしていた自衛隊の一部部署も一口噛んでいる)、ソベック公爵領軍を中心に大量に購入契約を結んでいるほか、密かにデッドコピーや、これをベースに弾薬を自国軍向けに変更した改良型の生産を試みている。
ミサイルなど
・AIM-7F/M
米国R社製の中距離空対空ミサイル。一世を風靡した傑作MRAAMで、母機から照射され敵機で反射したレーダー波によって誘導する、セミアクティブ・レーダー誘導(SARH)を特徴とする。某ゲームでいうところのSAAMであり、つまりミサイルが命中するまで、発射母機は目標へレーダーを向け続けなければならない。F-4EJ改、F-15J、F-2が装備する。派生型のひとつにこれまた有名なRIM-7“シースパロー”があり、こちらはたかなみ型までの多数の護衛艦に装備された。
・AAM-4C
F-3のウェポンベイへの搭載数を増やすため、制御翼を小型化したAAM-4B。
・AAM-5C
F-35への搭載に対応したAAM-5B。
・AAM-6/B
AAM-6は、日英共同で試作していたJNAAMを、転移後に独自に完成させたもの。F-4と未改修のF-15を除く全ての戦闘機で使用可能。AESAシーカーと指向性弾頭の国産AAMコンボにMeteorの超長射程ダクテッドロケットが合わさり最強に見える。
AAM-6BはAAM-6の弾頭とシーカーを流用した中距離空対空ミサイルで、こちらはAMRAAM(AIM-120C)をベースにしている。AMRAAMと同様F-15の主翼下パイロンの左右やF-2の翼端、F-3の左右のウェポンベイといった短距離空対空ミサイル用のスペースに搭載可能であり、またAAM-6より安価である。
・AGM-8
AAM-6をベースとした対レーダーミサイル。高価なASM-3を補完するもので、幻のMeteor対レーダー型の日本版とも言えるかもしれない。
・AAM-7
R-37やAIM-54フェニックスの日本版とも言える、大型の長射程空対空ミサイル。ステルス化された巡航ミサイルや遠距離の目標を確実に捕捉するために大型のレーダーシーカーを備え、また巡航ミサイルや大型機を確実に撃墜するために大型で高威力の弾頭を搭載している。直巻マルチセグメント・ロケットモータを使用し、F-3のウェポンベイに内装可能。パトリオットミサイル後継の長射程地対空ミサイル(長SAM)とも共通化される予定である。
・SSM-2(17SSM/17式艦対艦誘導弾)ファミリー
艦対艦型のSSM-2をベースとして、地対艦型のSSM-2B(12SSM改/12式地対艦誘導弾(改))、哨戒機用の空対艦型のASM-2C、潜水艦発射型のUSM-2Dからなる対艦ミサイルファミリー。従来のASM-1やSSM-1の派生型から弾体が延長されており、エンジンの改良と併せてさらなる長射程を手に入れた。泊地攻撃にも対応。SSM-2はMk41VLSに対応している。
さらに主翼を追加、それに伴い多少大型化してステルス性のある角ばった形とし、主翼の効果と燃料搭載量の増加、エンジンのさらなる改良で射程を1500km程度まで延長する派生型も検討されている。ぶっちゃけこれのステルス化一度考えたけど没にした、まさか現実が追い越していくとは…(白目)
・ASM-2E/AGM-2
完全な本作オリジナルの兵器。SSM-2の派生型であり、弾体はASM-2とは別物だが、シーカーなどはASM-2のものを改良して流用している。これまでのASM-2とその改良型と比較して射程が大幅に伸びている。強力なシーバスター弾頭を搭載し、誘導システムの改良により泊地攻撃にも対応している。転移により輸入できなくなったLRASMの代わりとなる高性能長射程対艦ミサイル(島嶼防衛用新対艦誘導弾)完成までのつなぎとして、ASM-2改良型の誘導系をねじ込んで急遽戦闘機用のこれを作り、島嶼防衛用新対艦誘導弾の空中発射型(ASM-4)の配備までしのぐことになった。
AGM-2はASM-2Eとほぼ同じものだが、弾頭と誘導システムの一部を対地攻撃用にしたものでこちらはJASSM-ERの代わり。和製SLAM(性能的にはSLAM-ERに近い)。
F-2・F-15JA・(編集済み)が搭載可能。元となったSSM-2ファミリーの高性能によって、射程に関してはLRASM・JASSM-ERに比肩しうる。性能向上型のASM-2というべき優れたミサイルであり、より高性能な空対艦・空対地巡航ミサイルと比べて圧倒的に安価であることもあって、ASM-4の実戦配備後も役割を変えて使用され続けている。また派生元のSSM-2ファミリー共々弾頭や誘導装置、エンジンなど一部をダウングレードした上で輸出もされており、異世界の諸外国のものよりは基本的に高性能かつ性能のわりに安価であることから、他の旧式または廉価版の各種ミサイルと併せて日本の武器輸出の主力商品の一つとなっている。
・ASM-3(19式空対艦誘導弾)ファミリー
ご存じ超音速対艦ミサイル。ステルス性や飛行能力、速度、誘導方式などあらゆる理由から迎撃は非常に難しい。誘導方式の関係上、対レーダーミサイルとしても使用可能(というよりは洋上のSAMサイトたる艦隊防空艦へ使用する対レーダーミサイルというのがこのミサイルの本来の在り方だとも言われている)。
転移によって射程延長せずとも十分すぎる性能になったこととGPSの消失から、そのままの状態でも配備されることになった。しかし将来を見据え射程延長型の開発も進められている。
本作においては、F-2・F-15JA・F-35・(編集済み)・F-3が搭載可能。派生型として射程延長型のASM-3B、それをベースとした地対艦型のSSM-3と、一部の艦への搭載用に艦対艦型のSSM-3Bが開発されている。
・SSM-4(島嶼防衛用新対艦誘導弾)ファミリー
「島嶼防衛用新対艦誘導弾」という名前は2017年の夏あたりからちらほら聞かれるようになったが未だ詳しい情報がわからない為スペック等ほぼ本作のオリジナル。
ステルス性をもった亜音速巡航ミサイル。射程は700キロメートル以上。和製LRASM。対艦にも対地にも対応する新型弾頭を備えているため、これ1種類で対地攻撃も対艦攻撃もできる。基本形は地対艦ミサイルで、派生型としてF-2・F-15JA・F-35・(編集済み)・F-3・P-1・(編集済み)・(編集済み)に搭載可能な空中発射型のASM-4、Mk41VLSから垂直発射する艦載型のSSM-4Bが存在する。
本来LRASM・JASSM-ERはこれの空中発射型の実戦配備までのつなぎであったが、輸入できなくなってしまったため急遽「つなぎとのつなぎ」としてASM-2Eが用意された、という設定である。
2020年末追記:おい、現実。なんだ射程2000kmって(汗)。なんでポンチ絵でバレルロールしてるんだ(滝汗)。12SSM改もそうだけどなんでお前創作を軽く超えていくんだよ現実ェ…(白目)
・ASM-5/SSM-5
たぶんスクラムジェットエンジンを使用した極超音速誘導弾。
陸自
順次追加予定
・10式戦車
ご存じやたらと軽い第4世代主力戦車、我が国の誇る最新鋭戦車である。
世界標準と比べて軽いのは日本戦車の伝統と言ってもいいと思うが(というか国情からやむを得ないのだが)、コイツの同世代と比較した軽さはちょっと尋常じゃないものがある。それでいて性能は見劣りしないどころかむしろ優れているまであるのは、性能不足に泣かされた二次大戦~冷戦初期と比べると隔世の感があり、本邦の工業力・技術力の向上に、ただただ感動で泣けてくる。
姿勢制御、ヴェトロニクス、データリンク、正面装甲、自動装填装置、どれをとっても世界一と言っていいと思われる。特にデータリンクによる高度なネットワーク戦闘能力を持つ主力戦車はこれのほかは未だ存在しておらず、これこそが10式の「第4世代」たる所以である。おまけに4人目の乗員としてボー○口イドっぽい工口い声のメン○ルモデルだか戦車娘だかが乗っているとかいう噂まである。が、戦車定数という建前(予算という本音)に阻まれ、生産数は伸び悩んでいる。つまり数が少ない。かなしみ。おのれ財○省め、許さん。
本作において(というか現実においてもだが)、もし万が一「戦車の増産が必要な状況」になったら、次の戦車が開発されるまではこの戦車以外量産できない(これより古い戦車の生産ラインはすでに閉じている)し、最新鋭であるコイツ以外を量産する理由もないので、必然コイツが量産されることになる。つまりそういうことです。
本作においては改修も進められることになり、ヴェトロニクスをさらに強化したり、対ドローンも想定したRWS(リモコン式の機銃塔、カメラ等のセンサーや小型のミサイルの搭載も可能)を搭載したりする。
あと時代が進めばメンタ○モデルがいろいろと進化してるかも。イグ○ーヴェラ○トウィット○スみたいに(それはモ○ターだ)。
・90式戦車
現在我が国の数的主力である第3.5世代主力戦車。
世界トップクラスの強固な装甲を持ち、10式には遠く及ばないものの、こちらも世界トップクラスに優秀な姿勢制御とヴェトロニクスから繰り出される行進間射撃(走りながらの砲撃)は、日本の戦車・軍用車開発製造能力が、民間の自動車と同様に世界一となったことをあまねく世界に知らしめた。
しかし、完成した当時は国産兵器貶しの最盛期であり、この文句なしの傑作戦車も「高価い癖にブリキ缶」だの不当に叩かれまくったのだとか。
本作においては流石に用途廃止も始まる頃であるため、旧式化してしまっている。が、極東情勢の悪化で戦車の大幅な増備が決定しており、10式の増産が決定してはいるものの、全盛期の90式の生産ペースには及ばないため延命もそこそこに改修されて現役である。増加装甲の装備、RWSやAPS(アクティブ防護システム)の搭載、データリンクの強化などがなされている他、火力不足が指摘されている主砲とJM33砲弾に代わる、(M1戦車に同じラインメタルL44砲を採用した)米国のM829砲弾の最新型に比肩しうる新型徹甲弾の開発が検討されている。
・74式戦車
いい加減おじいちゃんを休ませてあげましょう。なんであんなに74式改修論は根強いんだろうか。車体がもう限界だし、改修の費用対効果なんか10式の新規製造に敵うはずもないのに。
いや貧乏性の陸自(実際貧乏なのだが…(泣))のことだから使い潰せるなら使い潰しただろうし、つまりはそれができる状態にないのはほぼ間違いないと思われる。流用の前提である車体の老朽化が深刻過ぎる。
本作においては当然のことながら退役している。出番はあるかもしれないが、戦闘ではないだろう。
仮想敵たるソ連戦車を突き詰めたような格好良さがあるから使いたいのは使いたい。
・16式機動戦闘車(MCV)/共通戦術装輪車(MAV派生型)/次期装輪装甲車(MAV)
新人のMCVくんとゆかいななかまたち、MAVファミリー。非常に優秀な足回りを持っていて、装輪車両の中では路外機動性が非常に高い。
16式機動戦闘車(MCV)は、一昔前の戦車に搭載されていた105mmの戦車砲を搭載している。そのため傍目には戦車に見えるが、戦車ではない(重要)。10式戦車譲りの高性能な電子機器や、優秀な足回りによって高度な姿勢制御、射撃能力を持っている。ただし上面装甲や不整地走破性は装軌車両の中でも最もハイエンドである(主力)戦車のようにはいかないので、そこは区別が必要。こいつは戦車に似ていても、戦車ではないのだ。
(勿論一般人に講釈垂れるような迷惑オタクムーヴはすべきではないが、そういうオタクにマウント取りたいというだけでこいつを戦車だと言い張るような人間は迷惑オタクよりも遥かに程度が低いと言える)
将来的には主砲を自動装填装置を搭載した新型砲へ換装することも検討されている。
共通戦術装輪車は、現実でも開発が始まっているMCVと共通化された装輪装甲車、すなわちMHIが社内開発した「MAV」ファミリーである。現在開発が進められているのは歩兵戦闘型(IFV)・偵察戦闘型(RCV)・機動迫撃砲型(MMCV)の3種類。
次期装輪装甲車はMAVそのもの。ポシャった装輪装甲車(改)の代わり、というかその時何故か選ばれなかったMHI案。大口径機関砲を搭載しない人員輸送型(APC)を基本に、指揮通信型や地雷処理型、装甲救急型などがある。
・99式自走155mmりゅう弾砲
特に文句の付けどころのない自走砲。
自走砲というのは車に大砲を載せその状態で砲撃できるものであり、榴弾砲というのは一般にイメージされる「大砲」の陸上における(現時点での)最終進化系である。99式自走155mmりゅう弾砲とは要するに一番威力と射程のある、そして一番進んでいる陸自の「大砲」である。
自走砲は戦車ととてもよく似ているが、自走砲があくまで「大砲」がメインであるのに対して、戦車は威力以上に装甲貫徹力を重視した砲のみならず、敵の戦車の主砲や対戦車ミサイルに対抗するための極めて強固な「装甲」や、戦術機動のための高度な不整地走破性なども必須の条件という点が最大の違いである。見た目的なことを言えば、大抵自走砲のほうが戦車より大きくてアンバランスな感じがする。
どこも古い自走砲を使っている中、ちゃんと長砲身で自動装填装置とかいろいろ備えた最新鋭の自走砲を使ってる陸自はやっぱり進んでいる。
転移で車体が輸入できなくなって生産できなくなった19式装輪自走155mmりゅう弾砲に代わり、生産が続けられている。
・島嶼防衛用シリーズ
「島嶼防衛用新対艦誘導弾」
「島嶼防衛用高速滑空弾」
「島嶼防衛用戦術弾道弾」
の3種類の戦術ミサイルシステム。発射車両などが共通のベース(重装輪回収車を大幅に改造したもの)から作られていることと、開発当初の目的が同じ島嶼防衛であったことからまとめて扱われる。ある意味和製イスカンデル。
島嶼防衛用新対艦誘導弾(SSM-4)は、上述の通りステルス性をもった亜音速巡航ミサイルで射程は2000キロメートル以上。対艦にも対地にも対応する新型弾頭を備えているため、対地攻撃にも対艦攻撃にも対応可能。また高度な運動性を有し、終末段階では敵艦のCIWSやレーザーを躱す変態機動を取ることもできる。一台の発射車両に6基が搭載される。
島嶼防衛用高速滑空弾は、滑空ミサイルとでも言うべき全く新しい兵器システム。島嶼間の攻撃を可能にする長射程と極超音速の高速を誇り、迎撃は難しい。現実においては先行量産型のBlock1と本命のBlock2に分かれているが、本作世界においてはGPSが使用不可能になっており、この兵器の長所である長射程と高い誘導性能を活かした運用が難しくなったため、国産のGPS代替衛星測位システムが運用開始されてからの実用化で問題ないとの判断がされ、本命となるBlock2の開発が最初から行われることになった。Block1は別な形で日の目を見ることになる(後述)。シーカーを搭載し、対艦対地の移動目標にも対応する。一台の発射車両に2基が搭載され、射程は1000キロメートルを超える。
島嶼防衛用戦術弾道弾は本作オリジナルの兵器で、所謂SRBM(短距離弾道ミサイル)に相当する。主に南西諸島のM270 MLRSの代替という扱いになっている(転移によってGPS誘導ロケット弾の使えなくなったMLRSは旧式化もあり退役した)。複数の形式が存在し、スペック的にはMGM-140 ATACMSに近い、慣性誘導で射程300キロメートル程度、クラスター弾頭を搭載したものや、島嶼防衛用高速滑空弾Block1の流れを受け継ぐ射程と運動性、誘導性能の高いものなどがある。
これらの発射車両と同じ車両を使用して、車両がドイツ製の輸入であったため生産ができなくなった19式装輪自走155mmりゅう弾砲の代替となる装輪自走榴弾砲や、重多連装ロケット砲(高速飛翔弾)、新型の国産艦載砲を流用した自走両用沿岸砲なども開発されている。
・CH-47JA
ご存知、前後にローター(プロペラ)のついているヘリ。大型の輸送ヘリ、つまりいっぱい人や物を運べる。
本作において、CH-47JAの後継はCH-47JAである。アレナンカコンナハナシドッカデキイタヨウナ(棒)
というか多分リアルもそうなる。当のアメリカが後継機作ってないし。
・UH-2
UH-1J後継の汎用ヘリ。汎用ヘリ、つまりそこそこ人を運べる中くらいのヘリ。先代のUH-1Jがそうだったように、多分今後一番よく見ることになる自衛隊のヘリである。
正直「UH-1K」か「UH-412」になると思ってた。
それはともかく、ベース機の412は設計は古いが、UH-1譲りの使いやすさを持ついいヘリである。
陸自の汎用ヘリとして見る分には可もなく不可もなく。UH-1J後継として見れば順当であり、でもいい加減古い(≒発展性がない)とも言える。一応双発で海上飛行にも対応しているので、最低限必要なものは揃っているという感。UH-60JAの簡易型を作るか、OH-1派生のUH-Xが上手く行っていればなぁ…
元設計が古くてかつ国内で生産中でしかもそれほど高価ではないので、転移作品的には輸出するのにちょうどいい機体。
実は原型機であるベル412には、(とても特徴的な機首の)対潜ヘリ型の案とかあったりする。412のベースになった212には実際に存在するし、輸出型としてなら目はあるかもしれない。
・UH-60JA
陸自の汎用ヘリ…というには少し高性能すぎて、高かったので調達数が少ない(泣)
転移直前に特殊作戦仕様機に改造され、武装の搭載が可能となった。転移前に大量に輸入されたヘルファイアや70mmロケット弾は勿論、M230 30㎜チェーンガンやその他のガンポッド、転移後には国産のMMPM(中距離多目的誘導弾)やMPMS(改)(多目的誘導弾システム(改)、96式多目的誘導弾の改良型)、AGM-1(後述)などが搭載可能となっている。
流石に全機が名前を言ってはいけない系部隊の為に使われるというわけでもなく、攻撃ヘリの不足を補う意味もあったりなかったり。
・AH-1S
攻撃ヘリ調達失敗の被害者。いい加減退役させてあげましょう…
攻撃ヘリというのは、ミサイルとかロケット弾とか機関砲とか撃つヘリであり、基本的に人は操縦と武器の操作を行う二人しか乗れない。多数の兵士ではなく強力な武装を載せたヘリである…が、ロシアとイギリスに限ってはその法則が通用しない。ハインドはともかくアパッチデサントは頭おかしいだろイギリスェ…
・AH-64E
AH-1S後継の攻撃ヘリ。既存のAH-64Dを改修し、少数だが新規調達(輸入)も行い最低限の数を確保した(本作オリジナル設定)。
無人運用のAH-6Iとか、無人機のスキャンイーグルとかの管制も可能。
転移後、国産のデータリンクへの対応や海上飛行能力の強化など若干の改造が行われている。
ヘルファイアは在庫分を撃ち尽くすと切れるため、MPMS(改)をベースにヘルファイアとの(システム的な)互換性を持たせた国産対戦車ミサイル、AGM-1が開発されている。同ミサイルは対艦ミサイルとしてSH-60Kへの搭載も想定している。
・AH-6I
AH-1SおよびOH-6D後継の観測・軽攻撃ヘリ(本作オリジナル設定)。観測ヘリというのは攻撃ヘリの攻撃や陸上の榴弾砲や迫撃砲などの砲撃を観測し、目標を指示するヘリである。
本来であればこの手の軽武装の機体というのは、強力な対空能力を持つ大国の正規軍を相手にする自衛隊での運用にはあまり向いた機体ではない。ただでさえ攻撃ヘリや観測ヘリは徐々に現代戦では生き残れなくなってきており、陸自では数が減らされている。
が、異世界はそうではない。(現代の軍ほどは)対空能力の高くない異世界の軍を相手にするにあたって、攻撃ヘリと観測ヘリの重要性は依然高い。それゆえのこの機体である。比較的安価であり、OH-6DやAH-1Sを十分に置き換えられるだけの数を調達できるであろうこと(=パイロットを減らさずに済む)、AH-64Eの管制により無人運用も可能であること、連絡機としての使用も可能など、転移に直面した陸自には痒いところに手が届く性能だった。
というかまともな攻撃ヘリは高すぎるんだよォ!(泣)
特殊作戦用機へ改造した派生型の開発も検討されている(ぶっちゃけこれがやりたかっただけ)
・OAH-1
すべてのOH-1観測ヘリが、ちょっとロケット弾とかMMPMとか撃てるようになったり、20mmチェーンガンタレットを装備したりしてOAH-1観測攻撃ヘリに改造されている。
海自
順次追加予定
・いぶき型ミサイル護衛艦「いぶき」「いわき」
改あたご型。最新鋭イージス艦。SM-6、SM-3 Block2Aの運用が可能。搭載可能なミサイルはSM-2、SM-6、SM-3、07SUMなど。
現実ではまや型護衛艦「まや」「はぐろ」。本作ではこの名前は別のところで使う予定。
・軽空母保有計画
シーレーン防衛のため、転移以前に計画されていたもの。「この時点では」強襲揚陸艦ではなく純粋な軽空母であり、ウェルドックはない(水陸両用車を投入する能力を持たせる案はあった)。空自のF-35Bを搭載する。当然の如く多目的艦であり、F-35B 24機に加えCMV-22やSH-60Kを合計6機ほど搭載する航空機運用能力や対潜能力(ソナーシステムのみで武装はなし)だけでなく、病院船機能や補給艦機能、RO-RO機能を含む輸送艦機能や司令部機能などを備え、30ノットで航行する高速軽空母となる予定だった。転移によりこの計画は流れ、別の計画が後を引き継ぐ形となった。
・はるかぜ型護衛艦
FFM(多目的護衛艦)と呼ばれていたもの。海自の人手不足を鑑み、高度に自動化され省力化および省人化が徹底されていて、従来のDD(護衛艦)の半分以下の人数で運用可能である。機雷戦などへの対応という多用途性と(現在の海自基準での)軽便さが特徴であり比較的軽武装ではあるが、J-CECとA-SAM(新艦対空誘導弾)の運用能力、そしてマルチスタティック対潜戦能力を持ち、他の艦や航空機と連携することで高い防空能力と対潜能力を発揮する。ついでにかなりの韋駄天。
本作では転移に伴い機関構成が変わっているほか、輸出や将来的な能力拡張を見据え改設計が想定された造りとなっている。
現実ではもがみ型護衛艦「もがみ」「くまの」であり、河川名になった。本作では別のところで使うかもしれない。使うとしたらはるかぜ型後期型ハイエンド仕様FFGとかだろうか?
・強襲揚陸艦
転移後、致命的に不足しているシーレーン防衛と戦力投射の能力を増強するため、軽空母保有計画を置き換える形で登場したもの。ウェルドックを備え、LCACなら2隻、LCAC後継の積載量90トンの高速揚陸艇や、積載量最大60トン以上で揚陸のみならず掃海や対潜捜索にも使用可能な多目的高速小型艇なら4隻を収容可能。格納庫にはF-35B 10機とヘリ6機を搭載可能で、最大速力は25ノット。多目的艦でもあり、高度な病院船機能や司令部機能などを備える。
・さくら型哨戒艦
現実のそれは未だ実態不明のため実質的にオリジナル。ほぼ和製LCS。
武装は主砲一門と両用機関砲に状況次第でSSM(艦対艦ミサイル)を搭載する程度と極めて軽武装。ミッションパッケージの搭載によってSSMの運用、掃海や訓練支援、逆に搭載しないことで軽輸送にも対応可能。航空機運用能力も高く、無人機の運用はもちろんヘリ格納庫も備える。徹底した自動化が図られており、ミッションパッケージやヘリを搭載しなければ(=それらの運用人員を除けば)20人程度で運用可能。掃海艇や訓練支援艦の後継も兼ねるもの(というよりはそれらの活動範囲を拡大しつつ哨戒任務にも対応させたもの)であり、LCSに近い。
側壁型エアクッション船型(SES)で、双胴船の一種でもあり、またホバークラフトや地面効果翼機(エクラノプランの親戚)の一種でもある。
・CG(X)(まや型巡洋艦)
こんごう型DDG後継のミサイル護衛艦。イージスシステムに変わる国産のクサナギシステムを搭載する初めての艦で、同時に国産の量産型護衛艦初の統合電気推進艦でもある。
・DD(X)(ゆうぐも型駆逐艦)
むらさめ型、たかなみ型後継の汎用護衛艦。クサナギシステムと多数のミサイルを搭載し、戦闘能力に限ればDDG相当。当然弾道ミサイル防衛も可能で和製アーレイ・バーク級と言うべき艦だが、国産護衛艦らしくアーレイ・バーク級と比べてミサイル搭載数が若干少ない代わりに哨戒ヘリの運用能力が充実している。
・BCGH(X)(こんごう型戦(略長距離砲およびヘリコプター搭載ミサイル護衛)艦)
DDGとしらね型以前の従来型DDHの機能を併せ持ち、その上で戦略長距離砲を搭載して対地攻撃能力と限定的な核攻撃能力、さらに艦体の大きさを活かして指揮機能を充実させた、見た目は戦艦っぽい船。自艦の主砲に耐えうる装甲を持たないことから本来の種別での戦艦ではないが、限定的ながら戦略兵器としての役割を持ち、ある意味在りし日の戦艦の役割を受け継いでいるとも言える。クサナギシステム搭載艦。
・P-1
純国産哨戒機。高い対潜能力を持っている。C-2と同時に開発され、当初はそのことについて「無謀だ」との批判もあったが、共通化が無理のない範囲に留められたこともあり幸い両者とも開発は上手くいった。C-2と共通化されたコックピットの窓は大きく外を見やすいとの嬉しい副産物もあったとか(海をパトロールし救難や不審船対処などにもあたる哨戒機にとって外を見やすいというのは立派な長所である)。
ペイロード(搭載量)があのB-29並にある(尤も最近の戦闘機なんかはそれくらい積めるものも結構多いのだが)ことや、やたらといろいろな兵装を搭載できるようになっていっていることもあって、「平成の一式陸攻(九六式陸攻)」と言われるようになっている。本作では多用途型や艦隊作戦支援(FOS)型などの派生型が存在する他、早期警戒管制(AEW&C)型や電子情報・画像情報偵察型、偵察爆撃型など様々な派生型が検討されている。
・MQ-8C
・RQ-21
いずれもアメリカ製無人機。輸入。いずも型やひゅうが型、多目的輸送艦にて少数が運用されている。AH-64Eによる管制も可能。
個人的にはMQ-8CよりMQ-8Bのほうが好きなんだけどね…
・(編集済み)
日本と異世界のある国との共同開発による(編集済み)。詳しくはネタバレにつき非公開だが、「艦上運用する航空機」とだけ。
なお、一種類とは限らない。
空自
順次追加予定
・F-15
ご存じ最強だった戦闘機。改修すれば今でも十分強いしいろいろなことができる、非常にポテンシャルの高い第4世代の傑作機。本邦のF-15はその半分ほどが改修されており、寿命も延長され今後もしばらく空の守りの最前線を飛び続けることになっている。
本作においては後述する次期戦闘機(F-3)の開発遅延から、さらに未改修だった2個飛行隊分が新たに改修され、西暦にして2040年頃まで第一線で飛ぶ予定である。
改修内容はGaN素子を使用した国産のハイパワーAESAレーダー(J/APG-3)への換装、セントラルコンピューターの換装、増槽の搭載位置へのミサイル搭載対応による搭載ミサイルの種類や搭載数の増加、複合センサーポッドJ/AAQ-3の運用能力追加などのほか、MSIP機は全機にIEWSの搭載、2個飛行隊分のPre-MSIP機後期型はAAM-4系の運用能力追加やAAM-5の運用能力を強化するHMDへの対応などMSIP機へ準ずる能力の追加のほか、CFTの搭載とそれに対応した改修型のIEWS、フライ・バイ・ライト化とそれに伴う主翼外側へのミサイル搭載対応、対艦ミサイルの運用能力追加など。
MSIP機の再改修型はF-15J改、FBL化・マルチロール化されたPre-MSIP機の改修型はF-15JAと呼ばれる。
使用可能な兵装
空対空ミサイル AAM-3・AAM-4/B/C・AAM-5/B/C・AAM-6/B・AAM-7・AIM-7F/M・AIM-120C-7
空対艦ミサイル(F-15JAのみ) ASM-2/B・ASM-2E・ASM-3/B・ASM-4
空対地ミサイル(F-15JAのみ) AGM-2
・F-2
ご存じ元対艦番長。できた当初はいろいろ言われたが、大コケしたどっかの共同開発やらその他有象無象を尻目に、「国産機」であるが故に自由に改修できる利点を最大限に活かし、堅実なアップデートでいまやすっかり傑作マルチロール機の仲間入りを果たした。原型機が度重なるアップデートの末に本来のコンセプトから完全に離れ、このF-2のそれにどんどん近づいて行っている(そして元々それを前提として織り込んで作られたF-2の方が基本性能は優れている)のは実に皮肉なものだと言えるだろう。高い高いと言われたが、原型機をはじめ他の同世代の戦闘機たちもおおむね価格が高騰していったことを思うと、まさに「早すぎた」機体だと思う(それだけ先見の明があったということなのだろう)。コイツがあと50機生産されていたら、どれだけ日本の国防(と航空産業)にとってよい効果をもたらしただろうか…
F-15よりも後になって配備された戦闘機であるが、実は改修・延命されたF-15より先に退役することになっている(F-1の再来…)。対艦攻撃のため重いミサイルをぶらさげての低空飛行による疲労が深刻だとも、スクランブルの増加による負担が大きいとも言われている。また主翼に使われている複合材は比較的最近になって作られた素材であり、経年劣化などがどのように起こっていくかなど特性がまだあまりよくわかっていない、らしい(作者は理系がダメな人間なのであまり理解していない)。航空機にとって疲労や強度の問題は即死活問題なので、どうなるかわからない以上本機の延命はあまりできないか、できてもかなり難しいと思われる。
本作においては、転移後はスクランブルが減少したためF-2はスクランブル任務から外れており、それ以外でも飛行を減らして無理やり少しでも寿命を延ばして次期戦闘機(F-3)の開発遅延になんとか対応しようとしていたが…
使用可能な兵装
空対空ミサイル AAM-3・AAM-4B・AAM-5/B/C・AAM-6/B・AIM-7F/M・AIM-120C-7
空対艦ミサイル ASM-1・ASM-2/B・ASM-2E・ASM-3/B・ASM-4
空対地ミサイル AGM-2
誘導爆弾 GBU-12・GBU-31・GBU-38/B・GBU-54・GBU-56
・F-35A/B
総合的に見て現在世界最強の戦闘機と言っても過言ではない。F-22とですら世代が違うレベル。西側標準と言ってもいいくらいに普及したが、空自にとっても切り札となる。本作においても物語の大部分においてそういう扱いになるものと思われる。Aの2000lbを6発は強い…
同様の転移モノでは非常に扱いが分かれる機体。本作ではなんとライセンス生産を取り付ける。なんだかんだ頑張ってアップデートも行われることに。
この機体のキモはアップデートだが(昨今の戦闘機はF-2をはじめ大体みんなそうだが)、現実世界のこいつは最終的にどんな化け物になるのか想像もつかない。
使用可能な兵装
空対空ミサイル AAM-5C・AAM-6/B・AIM-120C-7
空対艦ミサイル ASM-3/B・ASM-4
空対地ミサイル AGM-8・AGM-11
誘導爆弾 GCS-3・GBU-12・GBU-31・GBU-38/B・GBU-54・GBU-56
・次期戦闘機(F-3)
転移によってなし崩し的に完全国産する羽目になってしまった次期戦闘機。本作においては当初は「国内開発(出費は日本が全額負担し、国内企業を中心に、部分的に米英を中心とする海外企業から支援を受けて(仕事を発注して)開発する)」となっていたが、転移によって海外企業からの開発支援を受けられなくなってしまった。そのため(他の戦闘機の想定外の改修や生産体制構築にマンパワーを吸われたことで)技術統合に手間取りソフトウェアを中心に開発が遅延し、戦闘機の運用スケジュールに重大な支障をきたすこととなった。
完成の暁には、まさしく「異世界のF-22」となり空を支配し我が物とすることになる。
現実も含めた全ての戦闘機の中で最長の航続距離、早期警戒機に匹敵する強力無比なレーダー、高いステルス性、推力変更ノズルによる超絶の運動性、多数の対空ミサイルの機内搭載などにより、F-22も目ではない圧倒的な航空支配力を発揮する。そんな文句なしで世界最強の制空戦闘機が日本の空を守り、異世界の空を支配する。
F-2後継機、そして国産機に相応しくASM-3BやASM-4を主翼下に4発吊るしての対艦攻撃もできるぞ!
さらに国産機故に自由な改修を行えることを前提とした高い発展性も確保されており、実戦配備後も対地攻撃や敵地偵察を含む多様なミッションをこなすマルチロール機への発展や、さらには無人機群の管制や、レーザー・マイクロ波兵器など光速の次世代兵器(ライト・スピード・ウェポン)の搭載など、第6世代戦闘機への進化の可能性も秘めている。
使用可能な兵装
空対空ミサイル AAM-4C・AAM-5B/C・AAM-6/B・AAM-7・AIM-120C-7
空対艦ミサイル ASM-3/B・ASM-4
空対地ミサイル AGM-8・AGM-11
誘導爆弾 GCS-3・GBU-12・GBU-38/B・GBU-54
・P-1偵察機型(偵察爆撃機)
非常に無理のあるRQ-4B代替。とはいえ転移後ならば最高速度も実用上昇限度も周辺国の航空戦力の殆どより高いし、他に大々的に改造できる任務に適当な生産中の国産機もなかったので、F-35と協力する形で運用されることに。異世界の水準で見ればこれでも立派な戦略偵察機である(汗)。
対潜戦用機材を撤去しており、燃料タンクの拡大など航続距離の延長が図られている。機体規模に余裕があり、様々な偵察用機材が搭載される。また電子戦用機材も搭載され、高い電子戦能力も持つ。将来的には無人機の管制・運用能力も持たせる予定である。
かつての戦略偵察機は戦略爆撃機の派生型が結構あり、この機体も能力的にはその例に漏れないので、自衛隊全体で不足している対地攻撃力と、F-2の負担軽減のために対艦攻撃力を補う意味もあって当初より補助的な爆撃機としても検討されており、爆弾槽がやや拡大されている。ソノブイランチャーなどが撤去されているため爆弾槽を増やす案もある。最悪敵の数が多い場合はこいつに空対空ミサイルを大量に搭載してつるべ撃ちすることで戦闘機の数を補うという目論見もあるらしい。空中巡洋艦構想は不滅である(本来の搭載予定ミサイルAIM-54「フェニックス」だけに)。
使用可能な兵装
空対空ミサイル AAM-4B/C・AAM-6/B・AAM-7
空対艦ミサイル ASM-1C・ASM-2/B・ASM-2C/E・ASM-3/B・ASM-4
空対地ミサイル AGM-1・AGM-2・AGM-8・AGM-11
誘導爆弾 GCS-3・GBU-12・GBU-54・GBU-56
・(編集済み)
完全国産による(編集済み)。ASM-4による対艦攻撃や(編集済み)の他、(編集済み)任務にもあたる。
・対蹠地戦闘機コンセプト
その能力と安全保障環境の変化で、結果的にF-3がアメリカの第6世代戦闘機PCA的な使い方をされる可能性が出てきたことから、その方向に能力を発展させた次々世代(第7世代)戦闘機コンセプト。「空母を不要ならしめる戦闘機」コンセプトとも言われる。非常に長い航続距離と超音速の巡航能力、極めて高度な無人機群管制能力を有する。詳細未定。
・KC-767
なんということはないただのB767の空中給油機型だが、転移直後のある一件のためにVIP輸送用のパレットが用意された。
エンジンがE-767やC-2と共通。同エンジンは生産終了が噂されていたが、転移対策としてライセンス生産されることに。
ちなみにKC-46Aは転移に伴い調達中止。エンジン違うしちょっと藪蛇になりつつあった感もあったし、ぶっちゃけそのほうが結果オーライな気がする…代替としてKC-2が開発されている。
・C-2
ほぼ国産輸送機。C-1、そしておそらくC-130の後継にもなる機体。派生型として電子情報収集(ELINT)型のRC-2がある他、スタンドオフジャマータイプの電子戦機型(EC-2)の開発も行われる。
本作においては転移に伴い調達中止となったKC-46Aの代わりとなる空中給油機型のKC-2や、海自向けの機雷敷設能力を持つ機体などさらなる派生型が存在し、早期警戒管制機のベースとする案もある。ちなみに転移後はエンジン含めて完全に国産になってしまった。後にエンジンを換装し航続距離を伸ばした改良型が造られた。
性能については、特筆すべきは巡航速度であり、高速化の進む民間の航空路にも対応しており、ほとんどの軍用輸送機よりも速い。またMCVをはじめとする本邦の装甲車両の大半を輸送可能である。とことんまで日本の国情に合った傑作輸送機である。
・C-90
何かというと旧MRJ、スペースジェット(M90)。
C-90CやC-90Pなど、いくつかの派生型がある。
C-90CはYS-11CやYS-11Mよろしく大型のカーゴドアを設けた輸送機。C-2を使うと過剰すぎる、国内のこまごまとした輸送に用いられる。YS-11Cの後継となったC-130Hの後継であるとも言える。
C-90Pは人員輸送機。VIP専用型と通常型が存在する。
早期警戒管制型の開発も検討されている…というより、P-1かC-2かこれのどれをベースにするかが検討されている。
・UV-22
F-35Bの運用支援のため、CMV-22BがCH-47J(LR)後継として選ばれ、輸入される予定だった(注:本作オリジナル設定)。
しかし転移が発生することがわかり、ライセンス生産することになった。生産されるのはCMV-22Bをベースに戦闘捜索救難などを想定し各種センサーなどを搭載したUV-22となる。
ちなみに陸自へもMV-22の導入が予定されていたが、こちらも転移に伴いとりやめになっている。陸自へのUV-22の導入については意見が割れており未定。また上述の通り、陸自のCH-47J後継は、最新型のCH-47Fに相当するCH-47JAの最新型である。
・MH-47J
CMV-22B→UV-22の導入により退役した空自のCH-47J(LR)を、特殊作戦用に魔☆改☆造した機体(つまり本作オリジナル)。UV-22と比較してもかなりやりたい放題やっており、後の特殊作戦用ヘリの参考にはなったものの、あまりの高価さに5機しか改造されなかった。
日本以外の兵器
オージア連合王国
・巡洋戦艦『ソベック』
基準排水量55000トン
満載排水量67000トン
全長278メートル
全幅34メートル
最大速力33ノット
主砲 50口径32インス三連装砲4基12門
副砲 52口径10インス連装両用砲10基20門
ぶっちゃけ13号型巡洋戦艦(50口径41サンチ三連装砲)。名前はイギリスっぽく言えば「プリンセス・オブ・ソベック」といったところ。
装甲は自艦主砲に耐えうるもの。少し装甲を削り足の速いモンタナ級または火力と(ちょっと)装甲を強化したアイオワ級。
オージア国内でも戦闘能力の面でこれを超える戦艦はオージア級のみなのだが、実はオージア戦艦どころか(BCGH(X)を含めても)この世界の戦艦中最速というかなりの韋駄天でもあり、機関出力は20万馬力を優に超える。軽荷状態で行われた公試においては公称スペックを遙かに上回る、およそ戦艦とは思えないようなとんでもない速度記録を出している。その代償か高速航行時の燃費は著しく悪く、速度を上げると航続距離が激減するという問題を抱えている。これを筆頭に性能相応以上に運用コストが高く、同型艦は建造中止につき『ソベック』1隻のみで、使い勝手がとにかく悪いことからソベック公爵領軍に回された。
・オージア級戦艦
基準排水量92000トン
満載排水量107000トン
全長281メートル
全幅39メートル
最大速力28ノット(過負荷31ノット)
主砲 45口径40インス連装砲4基8門
副砲 60口径12インス連装両用砲8基16門
52口径10インス連装両用砲10基20門
同型艦 オージア
ミクナ・ジカミ
アメイヤ
エミジオ
ソベック級巡洋戦艦は建造当時の限界を超える極めて先進的で優れた設計であり、当時は技術的な限界からコストにありとあらゆるしわ寄せが行き1隻を除いて建造中止となったためソベック公爵領に押しつけられたが、オージア海軍の夢と言って差し支えないものだった。まだそれから10年と経っていなかったことと時間的な制約があったことから、オージア海軍史上最大最強の戦艦を建造するにあたってこれをベースとしたことは自然なことで、技術の進歩によるコストの低減、そして近代化のため大幅な改設計を施し、シライト帝国と共同開発の40インス連装砲(20インチ(51センチ)に相当)を4基8門搭載、さらに自艦主砲への防御を想定した装甲を施したのが本級である。同型艦は4隻で、こちらも英米っぽいネーミングにするなら「オージア」「ユナイテッド・キングダム」「クイーン・オブ・アメイヤ」「プリンセス・オブ・エミジオ」といったところ。
当然と言うべきか大国オージアでも最大最強の戦艦級で、日本ではシライト帝国の超戦艦や2隻の巨砲搭載戦艦と併せて「ビッグ5」や「新ビッグ7」なんて呼ばれることも。オージアはこれを4隻建造したためシライト帝国からは頭がおかしいと思われている。
・マイスーシ 13型艦上戦闘機 シンフー
「最強のレシプロ戦闘機」。2700馬力の排気タービン付星形空冷複列18気筒エンジン搭載で最高速度は時速800キロメートル以上。高高度での飛行能力に優れ、バルザ材を含む部材を多用していることから、木材を多用した双発戦闘爆撃機と共に「木の驚異」「成層圏のトレント」などとも呼ばれる。
・78年式“ロニ”軽機関銃
ブレン軽機関銃に似た軽機関銃。
・67年式“セ・テンセ”重機関銃
・80年式“テンセ・チレン”重機関銃
ブローニングの重機関銃にそっくりの重機関銃たち。テンセ技師というドワーフの銃器設計者が作った。この人物は他にも歴代のオージア軍制式自動拳銃など様々な銃を設計している。最近はブルパップ式に凝っているのか、近年の作品である新型のアサルトライフルや高精度のセミオートスナイパーライフルなどの開発にあたってはブルパップ式を取り入れている。MG5のリバースエンジニアリング、および内製化とオージア軍での採用にあたっての改良にも関わった模様。
ハラーマ帝国
シライト帝国
・戦艦『アメダケミト・シライト』
全長334メートル、基準排水量11万トン、機関出力合計36万馬力、40インス三連装砲3基9門、自艦主砲想定の装甲を誇る、地球を含めた人類史上最大の戦闘艦。副砲兼対空砲はオージアと共同開発したトランジスタコンピューター式射撃指揮装置付き連装両用砲20基40門、蒸気タービンとディーゼル巡航機を備え速力は約30ノット。
日本では見た目の近い象徴的な自国最大の戦艦である大和型をあらゆる面で完全に凌駕していることや、「スーパーキャリアー」と呼ばれるアメリカの空母とほぼ同じ全長でどちらも満載排水量10万トンを超えていることから、「スーパーバトルシップ(超戦艦)」などとも呼ばれる。シライト帝国はこのオージア級を超える怪物を本当に建造したためオージア連合王国からは頭がおかしいと思われている。
・アメツガゥ級航空母艦
・サラノミラ級巡洋艦
・ライクゥ級駆逐艦
・ラルゥク戦闘機
・ラルゥク改艦上戦闘機
・ターコン艦上攻撃機
教国連合
・ムスタール級ミサイル巡洋艦
・ムライフルージュ艦対艦ミサイル
・オラン艦対艦ミサイル
・アラクーバ攻撃機
・イメル空対艦ミサイル
あくまでも本作における設定なので、間違っても現実世界にそのまま適用しようとはしないでくださいね?それで恥かいても当方は責任を負いかねます。何事につけそうですが、自分でも調べてみるのがよいと思います。