表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
支配者は世界を救う  作者: Zero
5/5

第3話【村人】

第壱章 第3話【村人】



ドレアと相談して建てた小さな酒場に入る。酒場には商品は置かれておらず、椅子や机が設置されている。エイジは、カウンターえと近づいていく。


すると、エイジの前に酒場を起動するというウィンドウが表示される。これはNPCを一体配置することで自動的に移民が来る機能を開放する物だ。商品がないので維持費のために結構高めのGが消費される。現状だと毎日10G、40日で破産する。それまでに生産体制を整えなければ…。


「とりあえず、しばらくはドレアかカミラがここの店を運営してくれ」


「かしこまったぞ。主様よ」


そして、今後の計画をドレアと練っていたらそこにアイシャ達が帰ってきた。しかし、その後ろにはアイシャ達以外にも複数人ついてきていた。


「マスター、ただいま帰還しました」


「おかえり、報告をお願いしてもいいかな」


「は! まず、周辺は東に森林地帯、南に山岳、北から西にかけて海が広がっています。そして東の森林地帯を抜けると平原が広がっております。平原の途中は大きな川が流れており、今回はそこで探索を終了して帰還することにしました。その要因の一つが彼らです。怪我をしていたのでカミラを探して先に治療してもらいました。どうやら移民のようです」


エイジは、酒場を建ててすぐに効果を発揮したことにツイていると感じた。普通であれば時間の経過はそこそこ必要になるのだが、その必要な時間は運要素、ランダムだ。今回は、理論値を出したということだ。


「よし、すぐに家を建てさせよう」


そういって、200を使って小屋を4つ建てる。連れてきた村人の数は10人、現在は鑑定スキルなどを持っていないのでステータスを除くことがガチャでの引いてすぐ以外できない。そのため詳細で大まかな指標となるランクを確認する。すると村人たちは全員D+だった。Fが最低でSSSが最高だ。ちなみに、ガチャ引きは基本的にS以上、Fは犯罪者のような者たちだ。Dは平凡でそこに+が付くので平凡でも優秀な方だ。


「とりあえず、酒場の運営と木こりを今は募集している。希望はあるか?」


ほぼゲームのような世界だが、一応リアル世界だと仮定して質問してみる。すると、一人の男が手を挙げた。


「あ、あの、俺達をここに住まわせてくれるのか?」


「あぁ、人手が足りないからな!」


「なら! 酒場をやらせてくれ、俺達家族は元々酒場を経営してたんだ!」


そういって小さな少女の手と嫁らしき女性を抱きしめる。


「いいよ。じゃあ、酒場の案内をドレアお願いするよ」


「かしこまったぞ」


そういって発言した男とその家族を連れてドレアが酒場へと戻っていった。


「あとは木こりと今のところは決めてないが今後できる仕事をそれぞれ割り振るつもりだ」


そして、屈強そうな男を木こりとして他を仕事ができるまで運搬などの使い魔の手伝いをさせる事にした。


>ザ・シエル帝国皇帝エイジの発展度が1上昇した。


人口が10人を超えたため発展度が1上昇した。発展度は人口や発展度を上げる建築物を建てることで上昇する。発展度が高ければ高いほど領土を広げる。逆に発展度が低いと領土を広げられない。


ちなみに、移民の男女比は成人男性5人、女性3人、女の子2人だ。

これで男6の女6くらいの比率になった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ