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機能確認のついでに書いた雑記

雑記:ある漫画のラスボス予想

作者: 音押もずく

日本名で王国の予想。

ネットで調べて無いが、恐らくは既に一予想としてあるだろうと思いつつ、キングダムのラスボスを予想してみた。


それは王翦だと思っている。


キングダムは基本的には歴史書の表記に、独自解釈や戦争風景を修飾する形で描かれている。そうなると中華統一の最大かつ最後の戦争は対楚戦であり、残りは後日譚的になるのではと思っている。そして楚戦でラスボス足り得る登場人物は、項燕と昌平君それと王翦の三名と考える。


その内の項燕だが、これは二つの理由で除外できる。一つは項燕の戦死が楚戦の序盤である国境線近くの防衛戦である事、もう一つはそれまでに出番が今の所なくていきなり出て来てもキングダムのみの読者としてはそこまで思い入れを持てる形では描きにくいからである。

昌平君は今の所は秦国で働いており露出も多い。最終的には楚の王決めの揉め事の際に楚王となるために帰国する形になる。立場的にはラスボス足り得るとも思える。だが呂不韋を見捨てて秦王政についた心情やその中華統一に対する意志に沿おうとする現状から、わざわざそれを阻止する立場の楚王に立つのは些か流れにブレがある気がする。


それに対して王翦だが、この人物だけは史実と違い多少の田畑を欲しがる慎重な武将では無く、自身で国を持ちたいという野心家で描かれている。キングダムが中華統一を目指す物語であれば、最大の敵が敵性国家では無く、統一を阻む勢力であれば十分とも言える。


その観点から王翦をラスボスとした楚戦の情景を想像してみる。まず史実では楚の統一戦に対し、どれ位の兵力が必要かと問い、王翦が60万に対し李信が20万と言い、李信を採用して失敗する。史実では李信の若くて青い案を政が自信ありとして採用し失敗する形で書かれるが、キングダムでは恐らく王翦の要求する兵力を授けるのを阻む為に敢えて厳しい兵力で出兵する形で描かれるのでは無いかと思う。これが一次征楚戦。(なんか土建屋とかがコスト無視で入札して失敗する案件みたいだが)


そして二次征楚戦、王翦が60万の兵をもって楚に攻め込む事になる。その際、実は李信らも後衛の様な形で後に続いた事が書かれている(と思った、うろ覚えだが)。その辺を鑑みて二次征楚戦をキングダムに合う様に形を考えてみる。そうすると征楚戦の形が、実は楚を支配地としたい王翦と、それを阻む為に前面で楚王として王翦に対峙する昌平君と後ろから王翦の支配地を削り取る李信による挟撃戦となる。いやいやそれだと秦軍相撃でおかしいじゃ無いかまともな話にならないだろう、という気もするが実はその為の設定として王翦の軍は王翦に対してのみ忠誠を誓う王翦軍として描かれている訳である。恐らくは引き連れた秦軍は飽くまで拠点維持であり、李信秦軍と王翦軍の激突という形がベースになるかなと思っている。


因みに偶然ネットで見かけたキョウカイがある時点から歴史書に出なくなる予想に、戦死や結婚説があった。個人的には結婚という形もあるだろうが、主軸としてはキョウカイは対王翦にあたり暗部に戻る形で活動するのでは無いかと思っている。


この予想は、王翦が国を作る事を標榜しているという事が描かれた時点から、史実と違う描かれ方として面白いが何故かなと考えて、函谷関の戦いの辺りでなんと無くそうなるのかと思いついたものでしか無い。ただあの時点で秦所属であっても、秦軍として動かず利用する手段をあからさまに採ったので同じ時期に同じ予想をした人も多いのでは無いかと思う。

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