16/20
<15>
ナルレールも、不正はあった。
あったけど、小さいものだった。
問題は、小さいものでもその数が多い事なんだよね…。
まぁ、小さいからさくさく終わったけど。
僕としては、早いとこ次に行きたいけど、次はちょっと1週間かかる。
だから、少し休憩と買い物をしている訳だ。
そういえば…、最近フィナの様子が以前より優しくなった。
友人になったから?…なのかな?
「あまり観光出来てないけど、帰る時は思いっきり遊ぼうね!」
僕は、フィナを真っ直ぐ見つめそう言った。
恐らく、フィナは遊ぶ事や旅行をあまりした事がないのだろう。
「その時は、宜しくお願いします。」
何故だろう?
この時僕は、フィナの笑顔が見たくなっていた。
だから、査察を早めに終わらせて遊ぶ中で笑顔にする事を考えていた。
ただの、好奇心…だったはずだったんだ。
ちょっとした出来心っていう奴だ。
それだけのはずなのに…。




