妹に会いたいですか?
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締めはディナー。
「えーっと、ホント大丈夫なの?」
「驚いた? 実は俺も初めて」
「コース料理なんてテレビか映画でしか見たことないわよ。なんだっけ? ドレスコード? あたしらこんな格好でいいの?」
「そこまで畏まった店じゃないってさ」
「それならいいけど…… すっごい緊張するわ」
「嫌だった?」
「嫌なわけじゃなくって。なんか落ち着かないっていうか」
「うーん、失敗だったかなぁ」
「そ、そんなことはないわよ。ちょっとびっくりしてるだけ。すぐに落ち着くと思う」
「そうか? それなら良かった。せっかくの料理だし、リラックスしていただこうよ」
「ええ、でもいいの? ものすごく高いんじゃ……」
「ああ、それは気にしなくていいよ。親がスポンサーってのは言ったよな。実は最初俺が相談した時にいくらか貰ったんだけど、後から妹が親父にお願いしてくれて追加でまた貰えたんだよ。親父は妹に超弱いからなー」
「あはは、妹ちゃん様様だね」
「ああ。妹が話を始めた時には親父も苦い顔してたんだけど、妹が、えーっとなんだっけ、そうそう、『一世一代の』とか『これを逃したら』とか『孫の顔が』とかなんのこっちゃわからんこと言って説得?、してたらだんだん親父も真顔になってきて、『そうか』とか言って納得してたみたい。よくわからなかったけど、とにかく妹のおかげだよ」
「ふ、ふーん、そ、そうなんだ。妹ちゃんってめちゃくちゃいい子じゃん」
「おう。宇宙一可愛いぞ」
「シスコンめ」
「シスコンじゃねえ」
「ふふっ 気立てが良くって可愛くて。あたし兄弟いないからちょっとうらやましいわね」
「やらんぞ」
「独り占めしなくてもいいじゃん」
「妹ラブ」
「キモいってば。それにしても、話聞いてるとあんたとこの家族って仲いいみたいね」
「まあ、普通じゃねーかな? 親父は妹に甘々だけどな」
「あんたもたいがいよ」
「そうか? ま、仲悪いよりいいんじゃね?」
「そうだけど。あー、なんかやっぱり妹ちゃんに会ってみたい。今度会わせてよ」
「無理」
「なんでよー。いいじゃん、ケチ。会わせて会わせて会わせてー」
「はぁ、まったく。……そうだな。今度妹に話してみるよ」
「うそ!? ほんと!?」
「どっちだよ」
「いいの!? なんか嬉しい!」
「いや、まだ決まったわけじゃないから。妹次第だからな」
「きゃーきゃー」
「はしゃぐな。まだ決まってないっつってんだろ」
「あーん、すっごい楽しみー。うへへー」
「話聞いてねぇし。なに蕩けてんだよ、ほら、前菜来たぞ」
「わーい うへへー」
「顔、緩みっ放しじゃねぇか」
コース料理うまかった
ついに邂逅するのか?




