第一話「親友からしる話」
ある、場所、摩可打数に、魔王サクライズが町を襲い始めた! 人類絶滅危機のニュース。しかし、そのニュースを見た少年は… 「僕が救えるんじゃ!?」 しかし、彼は周りをキョロキョロと見ると背筋がつめたくなった。 「洋。そんなわけないでしょ。早く、パン食べちゃいなさい。遅刻するわよ。」 母親が冷たく言う。無理も無い話だ。彼、山谷 洋介は、ファンタジーゲームや、マンガを読みすぎて、変な事を言いまくるのだ。母親も、姉も、父親も。まだ、呆れてないのは、おばあちゃんぐらい。いわゆる、ちゅうにびょう と、彼は自覚していた。 -二十分後- 登校中 「よう、洋介。お前、摩可打数町知ってるよな?」 洋介は 「うん」と答えた。親友の勇治だからだ。 「ある、ゲームから、魔王は来てるらしいぜ。やれば、魔王を、倒す事だって、出来んじゃないのか。」
親友勇治は、時々、洋介をバカにする。洋は羊みたいと言うのもあるらしい。しかし、つい、洋介は、こう答えてしまった。 「そ、それって、何て、ゲーム?タブレットで、出来る?」 (やべっ。心の声を出しちまった。)中学二年生が、親友に、色々、教えて貰うなんて、カッコ悪い。笑いをこらえて、言った洋介だが…。 勇治は、すごく、真剣に、真面目に 「ダークキングだ。」 (ダークキング聴いたことある。)確か、闇王とも読むんだよね。何で、そんな真剣そうなんだろう。すると勇治は
「そのゲームで、起き始めた不幸な事は、実際に、起きると言われているんだ」 勇治は何ゆってんだよ? ちょっと苛立つ。 「僕は、やってみるからな。勇治、タブレットでも出来るか?」 「あ、ああ。出来るが、VRゴーグルが必要だ。」 「うちには二つあるな。勇治、やりたいんなら、家の秘密基地に、来い。俺は、三日月 綾音を、呼ぶ。」 綾音は、小学四年生から、ずっと、クラスが、同じのクラスメイト。仲は、結構良い。 -二年一組 休み時間二十分休み - 「綾音!」 洋介は校庭で、叫ぶ。綾音は、タンポポを見ていたらしい。そして、こう言った。 「どうしたの?洋介くん。何か用?」 「実は…」 勇治と話したことを、話す。 「分かった。その分、ポテトチップス リンゴ塩を買って」 「オッケー」 気分が乗った洋介は、まだ知らない。危機に襲われる事を-。