詩　もう一回

作者：仲仁へび

　もう一回　頑張れって言われても　そのもう一回が苦痛なんだ

　もう歩けないよ

　ここまで　もう一回と言いながら　歩いてきた

　お前達は知らないだろうね

　もう限界でギリギリだったんだよ

　それでももう一回と自分に言い聞かせて歩いてきたんだよ

　たった一回が歩けないのかっていうけど

　その一回が歩けないほど

　今までもう一回を積み重ねてボロボロになって来たんじゃないか

　今までのもう一回が実らなくて疲れ果ててしまったんじゃないか

　もう一回と　呪いの言葉を呟かないで

「ストーリー」

　もうちょっとがんばるだけじゃないか。

　たった少し頑張るだけじゃないか。

　どうしてそれくらいの事ができないんだ？

読了ありがとうございます。

ネタバレとかでうっかり自爆するのと、活動できない時間が多いとか、もろもろの事情があるため、感想の返信はできませんが、もらったら全て読ませてもらっています。

ありがとうございます。