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第4話 ローリングサンダー再び

んん…なんか頭が柔らかいものに……ん?柔らかい?


「くぁwせdrftgyふじこlp;」


「あ!起きた!にいだいじょーぶ?」


「あ、ああ。」


りんが相手なのにローリングサンダーを決めてしまった。童貞というのも考えものである。


「今回はりんだったか…」


あのサムズアップはなんだったのだろうか?


「さっきまではち…」


「言うな!それは、りんが言うべき言葉ではない。」


いろんな意味で。


「………?わかった!」


ああ…めっちゃいいこ………


と、い、う、かァァァァァァァァァ

またやりやがったなチン子ォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ


「ハァ…ハァ…」


「つかれてるなら寝ないと!ほら!」


りんがぽんぽん膝を叩いている。


「えーっと…」


「…………いや?」


「いえ。末永くよろしくお願いします(真顔)」


首かしげてる。かわいい。


「?どーぞ」


「あ!もふもふのフェンリル姿なれない!?」


「できるよ?」


りんがぽん!ともふもふになった。


テンションあげあげである。


「ごろんってして!ごろんって!」


「こう?」


「そうッ」


ちょっと伏せを少し横に倒したかんじの姿勢である。


お腹に背を預け目を閉じる。


あ…あぁ……あぁぁ………

拝啓。お母様。お父様。天国はここにござった。


俺は深い眠りについた。








目が覚めると暗闇だった。しかし、もっふんもっふんなのである。


どうやら、寝ているうちにうつ伏せになっていたらしい。


これが人をだめにするもふもふといつやつか。(真顔)


もふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふも


「ん……にい?」


ハッ


「俺は…なにを………」


顔を埋めながらもごもごいってみる。


「んっ…くすぐったいよー」


か……かわいい…………………


ぷるぷるぷるぷるぷるぷるぷる


や、やばい。耐えろ。耐えるんだ俺。その扉は開いてはいけない。


「もう夜だね?ご飯食べに行こ!」


「あ、ああ」


これほど名残惜しく思ったことがあるだろうか。いや、ない。










え?お座敷?宴会でもするの?と言いたくなるぐらい広い部屋に案内された。


ちなみに、りんは耳と尻尾だけの状態に戻っている。


真ん中にぽつんとテーブルがあり、すでに二人が座っていた。


チン子を幼女神ことりんのお母さんの隣に移動させ、りんと隣り合う形で座った。


「あなた、名前は何ていうの?」


「だってよチン子」


「あなたに言ってるのよ!」


どうしよ。やっぱ異世界だし…偽名か?じゃあ…


「カイトだよ」


「かいと?」


「りんには《にい》って読んでほしいな」


「わかった!」


「ねぇ、なんでにいなのよ?」


「可愛くないですか?」


「た、たしかに…」


「にぃ…?」


「う゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛」


は、はきそう……


「あらぁ、失礼ねぇ」


「うるっせぇわ。とにかくだ。チン子お前はだめだ。」


「ところで、気になってたんだけど…本当にち……って名前なの?」


「違うわよぉ〜」


「色々あってな。」


「き、気になる……って、違うわ。本当の名前はなんなの?」


「タケルよ」


幼女神が目を丸くしてらっしゃる。


「オカマッチョなのよ〜」


自分で言った!?

お前はそれでいいのか。


「お母さんは?」


「だからお母さん呼びは許してないわよ!まったく。里桜よ」


「里桜お母さん。娘さんを僕にください。」


「………………………」

お母さんフリーズ。

「…………………っ」

お母さん再起動。

「グフォァ」

お母さんビンタ。


「どうしたの?」


かわいい。りんマジ天使。でもまじいてぇ…


「りんは大きくなったらね。てか冗談じゃないですか…」


「そ、そう。ならいいのよ」


ホッとしてる里桜ちゃんかわよ。


「じゃあご飯運んでくるわね。」


「あ、手伝いますよ」


「お願い」

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