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世界がひっくりかえっても  作者: ユリイカ
終わりと始まりの日
3/6

始まりの産声






()れそ彼は、慈しみの子

声を聴けや、最果ての」



薄暗い景色の片隅で、女が紡ぐ言の葉は水面の波が円を描くように消えていく。

落ちかけた夕日は血のように朱く、その日ひとつの産声が小さく泣いた。



「誰れそ彼は、慈しみの子

声を聴けや、最果ての」




「誰れそ彼は、永久(とこしえ)

紅き灯りや、永遠(とわ)の灯火」



女の声は朗々と続き、美しい唄は産まれた子へ贈られる子守唄だった。




「誰れそ彼は、慈しみの子

声を聴けや、最果ての」



「誰れそ彼は、永久(とこしえ)

紅き灯りや、永遠(とわ)の灯火」







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