自販機連絡の兄弟協定
第7話「自販機連絡の兄弟」
妹と1万円を手に買い物にいくことになった。
「どういうの買う?」
「そーだね、やっぱり携帯欲しいよね!」
「携帯か、、だが一万円で契約を結べるとは思えないぞ」
「わかってないお兄ちゃんは!プリペイドカードを買うんだよ!」
「それって公衆電話にしか使えないやつじゃないか?」
「そ、それ、だけどね応用次第でどこでも電話ができるものに変わるんだよ!」
「そうなのか、ぜひとも教えてほしい」
「カードは公衆電話意外にも自販機で買い物ができたりする、それを使って連絡を取れるんだよ!」
「あんまり言ってることがわからないんだが、自販機で連絡が取れるのか?」
「そ、自販機っていうのは、poseシステムっていうのがある、言わゆる買ったら記録を残しておくシステム」
「うん、それでどう連絡を取るんだ?」
「poseシステムのすごいところは自販機を開けるだけで。何時何分に買い物した
がわかるの」
「んーなんかわかったような、つまり、自販機を開けて2人で連絡を取ろうってことだな」
「そういうこと!2人しか思いつかない商品の買う配列を決めて、それで連絡を取ろう!」
「じゃ、コーラとコンポタージュの組み合わせで待ち合わせの意味にしよう」
「わかった、確かに、その組み合わせで、買う人はまずいないね!」
そして2人の連絡手段が自販機あるところすべてとなった。
「もしはぐれたら、自販機を開けて、その配列で買った自販機を探すってことだな」
「うん!これでもう2人は自販機で一緒だね!」
そしてプリペイドカードを五千円分互いに買い、連絡手段の購入に成功したのだった。