とあるほしのものがたりSHIT!!第20話
とっととー泳げよ屑野郎。
とっととー泳げよ屑野郎。
だーいすきなのはチーレムオレTUEEニコポ―。
以前、美少女(の虫)に自身の容姿コンプレックスの為告白を断念していたシットは、
戦闘に勝利することで自分のアイデンティティーを確立させようとした。
能力のない奴が一度偶然にも成功してしまい調子に乗ってしまった後、挫折した場合、
再び、自身の能力で這いあがる自信が無いためか過去の栄光にすがりたがるので、
無理はしない方がいいとは思うが、勿論シットには無理をして程頑張ろうという精神もない。
生前から能力が低く、努力が結果に現れなかったためか一生懸命努力する習慣自体がそうないのだ。
……まぁ、シットの今後がどうなってもいいし、シットが早く死んでくれたほうがむしろ『完』できてらk……
もとい、お話が終了してしまう。
まぁそんなストライピーフィッシュ戦以降調子に乗っているシットの最近がこちら↓だ。
いやぁ、僕って実は超強かったんだ。
ニードルフィッシュもストライピーフィッシュもボクにヒレも尾もでない。
ぐふふふふ。僕って実は隠れた才能があったんだなぁ。
シットがそんな身の程を知らない自惚れを強めていた時だった。
シットに奇襲をかける存在がいた。
キュウケツヤガラ RANK D-
自らの強さに胡坐をかき慢心するのは強者の特権。
弱者は強者の動向をうかがいながら脅えて生きるのが自然の摂理であるにもかかわらず、
愚か極まりない行為を取ったシットを救ったのはサイマーだった。
シットにキュウケツヤガラがその細長い口を突き刺して血を吸うその寸前で、
サイマーがキュウケツヤガラの吻にぶつかり、攻撃を逸らした。
シット達と比べはるかに高速で遊泳するキュウケツヤガラの攻撃を阻止したのは、
つい最近サイマーがゴゴゴカイ系の中でも遊泳力に優れたほうであるヒレツキゴカイに進化したというだけでは無かったであろう。
第一それでもキュウケツヤガラの速度には敵わないし、なんといっても奇襲だったのだ。
しかし奇襲だからこそ、キュウケツヤガラがシットの隙を掴むまでに時間があった。
それはサイマーがずっとシットの事を見ていたということなのだろう。
低知能生物の間に愛情が産まれるということはにわかには信じにくいが、
完全に否定できるものではない。
同じD-ランクのモンスターと比べ奇襲に優れたキュウケツヤガラであったが、
その攻撃の特性上、攻撃の始動は非常に速いが、獲物に止めを刺すためにその体液を啜っている間は無防備だ。
だからといって突き刺すだけでは回復力の高いゴゴゴカイ系には効果が薄い。
一瞬で止めを刺すには他の魚の様に食い掛かるのが一番シンプルでいいのだ。
しかしそうしようにもシット達はランクD+のシットとランクEのサイマーで2匹いるのだ。
キュウケツヤガラも無防備な姿はさらせない。
にらみ合うシット達とキュウケツヤガラであったが、決着は第三者によってもたらされた。
ロックオスプレイ RANK C
魚類を主食とする猛禽類のモンスターであり、
魚食の鳥類モンスターの中でもオスプレイ種は上位に入る。
キュウケツヤガラは突如上空から襲い掛かった奇襲者の爪によって捕えられた。
逃げようとするも爪はしっかりと食い込んでおり、
その細長いからだを利用して口吻を突き刺そうにもロックオスプレイの身体には、
弱ったキュウケツヤガラの針は突き刺さらなかった。
ロックオスプレイは雛たちのエサが確保できたと喜びの一声をあげて飛んで行った。
生き残ったシットだったが、その功労者に礼を言うわけではなかった。
それは上に立つ者としての上下を示すというものではない。
ただ単純に自分が偉くなったと自惚れていただけだったのだ。
弱いくせに自分が弱いことを忘れようとして、
底辺の癖に他者への感謝も忘れてしまった。
シットは少し強くなった代わりにとことん屑野郎になってしまったのである。
ヒレツキゴカイ RANK E
ゴゴゴカイの進化系の一つ。
遊泳力に特化したゴゴゴカイ。
口から吸引した水を排出口から出すことで少しだけ加速できる。
スクリューゴカイ RANK D
ヒレを回転させることで遊泳力が上がったヒレツキゴカイ。
ギョライゴカイ RANK C
口から吸引した水を排出口から出す機能を実用的なまでに特化させ、
高速で泳ぎ回る。スクリューゴカイの進化系。
キュウケツヤガラ RANK D-
ニードルフィッシュの進化系の一つ。
長細い身体に注射器の様な口吻を持ち、
相手に突き刺しその体液を啜る。
ミイラメイカーフィッシュ RANK C+
キュウケツヤガラの進化系。
急速に大量の血液を吸い取り、
代わりに消化液を吐き出し、内部を融かした後、
溶けた相手の身体を吸い尽くす。
キュウコンヤガラ RANK B+
相手の生命力を吸い取るキュウケツヤガラ系の上位モンスター。
進化条件はキュウケツヤガラのまま高レベルに引き上げる事。
ヒナピー RANK F
鳥系モンスターの基礎形態の一つ。
チックレプトラス RANK F
鳥系猛禽類モンスターの基礎形態の一つ。
ヒナピーから変化したり元からこれで産まれたりする。
チックオスプレイ RANK F
ミサゴのモンスターの基礎形態。
元々これで産まれたり、上記の2種から変化したりする。
大体の場合托卵種を除けば母鳥の保温の際、卵の段階でかなり種が固定されるため、
オスプレイ種からはこの状態で産まれる。
リトルオスプレイ RANK E-
まだヨチヨチだ。しかし嘴の突っつき攻撃と脚力は強くなったチックオスプレイの上位種。
ロックオスプレイ RANK C
水産物、特に魚を主食とする猛禽類のモンスター。
飛行能力に優れており空中での停滞、急加速、方向転換はお手の物。
ダイバーオスプレイ RANK C
潜水行動に特化したロックオスプレイの変異種。
メタルオスプレイ RANK B
ロックオスプレイの正統進化系。
錆びない金属でできており、全身が凶器。
狙った方向に正確に鋼のナイフたる羽根を射出できる。
デスメタルオスプレイ RANK A
決してパンクなわけではない。GO TO D●Cでもない。
非常に毒性の高い金属で構築された大型のメタルオスプレイ。
なぜか同種系のオスプレイ系モンスターにはその毒は効かないようだ。
羽根の射出速度が凶悪極まりないことになっている。
メガデスオスプレイ RANK S+
デスメタルオスプレイの進化系。任意で射出した羽根を爆発させることもできる。
死を振りまく高速機動要塞。幾つかの人間たちの航空戦力のシンボルにも使われる。
でも、その航空戦力を元ネタ自らが滅ぼしてしまったという笑い話もある。
一方巣での生活は捕食される側には想像がつかないほど円満。
他のオスプレイ種より大型の魚を捕獲するが、雛たちが食べやすい様にその羽で切り分けたり意外といい親してる。
ギガデスオスプレイ RANK SS
伝説の存在
エクサデスオスプレイ RANK SSS
EXAーDEATHエクサ(メガ ギガ テラ ペタの次の単位)であり、
EX-A-DEATHでもある。EXは超越(EXTRA)であり、絶滅 (Extinct)
嘗て勇者として存在し、覇権を魔王種と争ったり、
遥か遠い未来において別の星においてその星に飛来した魔王と戦いを繰り広げたりした。
SSS級は小惑星程度なら戦闘し勝利(破壊)できる戦闘力がある。生きた強化核兵器。
ちなみに最後の夢なボスとは関係ない。どちらかというと主人公たちがボスだからだ。