設定資料まとめ《 ベルツァール王国についての覚書》髭のないドワーフ著
今回はちょっとした設定まとめみたいな回です。
興味がなければ読み飛ばしてしまっても構いません。
ツッコミやご感想などお待ちしております。
ベルツァール王国についての覚書
(髭のないドワーフ著)
・統一ベルツァール王室年代史(統一暦使用)
0-15 アルフレート 聖王 王権を譲り旅路へ
15‐77 ウィリアム一世 復興王
一四歳で即位。歳老衰により眠るように崩御(享年91歳)
77-89 ジグスムント一世 謙虚王
他種族の自治権拡張などを行った、日和見政策とも。肺炎により崩御(享年69歳)
89-89 ジョン 蛮勇王
竜の怒りに触れ焼死。在位期間二一日(享年22歳)
89-105 ウィリアム二世 騎士王
統一百周年に勃発した五年戦争において常に先陣に立つも戦死(享年42歳)
105-145 ウィリアム三世 融和王
各種族間を取り持つこと、その制度確立に尽力。肝硬変により死去。
大酒のみであったことが原因と思われる。(享年64歳)
王妃カタリナによって以後の王は高地風の名前だったり?
これより以前の時代を『復興期』と呼ぶこともある。
ベルツァール統一戦争における戦禍の終息による。
この『復興期』に起った『五年戦争』は、主にエルフと半獣族との不和を発端とする種族間紛争に、属州ノヴゴールの氏族との自治権を巡っての紛争が統合されたものである。
タウリカはこの『五年戦争』において前線基地、戦略拠点とされ、以後、タウリカを治める貴族は辺境伯を抱くことになる。
145-150 ジグスムント二世 太陽王
金の採掘に性を出した。ドワーフに有利な政策をたてエルフを森に閉じ込めた。
鉱山にてゴブリンの王国を掘り当ててしまい、獅子奮迅するも嬲り殺される。(享年24歳)
150-159 ジグスムント三世 練金王
兄がゴブリンに嬲り殺されたこともあり、在位期間のほとんどを国内の《害獣駆除運動》や錬金術に費やしたが、民からの人気は高かった。
属州ノヴゴールに害獣が流入し治安が悪化するも、無関心であった。謎の首吊り自殺。(享年27歳)
ジグスムント三世が独身であったため政治的混乱に見舞われる。1年の空位期間。
この間をなんとか取り纏めていたのが、現在のニルベーヌ・ガルバストロ卿らしい。
当時は諸貴族の権益争いで泥沼化していたところを、王室の後ろ盾を得て摂政として国土を治める。
160-199 ウィリアム四世 賢王
ウィリアム三世の四男の家系出。絶対王政の廃止と議会開設、各地要所に要塞を建設。(一部は錬金王時代に原案がある)
司法省を設置し、財政悪化改善策のためにヴァーバリアとロウワラの独立を承認など、現代のベルツァールに関わる事柄に大きく関わっている王。
実力主義で厳格であったという。統一200年を前に暗殺される。(享年64歳)
200- ジグスムント四世 現国王。
前王の大改革の尻拭いをさせられているような状態。
前王から引き続きガルバストロ卿を登用している。
・統一歴
聖王アルフレートのベルツァール統一を記念して、各種族の第二年号として用いられるようになった。
統一歴1年から現在まで200年を数えている。最近の人間は統一歴を中心とし始めているらしく、書類ももっぱらそうなっている。
・一年の歩み
春=種子季
夏=施恵季
秋=収穫季
冬=竜眠季
一季は三ヶ月区切りとなっており、主に農作業などから名称が定められたと推測される。
これは南のリンドブルム公国でも同じであり、冬を表す「竜眠季」は公国から輸入されたものかもしれない。
季節の区切りを表する習慣のない他の種族でも使われている。
文化圏早見表
(読書による知識と接客においての所感による。後日変更の可能性十分あり)
エルフ
森を主に住処とする。狩猟、農耕両用。蜜蝋主体。
衛生概念高。中立的外交政策。武力中立。戦闘力最強。
ドワーフ
鉱山、地下を主に住処とする。狩猟寄りだが農耕両用。獣蝋でも関係なく使う。
衛生概念低。干渉主義。高圧強欲的。鉱山(家族)至上主義。血の絆は最強。
人間
平野部を住処とする。農耕寄り狩猟。貧民獣蝋、蜜蝋は高い。
衛生概念中。商業的外交政策。経済的中立性。数は多いが実は戦闘力は低い方。
半獣人
山岳部や森を住処とする狩猟民族。そもそも灯りをあまり用いない。
衛生概念低。対エルフ外交。民族至上主義。領土的問題。寿命やや短し。
ファロイド
あちこちを住処とする遊楽民。蜜蝋主体の生産業主力。
衛生概念高。非武装中立。楽観主義。長生き。鉄器以外の生産職人。
・ベルツァールはこれらの多種族が入り乱れている。
前世界の多民族国家に近い。崩壊しないかとても心配。
常備軍の存在は今のところ確認できず。私兵はいると考えて良い。
後日、ガルバストロ郷に手紙を送る←(重要)