世界観設定
・オルバニア王国
元々はいくつかの小国群で、それを纏め上げている国があった。マグノリア一世が「大群を率いた悲哀の邪悪なる竜」によって国を負われ、その束ねる国へと避難したことがことの始まり。内部勢力情勢逆転やら竜討伐やらが続き、現在の国の雛形が出来る。正式な記録が欠損しているため、当時の詳細や初代国王の名前は不明であるが、国の名前に近い発音のものだったのではと言われている。
この言い伝えから、オルバニアには「男児たるもの、竜を討伐できるほどたくましくなくてはいけない」みたいな男性観が蔓延し、筋肉モリモリマッチョメンな変態さんが好かれるようになる。ただ最近は国王がその例に外れることもあってか、そこまで極端にはなっていない。
国旗は竜討伐の言い伝えにちなみ、竜の首とそれを刈り取った英雄の剣が刻まれている。一度国内の魔族に対しての意思表明として、刻まれていた竜の絵を竜王の首の絵にしようとされたことがあったが、当時の法務大臣補佐によって阻止されたりした。
首都はマグノリリス。交流都市などには王国の名前にちなんだネーミングがなされる。
セラスト国王は、初代国王から数えて四、五代目ほど。
現体制は戦後、先王の権力集中型独裁政治により疲弊した国を守るために行われた、クーデターの末のもの。その中心人物の一人であったセラストが国王に就任した。セラストはマグノリア(現代の方)によって連れてこられた異国人であり、手際と要領の良い内政により十年ほどである程度国を安定化させた。
王族直系のものは代々、当時竜討伐に使われたという「鎮守の歌」という歌を受け継いている。この歌(魔術)の難易度は最上級クラスであり、取得できたとしたら魔術師として最強クラス。現王妃が国最強の魔術師の一人とされる言われはここから。