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とあるほしのものがたりSHIT!!第16話

帰ることにしたのはいいものの中々踏ん切りがつかない。

やはり優柔不断なので自分の決断も断行できないのだ。

『いつやるの?』

と聞かれたら、

『明日』

シットは前世からそう答える類の奴だった。

恐ろしいヤシャガニに見つからないようにしながら、シットは浜辺をうろついた。

ハマピョンを襲っては食べ、ヤシャガニからは逃げ、ウジツボを襲っては食べ、オイハギヤドカリからは逃げた。

ウジツボの毒にあたったが、超消化と超再生のおかげで無事に食べ切れた。これらを取る前に食べていたら死んでいた。

ハマピョンからは『はねる』と、ウジツボからは『微毒』『毒耐性・小』をてにいれた。


満腹になって動きが鈍くなったところをオイハギヤドカリに追いつかれて下の方を切断された。

切断した部分を食わせている間に、痛みに耐えながら身体を回復させつつ逃げ、

やっぱりまた掴まって、体の一部を切断されて喰われる。このサイクルがしばらく続いた。

シットの身体を食べ続けたオイハギヤドカリは、身体に蓄積した毒が一定量に達して息絶え、

今度は自分がシットに食われた。

シットの『針生成』は『刃生成』に変化した。



シットは群れに帰った時の仲間の復讐を恐れていた。砂浜にきて反撃されても生き延びれるだけには強くなってから、

巣に変えることにした。

結局、結構時間がかかり、

『明日』が『今』になったのはその1週間後だった。


種族 ゴゴゴゴカイ

名称 シット

レベル 24

ランク E+

属性  海 蟲 岩 弱点 特になし

HP205 SP74 ATK74 DEF73 INT999│(種 限界値) MAG37 RES48 DEX47 AGI25

称号  観測世界からの来訪者 我が仔を喰らうモノ 己殺し

スキル 異界の記憶 無性生殖 仲間を呼ぶ 柔軟性 刃生成│(NEW) 超再生 超消化 はねる

分裂 微毒│(NEW) 毒耐性・小│(NEW)




巣に帰った時にはいつの間にかモーブがいなくなってはいたが、

残っていた巣のゴゴゴカイ達は、多くの仲間を殺したシットを排除することなく

巣にとどまることを許してくれた。

実際はゴゴゴカイ達は何も考えてはいなかったし、怪我の治ったシットを食料とは見なかっただけだ。

それでも、その巣はシットにとって居場所であった。

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