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支配者は世界を救う  作者: Zero
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第2話【拠点建築】

第壱章 第2話【拠点建築】



「アナウンスはあるんだな」


脳内に響いたアナウンスに対してそんな感想をエイジは抱いた。


「それで、主様よ。こんな何もない所からどうするんじゃ?」


ドレアが質問してくることに対してエイジは反応を示す。


「とりあえず、スキルで色々準備するよ」


ドレアとカミラは、開拓がある程度進んでいる状態でゲットした。初期段階ではいなかったのでアイシャだけがこの状況で何をするかを知っている状態だ。


「【創造(クリエイト)】」


現在エイジが持っている唯一のスキル。それを発動するとエイジの目の前に、設計、ガチャ、詳細、使い魔召喚の4つの選択肢が現れる。設計は建物などの設計を行うことで立体的にその場に立てる物を設計できる。3Dモデリングができる物だと思ってくれればいい。凝る人は凝るが苦手な人にはそこそこのバリエーションのサンプルがある。エイジはそのサンプルを軽くいじる。サンプルそのものだとコストが高い為、初期段階だと資材不足に陥りやすいからだ。


とりあえず、エイジはログハウスを1軒設計する。設計データは保存しておいて複製できるようにして置く。そして、一度4つの選択画面に戻り使い魔召喚を選択する。数を10にして召喚する。


するとエイジの前に魔法陣が現れ、そこに光の粒子が集まって小さな人型を作る。そうして10秒ほどで小さな悪魔のような存在が出来上がる。


「さて、7体で資材集めして残り3体で建築してくれ」


指示を出すと使い魔たちはそれぞれ作業しに行く。そして、エイジはもう一度スキルを発動し詳細を選択する。詳細を開くと配下一覧、資源量、国家規模などの詳細情報がグラフなども使い空中に表示される。これは、エイジの資産などを詳細化して表示してくれる機能だ。


現在、初期資材として木材1000、石材500、食料1000、1000Gを持っていたがログハウスの建設に木材300、100Gを消費し、使い魔召喚に500G消費して残り木材700、石材500、食料1000、400Gしか残っていない。


しかし、非常に少ない資材を見てもエイジは焦ることなく冷静に判断していく。残り1つの選択肢であるガチャを選ぶといくつかのガチャ画面が開く。装備ガチャ、雑貨ガチャ、キャラガチャ、施設ガチャの4つだ。迷わずキャラガチャをエイジは選択肢無料1回を選択する。


すると、エイジの目の前に大きなカプセルが落ちてくる。それは金色の光を放ったかと思うと突如虹色に色を変えて直視できないほどの光を数秒放つ。


光が収まったところには緑の短い髪をした小さな少女が一人ポツンと座っていた。


「ステータスチェック」


エイジが少女に手をかざしそうつぶやくと目の前にウィンドウが表示された。


☆★☆★☆★☆


名前:未設定

種族:選ばれし巫女ドワーフ (レア度:UR)

レベル:1

ステータス

-HP :300/300

-MP :120/120

-STR:260

-CON:280

-DEX:620

-INT:160

-POW:210

スキル

【鍛冶Lv2】【付与魔法Lv1】【魔力操作Lv1】【槌術Lv2】【頑強Lv3】

素質

【鍛冶適正S】【槌適正S】【製作適正A+】


★☆★☆★☆★


「うわぁ、一発目からUR確定かよ…。とりあえず、名前はストラスにしよう」


>ザ・シエル帝国皇帝エイジがURキャラクターの名前を設定しました。


「ストラスよろしくな」


「は、はい! 頑張ります!」


ストラスはおっかなびっくりした様子で返事をしてくれた。


「さて、これで俺の能力の確認も終わったからそれぞれ皆に指示を出していこうと思う」


「はっ!」


アイシャ達3人はすかさず傅きそれを見たストラスも慌てて傅く。エイジはそれを見ながら頷き話を続ける。


「まず、アイシャは周辺の確認と危険そうなのの間引きを頼む。ドレアと俺はここで拠点建築の指揮を取る。カミラはストラスを連れてレベリングをしてくれ。以上! 何かあるか?」


「かしこまりました」


そういって俺たちは拠点の建設へと取り掛かった。



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