表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/17

第ニ章:登場人物一覧(終話まで)

多いぜ、ちょっと漏れありそう・・・

”りゅーおーらんど”関係者・・・・・・・・・


★エース・フォー・バイナリー

 ”+,Ahsーuy,ukuForuK,〈〉”

 異世界からの転生者だが、あんまり転生した意味のなさそうだった主人公。

 元人間で、異名は”黒の勇者”。

 税率がそんなに重くない農村出身で、現代日本の娯楽に飢えている。

 元が日本人なので、この世界の常識にすり合わせた結果、人間不信や躁鬱気味など若干病んでるが、まだ常識の範囲。わかりにくいレベルのツンデレ。

 不本意な流れで竜王を殺し、英雄とされ王都に帰還するも、一部のヒトビトの策謀により死去。その後、破壊神の加護で無理やり半精霊として蘇生させられる。

 魔力はともかく魔術が極端に苦手。聖剣なしではまともに魔術も行使できず、半精霊となった後もそれは相変わらず。

 ダンジョン作成能力を経た後、異世界テーマパーク”りゅーおーらんど”の設計にとりかかったりしている。人間側の状況については、とりあえず様子見中な模様。

 二章では色々と吹っ切れ気味らしく、錬金術師のオッチャンを味方に引き入れてから更なる暴走を続ける。さらには教会を経済的な理由で協力につけ、「自らのダンジョン化」なる珍妙なことを果たした。

 竜王よりかのダンジョン全ての使用権を委譲されたが、それが吉と出るか凶と出るかは、運命の女神くらいしか知らない、こともないかもしれない。


?ディア

 エースの護衛。正体不明。

 精霊剣の刀を振るい、ダークエルフ仕込みの奇妙な剣術を使う鎧剣士。鎧は”獣角(じゅうかく)の鎧”と呼ばれる特殊なもので、一部の獣人が己の身から作り、打ち、血脈を頼りに想像する一品。

 基本的にはクール。

 エミリーが拾ってきて、エースが雇った存在であるが、別に行き当たりばったりの見知らぬ相手という訳でもないのだろうか、エミリーやエースからの信頼は厚い。


☆エミリー

 魔族側ヒロイン。拾われっ子で、竜王の娘。

 エミリーというのは偽名。

 本名? ぜ っ た い に 呼 ば せ な い。

 フォースメラ大陸最強メイドと称される「十本指メイドサーバント」(選定者不明)の一人”メイドテレポーター”として数えられているが、本人は全く知らない。

 美少女であるが、普段は無表情。半変温動物。

 一人で広大な城の管理を完璧にこなし、上級魔術を片手間でバンバン打てる規格外。ただし竜王には遠く及ばない。

 ちょっとSっ気がある上、若干病んでる節がある。

 三半規管は空間魔術使いであるためか強い。でも未知への恐怖は普通? レベル。

 信条は、信賞必罰。そして従者、王佐としての矜持を持つ。

 エプロンドレスを嬉々として着込んでいたりするが、彼女に別に変な趣味はない。大体竜王のせい。

 彼女にとって竜王は、父親であり世界であり恩人であり神であり仇敵でもあった。

 二章ではエースの目的遂行のため、従者の心得王佐の嗜みを振るう。と、ここまでは普通だったが気が付くと一瞬ラスバス化フラグをたて、さらりとエースによって折られて別なフラグが立ったかもしれない。


☆ケティ

 獣人族(ライカノイド)。ウサギの獣人少女。

 キュートでポップで、出るとこ出ていて頭にウサミミと、なんだか筆者の趣味が疑われかねない容姿をしているが、場を弁えることにかけては一番大人な人物。かつて賭博場で働いていた結果か、対セクハラ対いちゃもん対ヤクザにらみなどに対するメンタルは強い。

 魔力の高さもあいまって、エミリーからスカウトを受ける。魔法は苦手だが、エミリーに言わせれば「伸びしろがちゃんとある」とのこと。

 二章ではエミリーの弟子として頑張ってる。もっとも師匠が師匠なので、彼女に安寧の日々が訪れることはない。ただしメイド服は別。

 もう駄目だこの娘、手遅れだ・・・。洗脳されてる・・・。

 ちなみに司会業とかは、案外板についている。


★バルドスキー

 王国では非常に珍しい吸血鬼。かつての竜王四天王が一人”間断(かんだん)”。

 竜王の右腕で、主に内政(?)担当だった。調整能力と実行力にかけてはピカ1であり、珍しく竜王も信頼をおいていた。

 ただし竜王的に一番気に入っていたのは、若干ナルシーなその性格である。どこぞの踊り子同様、過去が明かされれば明かされるほど残念になるタイプのヒト。

 ヴァンパイア伯爵じみた容姿のくせに、何故か子供からの人気が厚い。それもそのはず、マメに恵まれない子供達に食料やら本やらを配ったり、読み書きを教えたり、慈善事業だの何だのを色々やってたりする。主にそこの当りはトスカーレの後事みたいな部分もあるが、本人は対して気にはしていない。



黒の勇者パーティー・・・・・・・・・


★エース・フォー・バイナリー

 前述参照。


☆カノン

 ”+,Ihsnek,cigaM,usoroK,iguruTanataK,〈〈”

 人間側のヒロインで、女剣士。

 魔術師にとってはある種、天敵とも言える存在。額に傷があり、普段はそれを隠していたが、エースの前などではよほどの理由がない限りは隠さない。

 剣の腕は、良くも悪くも国で二番目くらいの強さ。実戦に基づいてくみ上げられた、邪道中の邪道な戦い方を主とする(普通の剣術も使えるには使える)。メイドテレポーターと互角に戦える、数少ない人間の一人。

 実は豆腐メンタルだが、気合で強がってなんとか相殺している。普段はまともであるが、エースには病的な執着を見せている。もっともその理由もエース本人が原因なので、筆者から特に彼を擁護することはしない。

 エース死亡後、黒騎士ではないが何人もの人々に殺されかける。余裕をもって撃退したものの、その後、エース死亡を信じていない彼女は彼の足跡探しをしている(もっともイマイチ効果は上がっていないが)。

 竜王のダンジョンでここ数ヶ月、泣き顔のような仮面をつけた黒コートをまとった白鎧の剣士が目撃されているが、たぶん彼女。


★ニアリー・コール

 ”+,Uhsikegos,sworrAcigaM,〈〈”

 弓兵。”魔弾の狙撃手”の異名を持つ。弓兵なのに狙撃手と呼ばれる所以は、彼の武器がボーガンだから。

 元大規模ギルドの長。竜王に壊滅させられ、エースたちと協力関係を組む。彼の格闘の師匠。

 乾いた彼の復習劇に、勇者たちとの交流は温かみのある何かを残した。

 現在は王国南西部の砂漠地帯にて、弔いのため戦死者の遺品探しに明け暮れている。お酒大好きな彼が、そんな過酷なアルコール摂取不能地帯に赴くという時点で、どれだけ本気かうかがい知れる。

 ちなみに貴族でもないのに苗字があるのは、一応名誉国民扱いだから。ちなみに妻子持ち。

 実は”吟遊詩人の日記帳”に異名の由来たる”魔弾”を奪われてるが、そのことに果たしていつ気付くかは定かではない。


☆セイラ

 ”+,Ihsustujam,regnisenniM,〈〈〈”

 天才魔術師のロリっ子。”吟遊詩人”の異名を持つ。

 音楽と魔術研究と技術向上にあくなき探究心と冒険スピリッツを燃やす年齢一桁。そしてパーティーの参謀。この段階で色々とおかしい。

 間違いなくこの世界の産業革新は、彼女なくして起こりえない。

 しかし、生きた姿で登場する間もなく黒騎士により殺される。筆者的に彼女に恨みがあったわけでは断じてないのだが、どうしてこうなったし・・・。

 本作の登場人物たちの中でも、屈指の突っ込み役だった。

 彼女の製作した”吟遊詩人の日記帳”こそが、このお話の根幹に関わるキーアイテム。二章でその出番はなかった。


☆ツナナギ

 故人。パーティーのタンク役。詳細割愛。

 彼女が現在、パーティーの一員としてカウントされていないのにはちょっと特殊な理由があるが、たぶん番外編でさらっと流す可能性が高い。

 その意志と願いは、確かにカノンに受け継がれている。

 ちなみにエースのパーティーに入った順番は、セイラやニアリーよりも早い。



王国関係者・・・・・・・・・


★セラスト・オルバニア

 国王。実は婿養子で、エースに負けず劣らず読書大好き。

 娘がさらわれたり、奥さんが外交で国外に行って国内の仕事のまかなう範囲が増えたりして、心労がたまりにたまって現在ミイラ人間一歩手前。

 実年齢は今の見た目よりも若い。むしろ、何故ここまでガリガリになったしという世界の話である。娘、よく卒倒しなかった。

 エースとは彼が村を追い出された後に、「王子珍道中」37巻写本を一緒に購入したことが出会い。騎士団長にこってり絞られたりもしたが、結果として勇者選出に一役買ったので、結果オーライ!

 国内情勢の安定と並行して、マグノリアと共に経済封鎖解除のため奔走しているが、ぶっちゃけそれは本筋に関わりが薄いので丸まるカットされている。

 容姿がちょっとずつ平常に戻り始めていて、口調に反して案外若いことが伺える。


☆マグノリア・オルバニア

 王妃。見た目は普通のヒトだけど、血縁上はハーフエルフ。セラストよりも思い切りがよく、仕事の折半は6:4くらいの割合で行っていた。

 竜王が動いたせいで他国から攻められそうになるのを、上手にかわすナイスマダム。また国王よりも心臓に毛が生えているためか、見た目はそんなに変化なし。

 実は王国内で最強クラスの人物の一人。普段はセラストを尻に敷いているが、本当のところはそうでもない。夫に対しては、負い目と愛情がせめぎ合っている。

 現在は、勇者消滅を回避しつつ経済封鎖を解くため、諸外国を東奔西走している。


☆エリザベート・オルバニア

 王女。可憐なハーフエルフ(王族の血統には亜人の血が流れている)。

 吊橋効果抜きでエースに惚れているが、いまいちその気持ちは伝わっていない。残念ながら、エースは年が近くないと恋愛対象として見てくれないようだ。

 猪突猛進なくせに周囲に気を配れるという、奇跡のような詐欺のような性格を持つ。

 周囲の状況を慮り計算できるので、参謀や指揮官向き。使用する魔術もそれに応じて遠距離、超遠距離系のものが多い。

 アスターに対する感情は友人と好意であるが、その感情がエースを失ったことから派生しているのは本人も自覚済み。もっとも、アスターもそれを受け入れてくれるので、甘えさせてもらっている形。アスターに対する依存度は、王道の勇者ものにおけるお姫様のそれに近い。ラブではなくライクの方面で、吊橋効果が働いているという感じ。

 余談だが、バストサイズは既にカノンを打ち負かしている。



★アーレス・リックス

 教育大臣。メタボが心配。

 貴族の中でも典型的な平民嫌いにして純血主義。しかしそんな彼も元平民である。よく考えれば発言は色々ブーメランなこともあるのだが、彼なりの理屈付けが一応存在する。

 一見駄目駄目な貴族のように見えるが、大臣に任命されるだけあって、公衆衛生や健康保全、環境保護など案外その功績は馬鹿にならない。

 エースや一般的な平民に対する刺々しさとことなり、領民や家族にとっては良い父、良い領主・・・なのかもしれない。

 黒の勇者暗殺に加担した八人のうちの一人。貴族主義とエースの人格を嫌っていたことが主な理由。

 実は八人の中でも、アスターが勇者になったことで立場が微妙になっているのだが、本人はそれに気付いて居ない。


★ハボック・ハボックIV世

 法務大臣。好々爺な見た目に反して、割と溜め込む性格。

 法関係の仕事だけでなく、国王が何かやらかしたりした時、後始末を仕切ったりするのがこの人。その手腕と人柄から、国王からの信頼は厚い。

 名前が変なのは、代々王家に使えるハボックの男は、そう名乗るべしという先祖の遺言。なので本名は別にある。

 黒の勇者暗殺に加担した八人のうちの一人。エース自体にはむしろ好印象を抱いていたものの、封建社会ベースにおけるエースのラテラルモダン思想が、国王に悪影響を与える前に殺そうと考えた。

 立ち居知的には黒幕・・・?


★ジャン・ラインハルト(本当はもっと長いけど割愛)

 軍務大臣。太マッチョではないが細マッチョでもない、ナイスマッスォール。

 魔族との戦時中は「将軍」と呼ばれていた。名将であり、勇猛果敢な兵士であり、同時に割と後先考えない人。でも脳筋というわけではない。

 ちなみに弱小ではあるが、教育大臣と違い実家は結構長い歴史の貴族である。アーレスさんNDK、NDK。

 黒の勇者暗殺に加担した八人のうちの一人。主な理由として、竜王の脅威に対して増強していた軍事費が、議会により激減させられかねないことを事前に察知したことが切欠。

 ダグナから「武器補修のため王国に引き返すわぁん」みたいな手紙を送りつけられ、苦笑いをしながら部下を派遣するくらいには、仲が良い。


★ダグナ・ロシュロール

 王国の若き騎士団長にして、長身のイケメンオネェ。ただし本人の性認識は「男」であり、しぐさや挙動がオネェじみているのみ。普通に女のヒトが好き。

 年はエースやカノンより何歳か上。エースの友人であり、彼が「勇者」になるほぼ直接のきっかけに関わっている。

 いわゆる、超人。人間でありながら人間を軽々と超えるようなことを仕出かせる男。やろうと思えば魔法併用で音速を超えた状態で、王都の周りを二週間ぶっ続けで走れる化け物。時代が時代なら、文字通り英雄。

 武器は精霊槍「マッチマン」。名前からしてどういう能力を持ってそうかは、お察しである。

 セノ曰く、純粋な人間というわけでもなさそうだが……?



新たなる勇者パーティー・・・・・・・・・


★アスター・リックス

 新たなる勇者。二代目勇者と呼ばれることもあるが、歴史的にみてフォースメラ大陸には何人も勇者が居るので、正しくは「王国における」という注釈がつく。

 また、厳密には勇者とは呼べない。本人もその自覚がある。

 教育大臣、アーレス・リックスの長男。父親を反面教師にしたわけでもないだろうが、酷く倹約家でお人よし。そして優柔不断で日和見主義だが、エース曰く「良い日和見主義」とのこと。そんなエースとカノンに剣技を習っていた。

 その縁もあってか、新たなる勇者選出時に呼ばれ試練を受けた。

 一年ほど前、エリザベートに告白したがあっさり振られている。

 半年の時間経過により、精霊剣の能力をだいぶ扱えるようになっている。

 ちなみに筆者的には、彼と父親の名前をよく一緒に打ち間違えるので大変。

 獣王との戦いで引き分け(ただしこちらの方が重症)、王城のかかりつけ医に入院中。たぶん三章開始までには完全回復する。


★レオウル

 剣闘士グラディエイターの大男。超時空の覇者のごとく、濃い。

 闘技場で数々の功績と数々の問題行動と数々の武勇伝を打ちたて、良くも悪くも伝説的な人物。

 そして、髪型が何故か女性的。一応それなりに理由らしきものはあるのだが、言ったところで詮のない話なので割愛させてもらう(ちなみに容姿から何故か誤解されるが、あっち♂系ではない)。

 所謂「魅せる」戦い方が得意であり、正攻法相手にはめっぽう強いが、搦め手が来るとちょっと弱体化。

 二章では髪ちょっと切った。しかし威圧感は全く減らない。

 地味に活躍の場が少ないが、出てくるだけでオチをかっさらいかねない彼であるため、色々と察してほしい。ただ見た目の衝撃に反して、性格はおそらくセイラやラインハルトに続いて常識人。


☆セノ

 邪神の踊り子の少女・・・少女? まあ少女。誰が何といおうとも少女、いいね?

 踊り子らしく露出度の高いあでやかな装い。一部のヒトからは「白い露出狂」と言われたりして「きゅんきゅん露出狂じゃないきゅん☆!?」おっとっと。

 エルフの希少種「ハイエルフ」であるが、そんな威厳なんぞ地球一周旅行中。とにかくきゅん☆ きゅん☆ と五月蝿い。

 かつてエースのパーティーに誘われていたこともあったが、上記の理由からエースにやんわり断られて居たりするかもしれない。

 詳細を書けば書くほど残念な人物になるので、今はこのくらいで勘弁。

 あまりにも酷いキャラのくせに、実は結構長寿。痛々しさなんて目じゃないきゅん☆

 ちなみにこんなキャラだが、本来はかなりシリアスな登場人物。


聖女教会関連


★デュオニソス・トリッヒ

 一見は好青年な神父。その実はCVテラコヤスな土地転がし。ただし何故土地転がしをするのか、その貯めた金で何をするのかは今もって不明である。

 セラスト、マグノリア、商会連の総帥とは十年来の付き合いであるが、一同からそろって嫌われている。本人もその自覚はあるが、別段彼らのことを嫌っているわけではないというので、性質が悪い。

 ”りゅーおーらんど”に新たなビジネスの可能性を見て手を出そうとしたが、出し方を失敗して逆に取り込まれる形に。

 おそらく知ったら 国 王 大 歓 喜 


☆リリー・トリッヒ

 デュオニソスの義理の娘。育ての親に感謝はしているが、相手がクズい、ゲスいことを十二分に理解してるので、尊敬の念はない。

 現在は彼の秘書のようなことをしつつ、いつか彼を転覆させてやろうと画策している。しかしなかなか隙を見せない。くそう。

 ちなみに勇者時代のエースとは面識がそこそこ。メッセンジャーとして活躍していて、地の部分も熱血である意味エースと相性は良かった。容姿も綺麗でスタイルも抜群。メインヒロインさん、だいぶやきもきさせていました。


☆カイネ

 教会が直属で保有する、精霊武器持ちの聖騎士が一人。

 トスカーレがまだ竜王四天王になる前、拾って育てていた少女。

 現在は若干十五歳にして、騎士団を一つ引き継がされるくらいには優秀。

 ちなみに彼女の服装の露出度が高いのは、主に彼女のお世話をしているお兄さんの趣味。本人は性能が高く、壊れない装備ならどんとこいくらいに考えているので、一向に改善される見込みはない。ただディアとの接触があったため、今後は何か変化するかもしれない。


★アルシルト

 カイネの幼馴染。年は十近く離れたお兄さんで、現在は彼女の騎士団における副官。

 カイネ命な変態という名の紳士。

 だがこれでいて、剣術の実力はレオウル以上カノン以下というくらい。変態に技術を教え込んだ結果である。



魔族関連


★竜王

 魔族の統率者で、半精霊。その本体はエヴァ計測と同じくらいのサイズ(要は微妙に不定)。

 とりあえず、存在そのものが埒外。ざっくりその強さを例えるなら、アーカードの旦那くらいのチート。はりー、はりー。

 色々事情もあって、仲良くなっていたエースに討たれる。

 王国が生まれるよりもその出生は早く、王国の樹立にも過去の彼、竜王と呼ばれる以前の彼が少し関わっていたりする。

 エリザベートをさらった理由は、そのうち語られるかもしれないし、語られないかもしれない。

 彼を殺したところで「竜殺し」の加護を得ることはできないのには、一応理由がある。二章で明らかに……ならなかった。

 エースに己のダンジョン全てを預け、自身は死した後、高みの見物とあいなる

 ちなみにRPG的に言えば、ボス戦は三段変身。



★オーガスト&リック&イナ&バイツ&ドライ

 魔族の冒険者パーティー「オーガタンク」。

 クエストダンジョンと採集が主な収入源で、全体的に賭博と酒が大好き。メンバー構成は狼の獣人一人、ハーフトロール一人、ゴブリン三人。

 ”りゅーおーらんど”ジェットコースター最初の犠牲者たち。後日、エミリーから酔い止め用ポーションが送られたかは定かではない。

 二章ではエミリーの小間使いのごとく扱われているが、彼らにも日の目を見る機会がきっとくる・・・? はず。ちなみに報酬は結構悪くなかったりする。

 没個性気味なイナ、バイツ、ドライの三人が個性を得られるかは、今後のオーガタンクの人気次第。そして実は、地味にその三人が”りゅーおーらんど”で展開されているご当地ヒーロー(?)”ドラレンセブン”のレッド、イエロ、グリーンだったりする。


☆リザサ

 人間の、奴隷の少女。そばかすの可愛らしい少女。

 性格は気が弱く、おどおど系。

 エースに友人達共々かわれ、”りゅーおーらんど”にて雇用契約を結び、はれて解放される。初期は色々精神的なトラブルとかもあったが、現在は安定期。愛嬌のある受付で、商品の売れる傾向とかもあらかた把握している。

 ケティの後輩で、現在は直属。物覚えがよく、特に動作に関しては一目みれば八割方トレースできる逸材。その技能をバトルジャンキー二名に見つかり、現在色々仕込まれて実力急上昇中。上司ケティの明日はどっちだ?


☆★リャシュア&テノン

 冒険者、人間の姉弟。

 能力的にはAクラスシルバーランクと結構高いものの、まだまだ若く経験不足。

 エミリーたちに保護されて、現在は”りゅーおーらんど”にて雇用中。”ドラレンセブン”のホワイト、ブルーはこの二人。ちなみにテノンは何故かケティのお気に入り。


☆リリアン

 獣人族の少女。綺麗な毛並みに猫のような台詞回しをする少女。

 ジェットコースターとの親和性が高かったのか、集められたヒトビトの中で唯一といっていいほど全く恐怖心を味わっていなかった。

 言動からは小さい娘のように見えるかもしれないが、これでもきっちり十代後半。だというのにこの自由奔放なテンション。おい、親は誰だよ。←[NEW!]獣王でした。元々は”りゅーおーらんど”への間者として送り込まれていたが、本人はなんだかんだで楽しかったので今では全くスパイとして機能していない。

 ”りゅーおーらんど”支配人の正体開示について、本人より一言。

「はにゃ~、あの時のげそっげそな方でしたかにゃ~。元気そうで(にゃに)よりです」


★イニ

 鬼族ゴブリンの剣士。ちょっと口は悪いが、決して馬鹿ではない。

 得物は選ばず、切れれば良し。かつてナードに決闘を挑まれて以降、彼と親交を結び共に旅をしている。このあたりで、彼もまたバトルジャンキーであることに違いはない。もっともナードの方があんまりにもあんまりなので、自重している模様。ナードとは義兄弟と呼べるくらいには付き合いが長い。

 ”りゅーおーらんど”支配人の正体開示について、本人より一言。

「ファ!?」


★ナード

 空族ロングノースの魔法剣士。いろいろあって、魔族の中ではちょっとした有名人。

 残念ないけめそ。詳細が明かさるまでもなく、見事なまでの脳筋。ただしイニとは反対に育ちが良いため、物腰だけは柔らか。別名、ぽんこつ。

 かつては「狂犬」と言われるほど喧嘩っ早かったが、イニと共に旅するうちに多少なりとも処世術と自重を覚える。

 ”鎖塵”トスカーレと”黒の勇者”エースとの決闘を間近で見て、魔法剣士になることを決意したらしい。

 ”りゅーおーらんど”支配人の正体開示について、本人より一言。

「もっと良いモンスターを頼む」


★マルマルコ

 ”りゅーおーらんど”企画部の亜人。元々は”森姫”の元で仕事をしていたが、いろいろあって抜け出す形に。その後諸国漫遊中にディアに見つかり、”りゅーおーらんど”へ斡旋された。語尾がインチキアジアンくさいが、これは彼が、元々異大陸で生まれ育ったため。

 主な業務は商品、食料品企画がメイン。

 そして何より着目すべき点は、センスがエースと同じような感じだということ。あー、うん、必要な人材デスヨネー(棒)


★T・T・T

 蛇人間の魔術師。典型的な魔族シンパであり、竜王シンパ。

 獣人族ライカノイドで、蛇人間と呼ばれる人種(?)。決して有名ではないが、当人は獣人の中でも屈指の魔術師。

 歴史的経緯から自意識過剰かつ危機意識による排他思想が蔓延している蛇人間の中でも、まだ話しの分かる方。

 黒の勇者暗殺に加担した八人のうちの一人。暗殺計画首謀者の話にのせられた、蛇人間の一族から選出された。

 現在はエミリー直下の情報舞台の司令をしている。エースに対しての怒りよりも、エミリーに対する忠義と信奉を優先するくらいには狂信者。



☆アンジュリリー・プロテス

 ハーフエルフの美女。

 エースの愛読書「王子珍道中」の作者。執筆速度は、かまちーと西尾さんを足して1.5で割った感じ。

 かつてエースが書いてもらっていた、ダグナからの紹介状を介して接触を持った。現在、”りゅーおーらんど”のショーやらアトラクションやらの設定やら脚本やらを猛烈な速度で送りつけている。その上で小説の執筆速度も落としていない、まさに作家の鑑。死んじゃうんじゃないかな?

 そんな理由もあって、エミリーは頭が上がらない。



★セィーブ

 竜王四天王が一人「隕牙」テオブラムの配下の一人であり、軍隊行動時の指揮官補佐を任されていた。竜王軍の残党を率いて、新に義勇軍を募ろうとしていた。

 ハーフトロールの空族という、一体お前はどこの鴉天狗だ? みたいなビジュアル。軍服も竜王の服装センスが和風であったためか、なおのこと山伏チック。

 現在は片足の腱をやられてしまい、”りゅーおーらんど”医療班の病院にてリハビリ中。次に出てくる時は、たぶん味方。


★ミカツラ

 セィーブの部下の中で一番目立ってたから、幸運にも登場人物紹介にて拾い上げ。

 ちょいと前にエースとエミリーが居座る竜王城の様子見に出かけ、彼女の逆鱗にふれあえなく返り討ちにあった男。抗魔術力もそこそこで、ディスペル(術妨害)の術も使えたが、エミリーによってかけられた「剣の封印」により、使用術が一部制限されることに。

 現在、消息不明。



★トスカーレ

 竜王四天王が一人”鎖塵さじん”と呼ばれた男。刀使い。

 ダークエルフで、王国や近隣国家を含めた魔族たちの英雄。

 詳細割愛。

 竜王四天王の中では、一番最初にエースとぶちあたった人物。いろいろあって決闘して、死んだとも嬲り殺されたとも言われているが、その消息は不明。


☆ミリリガン

 竜王四天王が一人”探求たんきゅう”。空族の少女のような姿をしているが、実際は不明だった。

 詳細割愛。

 エミリーを気に入って色々入れ込んでたり、かと思えば人道的に許されざる行為を多量に行い、人間の魔族に対するヘイト上昇に一役買っていた。 

 ちなみに四天王の中で、”隕牙(いんが)”テオブラムに次いで確殺されている。



部族長・・・


獣王じゅうおう

 白虎の獣人族ライカノイド。本名はゾート。エースいわく「脳筋」。話は分かるだけマシだが、ステータスとしてはやっぱり色々とアレ。しかし案外策をめぐらしたりできるくらいには、分別がある。

 ハーフトロールで体躯が大きい。物理的な攻撃力だけなら、時に竜王に匹敵する数値をたたき出すかもしれない男。

 新たなる勇者ことアスターと交戦し、全治二週間、回復まで一月ちょっとくらいのダメージを受ける。アスターなどとは出来が違うのだ出来が。


雷帝らいてい

 雷様な力鬼トロール。獣王とは親戚で幼馴染。

 割と実力主義者。竜王の停戦意向に最後まで反対していた男。

 ライデンマウンテンが年中雷降り注いでいるのは、大体彼のせい。癇癪や怒りが魔法に転化しやすいほどに、元素を集めやすい体質。それを竜王に「ライデンマウンテンをダンジョンかしたらどうか?」と提案され、以降自身の癪全てが山の外に吐き出されるようになった。これにより色々と種族は大助かりになり、結果的に竜王に忠義を誓ったのは余談である。


鬼長おにおさ

 ハゲてる鬼族ゴブリン。スキンヘッドにしているが、実際は精神的疲労でハゲかけていたのを誤魔化すための髪型である。

 と、これだけ言うと印象がハゲしか残らなさそうであるが、実際はかなり優秀な部族長。先代の鬼長を論破で打倒し、投票で勝ちあがった男。竜王の停戦意向に真っ先に賛成を示した穏健派で、バルドスキーとも仲が良い。


空族長くうぞくちょう

 大陸史に残る大悪人とぽんこつを排出した名門部族()の長。

 通常時は立派な天狗、飛行時は立派なガルーダ型のヒト。

 なお、ノリはナードに近い模様。

 副官の胃が心配されるところである。


深海王しんかいおう

 超絶★遊び人な半漁族(フィッシュメン)の部族長。彼がどうして部族長になれたかいまいち不明。

 こんな部族長で大丈夫か? 

 大丈夫だ、問題 (しか)ない。


森姫もりひめ

 亜人族(ドゥエルブ) (エルフやドワーフなど)を束ねる長。ちなみに男性がなった場合は「森御子もりみこ」となる。

 セノと同じくハイエルフ。というか、エルフは上位種じゃないと長にはなれない決まり。

 亜人自体が王国では魔族とはされておらず、そのため人間達とも交流がある程度ある。

 ディアの正体について色々と知っている御仁だが、そんなに登場機会はない。

 ちなみにハイエルフになった歴は、セノよりだいぶ後。


★妖精王

 妖精ピクシーお爺ちゃん。部族長の定義でいうと、最もその定義が当てはまる長老。

 「始祖の魔王」の時代に生まれ、当時存在していた「黄金の森」を追われて早何世紀か。実はその関連でカノンとかと因縁があるが、当事者同士は一切知らないという話。


★幽鬼官

 半霊族(バックノック)の長たる青年。

 元々は書記官で、停戦について、現鬼長の説得に全く応じなかった前の部族長と決闘をし、辛勝。その関係で両者の仲は良好。

 基本的に無口だが、悪いヒトではない。

 ちなみに半霊族自体本編への登場回数が魚人並に少ないのは、どちらも王国の環境だと、それぞれの生息域を出にくいためである。



神秘・・・・・・・・・


☆破壊神 運命の女神 地底の女王 天空の怪鳥 大海の魔獣

 詳細割愛。ただ運命の女神は、非常に聖女エスメラに迷惑をかけていたことだけは確実。全体的にノリが軽いらしく、地底の女王が一番まともらしい(竜王情報)。地底の女王については、「ホワイトナイトメア ~地下帝国からの脱出~」も参照あれ。


★りゅーおーくん

 ”りゅーおーらんど”のマスコットキグルミ。竜王と同種の気配を放つずんぐりむっくり。口からフリップボードを出すとき、明らかに空間操作魔術を使っているくさい。

 詳細不明。知るのは、今のところ創造者であるエースのみ。

 これだけで正体推察できそうな気もするが、一応まだ隠しておく。

 エースのダンジョンスイッチを改良しているようだが・・・?


?シャルベスター

 ”真なる陰”。詳細割愛。

 ただ一つ言えるのは、シャルベスターというのが個人を指すものなのか、それとも本体たる何かを指すものなのかはまた別ということ。 


ちなみにスタイルや胸の大きさはリザサ<カノン<<エリザベート<<カイネ<リリアン<<エミリー<ツナナギ<<リャシュナ<<<リリートリッヒ<<<<ケティ<<<<<越えられない壁<<<<<セノといった感じ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ