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とあるぼっちのものがたり第3話

ようやく本編開始。

『■■領域』そこは全てが満たされ同時に何も存在しない■■された世界が広がる場所。


う、う~んここはどこだろう?なんかよくわからない場所だな。


困惑する御手洗憧大の頭の中に直接アナウンスが響く。

<キャラクターを作成します。ボーナスポイントを再配布してください。>


ボーナスポイント?

おお、これはあの有名な、異世界転生モノの最初の場面じゃないか。

あれれ?そういえばボーナスポイントってどこにあるの?基準は?何で決まるの?

<それはこの星での場合『犠牲にした未来』『可能性』『影響力』本来あなたが元の世界で為せたであろうことを

この世界に呼んでしまったためにできなくしてしまったことへの謝罪のようなものです。>

そうか~。僕がなったかもしれない未来か。年収1000万とはいわないけどそれなりにはいい大学を卒業して、

600万くらいはイケたかな

奥さんはかわいい人が良かったな。例えば七海さんに錫廣さんに愛先輩に姫宮… いやいや最後のは男だ男。

ありそうなのは、う~ん七海さんとかありそうだ。こんな僕にも優しくしてくれる。

しかも趣味もあうんだ。もしかしたら結婚していたのかもね。未来の可能性は無限だからね。

うん、けっこうなポイントになるんじゃないかな。


えっ、参考?いやあ大丈夫だと思うんだけどなぁ。

取りあえず候補をあげてみたよ。




ボーナスポイント振り分け対象


種族・エルフ

美少年

貴族

高魔力

マンガのキャラクターの力

記憶保持


『種族・エルフ』は安定感のある美形種族だからね。更に『美少年』で完璧だ。『貴族』で優雅な生活を送りたいな。あの金持ち等みたいに。

更に更に『高魔力』で増やしたMPで、『マンガのキャラクターの力』であの技もこの技も。

最後に『記憶保持』これがないとある意味死んだのと同じだからね。

船武士と話したことが初めて役に立ったね。

残りは全てステータスだ。あまり欲張りすぎるといけないからね。これで「決定」っと。





<処理中です、お待ち下さい。>

<処理中です、お待ち下さい。>

<処理中です、お待ち下さい。>

<処理が終わりました。>


<ERRORポイントが足りません。>


えっ、そんなのはおかしいよ。どれかポイントが高すぎるのがあったのかなぁ。

ポイントの内訳を見せてくれる?



<ポイントの内訳を表示します。>

総合ポイント17

種族・エルフ           ポイント不足で選択できません。

美少年              ポイント不足で選択できません。

貴族               ポイント不足で選択できません。

高魔力              ポイント不足で選択できません。

マンガのキャラクターの力     検索できませんでした。

記憶保持             使用者によって変動。あなたの場合は9ポイントです。

残りポイント8




えぇぇぇぇぇ。………糞っ糞っ糞っ、馬鹿にするな。僕を馬鹿にするな。こんなの詐欺だ。嘘だ。

これは夢だ、夢の中まで僕を馬鹿にするなよ。

<再処理を実施します。>

<処理結果を表示します。>


<ポイントの内訳を表示します。>

総合ポイント17

種族・エルフ           ポイント不足で選択できません。

美少年              ポイント不足で選択できません。

貴族               ポイント不足で選択できません。

高魔力              ポイント不足で選択できません。

マンガのキャラクターの力     検索できませんでした。

記憶保持             使用者によって変動。あなたの場合は9ポイントです。

残りポイント8





糞、なんだよ、夢の中位カッコよくなってもいいじゃないかっ。




御手洗憧大しかいなかった空間。そこに声とともに何かが顕われようとしている。

<何だよ、外れか。つまらん。>

<こんなの要らないんだけど。>

<2つ目なんですけどっ!?嫌がらせですかっ?嫌がらせなんですね?>


ひ、ひぃぃ、なっ、なんなんだ、どこだよ、でてこ……でてこなくてもいいよ。

僕は御手洗憧大っていうんだけど……


<顕われろと言ったり顕れるなと言ったり何が言いたいんだ。さっぱりわからん。>

<恐らく我らの事を聞いてるのではないですか?我らは……『管理者』みたいなものでしょうか。>


『管理者』?神様みたいなものかな?。僕の名前は御手洗憧大。

御手洗の『み』は丁寧語とかに使う『み』で、『た』は手の事で、『らい』は洗うって書くんだけど…

<ほんとに何が言いたいんだ。さっぱりわからん。>

<ようするに糞をするとこのことらしいですよ>


ふ、糞って、くそぉ、くそぉ

<ほら、アレも糞だっていっているようですよ>

<よくわかるな。>

<さっきので慣れましたから。>


くそぉぉ。………さっきの?なんだ、他の奴もきたのかい?………そうだそいつのポイントも見せてくれよ。

<あ”ぁ”?>

ひぃ、み、見せてください。

<さっきの奴か?>

いいだろう、

<検索中です。>

<検索中です。>

<検索結果  総合ポイント16です。>


16っ?、そうか、みんなそんなものか。……そうか、僕だけが特別低いわけじゃないんだね。そうさ。そういうことだろうさ。

<え~でもその前のは凄かったよ?え~っとぉ、たしか…>


<検索中です>

<検索中です>

<検索中です>

<検索結果  総合ポイント666です。>

差別だっ。こんなの差別だ。ちくしょうちくしょうちくしょうっっ!!!!!!

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