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英雄と呼ばれる少年  作者: ワラビ
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2話 世界の日常

あれから1年半俺はライト ルナデインとして毎日を生活していた。

この1年半で俺は沢山の事を知った。


まずここはコール大陸と呼ばれていて、その中のエタナリオ帝国という国らしい。そして今はエタナリオ帝国と南隣国のソール資本国という国で2年に及ぶ戦争が起きていた。


ここはエタナリオの西南の山岳部に属しているためもしかしたら、戦争に巻き込まれる可能性があるが戦争は中央部で行われている。だから恐らく平気であろう。


この世界での今日の年月は法暦1497年11月29日、ここでも日本と同じで四季があるため、今は冬だ。


「ライト、素振り500回は終わったのか?」


「あっあと50回です!」


今の声は俺の育ての親であるジオという老人の声だ。ジオ、いや父さんはもともと剣士であるため、俺にもその剣の道教えてくれているのだ。


ただ、今の俺は高校生ではなく、5才の少年のため素振り500回は正直死ぬ、、、

でも、俺は剣の道約1年で結構強くなった。

もちろんまだ熊のような怪物、魔獣には勝てない、しかしこの前は結構惜しかった。

だが、実践では惜しかったは通用しない。

父さんが居てくれなければ俺は何回も死んでいる。


「よし、やっと終わった。」


木刀を片付けていると、父さんが話しかけて来た。


「これから山を降りてラガシアの町に行くぞ」


俺はそこに行くのが楽しみだった。ラガシアは小さい町だが皆優しくて、元気な町だからだ。


30分ほど歩くと、ラガシアについた。

冬になると食料が減るために買い出しに定期的に来なくてはいけないのだ。

この町では雑貨屋さんがほとんどの物を取り扱っている。

だから食べ物も雑貨屋に売っている。


肉や卵、野菜など沢山あるが魔獣の肉とかも売っている。

初めての時は正直食べたくなかったが、父さんは毎回魔獣狩で生きてきたから、俺は結局食べなければいけなかった。

しかし食べてみると尋常ではないほど美味かったのだ。


じつはこの世界では魔獣の肉などの食べ物は高級食材らしい。

だから店で魔獣の肉などを買うと、普通の肉の5倍くらい高い。恐ろしい、、、


買い物を一通り終えると次に教会へ行く、この世界では神という存在が大きいため一つの町に必ず教会があり、毎日お祈りをする人も少なくはない。



そしてお祈りを終えた俺たちは今度は山を登ることになる。正直行きの2倍はかかるため、帰った時には日が沈んでいた。


そして明日が、始まると俺は再び剣の道を歩んだり、暇だと勉強したりするのだ。

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